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汗っ掻き坊主

    「あぁ、ここ。この辺り、結構汗掻いてますねぇ」

  「え? ……あ、汗?」

   「ほら、この辺り。これ、汗ですね」


  犬は汗を掻かない……、

私が子供の頃はそれが世間の常識だった……ように思います。

  今でも「犬は汗なんか掻かないよ」と話す人は多いです。

     でも、掻くんですよね、これが。

  
   「これ、汗なんですよ」

  たもつの背中、先生が毛をかき分け指差すところ、

     ジットリしっとり湿ってる。

    肉眼で分かるほど、皮膚が濡れているんです。

  「(診察台に上って)緊張してるのかな?」と先生。

 「緊張なんてまさかぁ(病院大好きだし)」と苦笑いする私。

    「アトピーの子には多いんですよ、汗掻く子」と先生。

   へ? そうなの?


    犬の場合、汗腺は2種類。

① エクリン腺……、

   足裏や鼻の頭等限られた部位にのみあります。

  人間でいうところの、汗腺ですね。

② アポクリン腺……、

    ほぼ全身にあります。

  人間でいうところの、脇の下の臭いを出す腺です。


 アポクリン腺からの排出物には、細胞の一部も含まれます。

    その中にはタンパク質等も混じっています。

  そのタンパク質が雑菌の繁殖を促進し、

      結果皮膚病にも罹り易くなってしまいます。

    汗っ掻きの坊主は、細菌を繁殖させ易い身体ってこと?

 夏場は特にまめにシャンプーしてあげるのが重要。

    坊主はシャンプー嫌いだけど、この夏は頑張りました。

  だって、浴室に連れて行っただけで嘔吐くし、

    本当にケポってしたこともあるし、

シャワーで流し始めた途端強烈なオナラを放つこともある。

   ストレスが反って身体に悪いんじゃないかと思うほど、

     坊主は洗われるのを拒みます 


  月曜日、病院へ行ってきました。

    あちこち治療中なので、経過を診て頂く為です。


 まずは「外耳炎」の状態。

   9月末、炎症を起こしていた坊主の耳の中。

  先生に耳洗浄してもらい、

 一時的にフルメタローション(ステロイド剤)で炎症を抑え、

それからタリビッド(非ステロイド剤)の点耳を続けています。

       15-10-20_828.jpg


   経過はまずまず(発見が早かったお陰)

  再度耳洗浄して頂き、タリビッドの点耳を継続。


 続いて「ニキビダニ」の状態。

これがね「もう、(ニキビダニ)見つかりませんねぇ」って。

    目の周辺、足先、脇腹、脚の付け根等々、

  怪しいと思われるありとあらゆる場所を確認しましたが、

      ニキビダニは出ませんでした。

   通常治療に3ヶ月は掛かると言われているニキビダニ、

    2ヶ月と掛からず退治することができました。

        ミラクル!

   それでも「まだ様子を見た方がいいので」ということで、

      あと2週間、シロップを服用することに。

    オフロキシン眼軟膏については保湿という程度に継続。

  それでも前進ですよ。目の周りのハゲも止まったしね。


 それから新たな症状も出てきているので……。

    秋の花粉がもの凄く飛び交っているらしく、

   目(とその周り)が痒くて堪らないらしい坊ちゃん。

      目薬が出ました。


   15-10-20_832.jpg

    ロメワン(非ステロイド剤) 抗生物質です。


   15-10-20_833.jpg

   ヒアール(非ステロイド剤) ヒアルロン酸です。


    間を5分空けて点眼。1日3回です。

     目ヤニが減りました。

 夫が上手に点眼できるようになったので助かります。


    次に、カイカイについて先生にご相談。

  質問は「うちの子、洗い過ぎじゃないですか?」ということ。

    夏から秋にかけ、

 3種類のシャンプーを駆使し洗われまくっていた坊ちゃん。

   これって、ひょっとして洗い過ぎじゃありませんか?

  もしかして、皮脂を取り除き過ぎなのでは? 

     実はもっと保湿が必要なのかもしれないし……。

   ……で、冒頭の「汗っ掻き」の話が気になった訳でして。

「汗掻いて湿ってるってことは、

     これ、保湿は必要ない……?」と質問してみると、

   「あ……。それとこれと、話は別です」と先生。

  夫に話したら「それくらい、俺にでも分かる」って(汗)

 薬用(クロルヘキシジン・マラセブシャンプー)については、

    もう必要ないということになりました。

   マラセブシャンプーについては、

  マラセチア・真菌の増殖を防ぐ為に有効なので、

    残っているシャンプーは使用することに。

 今後は、アデルミルで週1~2回を目安にシャンプーします。

   保湿についても質問を。

  先日、ビルバック ダームワンを購入しました。

 まだ届いてないので、使い心地については後日。

  先生からは「試してみて様子見を」と言われました。

 処方する医師も多いようなので、期待してるんですけどね。


    この春先からの状態を検証すればするほど、

 食物アレルギーの可能性、これ、疑う余地がないんですよね。

  アレルゲン陰性の(筈の)小麦を除去してからまだ10日ほど、

   それでも脇腹から背中に掛けての引っ掻きが減り、

     足先を齧る頻度も若干ですが減りました。

       ウ○チの調子も格段に良くなったな。

 寝るのも忘れて齧り続けるということはもうあまりなく、

     夜もスヤスヤとよく眠っているように思います。

    
    だから、


   15-10-21_1457.jpg


     洗濯物グシャグシャにされても、

    安眠できているなら大目に見ちゃう。
   


   食物アレルギーの場合、

アレルゲンを除去しても効果が見られるまで1~2ヶ月掛かります。

     発症するのも、

 アレルゲン摂取から1~2ヶ月後ということが珍しくありません。


    この夏は痒みが酷く、

 更にはステロイド剤を断たなければならない事態にもなり、

   皮膚の状態はこれまでにないほど悪いです。

    それでも、時間を掛けてでも、

 食事とシャンプーで皮膚コントロール、これが理想です。


   それから、おまけ……。

  「薬にサヨナラ」と言いつつ、

     新薬のことも少し記録しておきます。

 「APOQUEL」

Zoetis社(PfizerのAnimal Health部門が分社独立した企業)が開発、

 2013年FDA(米・食品医薬品局)から承認を受けた新薬です。

 臨床試験の結果、アレルギー性皮膚炎に伴う掻痒の治療と

アトピー性皮膚炎の制御に効果的であることが示されました。

   14日目までは1日2回、その後維持療法として1日1回。

  最も一般的な副作用は、嘔吐・下痢。

 その他、不活溌状態・食欲低下・皮膚の炎症或いは感染・

   耳の炎症或いは感染も報告された……って、そんなに?

  感染やニキビダニに対する感受性を増加させ、

腫瘍性疾患を悪化させる場合がある……とも書いてあるけど。

  ステロイド剤のような副作用がない薬だって聞いてたんだけど、

     こちらもそこそこの副作用がある様子。

米国内で2014年までには利用可能になると言われていたけど、

  結局処方されるようになったのは今年に入ってからみたいです。

    米国内で使用を開始した方の感想を見付けました。

   「めちゃめちゃ効くっ!!!」なんて、書いてあります。

 薬にサヨナラしたいけど、

     いざという時の為に記憶しておかなくちゃ。

   新薬の話は、以前先生から聞いたことがあったんです。

「日本に入ってくるのはもう少し先になるかも」と言われていたし、

   入ってきたからってすぐ使うのはちょっとコワイし、

     まあ、そういう薬もあるんだよってことで……。





    15-10-22_945.jpg


        元気は余ってるんだけどね。




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非公開コメント

知らなかった・・・(-_-;)

汗、かくんですねぇ

唯一、肉球の部分だけって
思ってました。

そうなんですねぇ・・・

それにしても、たもちゃんの治療、
お薬、たくさんですね・・・
それでも良くなってくれるのなら・・・
って、頑張るたもつ先生、
本当、ご苦労さまです。

ヒトの子も、わんこも・・・
アレルギー抱えると、何かと大変ですね。

でも、私が赤ちゃんの時には、
100人に1人と言われたんですよ。

今は、生まれてくる子どもの
6割強だそうです。
わんこのアレルギーも確実に増えていますよね。

昔々、わんこが外で飼われていた頃、
そんな話は聞かなかった。
ヒトさまの残りご飯食べてたわりには。

日本の家屋は、
わんこを家の中で飼うのには向いていないですよね。
そのせいもあるのかな?
と、思ったりもする、このごろです。

たもちゃん、たもつ先生、
くじけずに、疲れずに頑張ってくださいね\(・_・)


アルままさま

汗……っていう表現が正しいのかどうか分かりませんが。一応、先生は「汗」と言っていました。
本当にしっとりしていてビックリ。嬉しさの余り病院までダッシュだから、興奮状態にあったのかな。
ここに挙げた薬は一時的なもので、痒みを抑えるものは非ステロイドの軟膏1種類です。本当は即効性のあるステロイドを使いたいところなんだけど、頑張って乗り切ってもらうつもりです。
アレルギー症状って生死に関わるものじゃないし……と見られがちなんだけど、日々の生活が影響してくるから油断大敵です。
ワンコのアレルギー発症や重篤化に7~8歳頃の子が多いのも、それまでの蓄積で陰性だったものが陽性に変わることもあるからで、日々の観察が本当に大切なんだなと痛感しています。
生まれてくる子どもの6割強がアレルギーだなんて、今の親御さんたちは大変ですね。
動物のアレルギーが増えたのは、一部にはドッグフードのせいとも言われていますね。他には嗜好性ばかり追求したオヤツのせいとも。
外飼いの子って、実は丈夫みたいです。気密性の高い住環境は、アレルギーには良くないそうなんです。うちなんていつでも窓開け放ってるのにな……。
アルままさん、いつもホントにありがとうございます i-178
プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ

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