大人の世界
「たもちゃ~ん、中に入って~」

日向ぼっこ中
只今大規模修繕中のたもつマンション。
今日はベランダに作業の人がやってくる……予定。
洗濯物も干せないし、邪魔な物も片付けなきゃならないし、
なんたって、お前さんを作業のお兄さんと鉢合わせさせないことが、
本日の私の最重要課題
「たも~、ほら入って~」

外の物音に集中してます。
「ほら~、た~も~
」

なんだよもぉ~
ベランダにいつ来るの~とソワソワしてたら、
なんだか玄関ポーチの方が騒がしい状況に。
エレベーター前の我が家、
どうしても、人声、機材の音、色々気になっちゃって、
坊主はずーっとソワソワフガフガ
「たもちゃん、そっち行かなくていい!」
落ち着かないので、新しいオモチャでおびき寄せます

母ちゃん、なにそれ
オモチャ遊びも5分と持たず……
予定が狂うけど、散歩に出ました

いいお天気過ぎて、ちょっと暑い

そういえば子供の頃、
「たんぽぽの綿毛が入ると耳が聞こえなくなる」って、
友達みんなが言ってたな。
面白がった私は、
みんなの横顔に向けて綿毛を吹いてたけど。
それが単なる噂だと知ったのは、
大人になって随分経ってからのことでした。
子供の頃は、

「コーラを飲むと骨が溶ける」……とか、

「コーヒーは大人の飲物だ」……とか、
訳分からない理由で規制されてたことが、
たくさんありました。
幼稚園に通ってた頃、
近所のお友達の家で初めてコーヒーを飲んだんですよね。
彼女も私同様「コーヒーは大人の飲物」と言われ育ったようで、
「○○ちゃん(←私のこと)お客さんなんだからいいでしょ?」と、
母親に特別に頼み込んでいましたね。
お客さんが来たらコーヒーでおもてなし、
日頃そんな風景を彼女は見ていたのかもしれません。
勿論ブラックなんかじゃないですよ、
クリープ(商品名出しちゃった)たっぷりのコーヒー。
「大人の飲物」のコーヒーは、
甘美な香りも夜の香りもしませんでした。
「大人の飲物」に過剰に妄想を膨らませていた私にとってそれは、
淫靡さの欠片もなければ禁断を思わせるものでもなく、
ただ「子供の飲物じゃない」と決定づけただけの、
未来の飲物になりました。
子供の頃は、
オヤツの量も種類も母の管理下にあり、
スナック菓子はほとんど未体験、
板チョコは多くて1列だけ(3欠けかな)、
買い食いも許されなかったので駄菓子屋さんの楽しさも知らず……。
それでもこの歳になってみると、
大人たちに管理されることがどれほど気楽な身分なのかと、
気付くようになるんですよね。
オマケ付きお菓子だって大人買いできるし(したことないけど)、
板チョコだって誰に遠慮することなく丸かじりできるし、
なんたって、制御する人がいませんからね。
だけどその分、自分のことは自分でちゃんと管理しなくちゃならない。
板チョコだって食べ過ぎれば鼻血が出るし(たぶん)、
オマケ付きお菓子を大人買いしてたら破産しちゃう(かも)。

たもつくん、
大人になるって、なかなか荷の重いことなのだよ
けど、「コーヒーは大人の飲物」って、
いったい誰が言い出したんだろ?

日向ぼっこ中

只今大規模修繕中のたもつマンション。
今日はベランダに作業の人がやってくる……予定。
洗濯物も干せないし、邪魔な物も片付けなきゃならないし、
なんたって、お前さんを作業のお兄さんと鉢合わせさせないことが、
本日の私の最重要課題

「たも~、ほら入って~」

外の物音に集中してます。
「ほら~、た~も~


なんだよもぉ~

ベランダにいつ来るの~とソワソワしてたら、
なんだか玄関ポーチの方が騒がしい状況に。
エレベーター前の我が家、
どうしても、人声、機材の音、色々気になっちゃって、
坊主はずーっとソワソワフガフガ

「たもちゃん、そっち行かなくていい!」
落ち着かないので、新しいオモチャでおびき寄せます


母ちゃん、なにそれ

オモチャ遊びも5分と持たず……

予定が狂うけど、散歩に出ました


いいお天気過ぎて、ちょっと暑い


そういえば子供の頃、
「たんぽぽの綿毛が入ると耳が聞こえなくなる」って、
友達みんなが言ってたな。
面白がった私は、
みんなの横顔に向けて綿毛を吹いてたけど。
それが単なる噂だと知ったのは、
大人になって随分経ってからのことでした。
子供の頃は、

「コーラを飲むと骨が溶ける」……とか、

「コーヒーは大人の飲物だ」……とか、
訳分からない理由で規制されてたことが、
たくさんありました。
幼稚園に通ってた頃、
近所のお友達の家で初めてコーヒーを飲んだんですよね。
彼女も私同様「コーヒーは大人の飲物」と言われ育ったようで、
「○○ちゃん(←私のこと)お客さんなんだからいいでしょ?」と、
母親に特別に頼み込んでいましたね。
お客さんが来たらコーヒーでおもてなし、
日頃そんな風景を彼女は見ていたのかもしれません。
勿論ブラックなんかじゃないですよ、
クリープ(商品名出しちゃった)たっぷりのコーヒー。
「大人の飲物」のコーヒーは、
甘美な香りも夜の香りもしませんでした。
「大人の飲物」に過剰に妄想を膨らませていた私にとってそれは、
淫靡さの欠片もなければ禁断を思わせるものでもなく、
ただ「子供の飲物じゃない」と決定づけただけの、
未来の飲物になりました。
子供の頃は、
オヤツの量も種類も母の管理下にあり、
スナック菓子はほとんど未体験、
板チョコは多くて1列だけ(3欠けかな)、
買い食いも許されなかったので駄菓子屋さんの楽しさも知らず……。
それでもこの歳になってみると、
大人たちに管理されることがどれほど気楽な身分なのかと、
気付くようになるんですよね。
オマケ付きお菓子だって大人買いできるし(したことないけど)、
板チョコだって誰に遠慮することなく丸かじりできるし、
なんたって、制御する人がいませんからね。
だけどその分、自分のことは自分でちゃんと管理しなくちゃならない。
板チョコだって食べ過ぎれば鼻血が出るし(たぶん)、
オマケ付きお菓子を大人買いしてたら破産しちゃう(かも)。

たもつくん、
大人になるって、なかなか荷の重いことなのだよ

けど、「コーヒーは大人の飲物」って、
いったい誰が言い出したんだろ?
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