想定の上をいく……
東北旅の続きです。
夕刻宮城県南三陸町を発った私たち、
東北道にて東京方面を目指しますよ。
通常なら一気に帰京というところなのですが、
この日は栃木県宇都宮市内に宿を取っていました。
(もうちょっと頑張れば東京なのに?)というところなのですが、
実は翌日宇都宮市内でイベントを控えていたのです。
しかし、今のビジネスホテルってクオリティ高いですね。
大浴場はセキュリティ万全で女性にも安心だし、
朝食バイキングは品数豊富だし、
室内もとても清潔に保たれていたように思います。
何より印象的だったのが、
備え付けシャンプーが我が家で使っているものより
上質かも?ということでした。
洗い上がりの指通りが、
いつものものよりはるかに良かったのです(笑)

たもちゃんもね、笑ってますよ。
宇都宮に宿泊したのはイベントがあるから……と前述しましたが、
実はこれに関してはひと言言いたい(笑)
この日は「とちぎ国体」開会式の日。
「その開会式に際しブルーインパルスが展示飛行をする」と、
そして当初の夫の調べによると
「どうも午前中に飛ぶらしい」とのことで、
「それなら宇都宮前泊だね」と今回の宿を予約した訳ですが……。
予約後私がふと「とちぎ国体」のHPを覗いてみると、
(ん!? ブルーインパルス飛ぶの、午後2時過ぎになってるけど?
いやいや、これ、どういうことよ?)
夫を詰問 夫に確認してみたところ、
「なんか……、誰かが書いてた……」と何ともあやふやな答えが。
「それって、口コミ的な?」
「うん」
「どーして公式見ないのよ? 公式が正解でしょーが!」
あ、決して詰ったりなんかしていませんよ。
ただね、ホテルのチェックアウトは午前10時、
ブルーインパルスの飛行が午後2時15分頃、
この間の埋め合わせ、一体どうする?
この4時間って隙間、実に微妙な空白なんですよね。
ちょっと足を延ばせば観光するところは様々あるのだけれど、
4時間って実に微妙。
本来の目的であるブルーインパルスを見逃したら意味がないし、
下手な動きはできないのです。
あれこれ検討の上、結局、車を駐車場に置き、
宇都宮市内を散策することで落ち着きました。
都内だと車置いてブラブラなんて決してしないんですけどね、
駐車料金が高いから。
そういう意味では街中を散策なんて
新鮮な体験で良かったのかなとは思います。

二荒山神社。

95段の石段です。

高台に鎮座しているので、
街を見渡すことができました。
写真がないです、すみません。

カトリック松が峰教会。

大谷石造りの聖堂が大変美しいです。
石造りの建物が大好きなんですよね。

美しい青空と相俟って、
南欧を旅しているような気分になりました。
パッと見、スペインかポルトガルのようにも見えるでしょ?

コロナ禍ということで内部見学は叶いませんでしたが、
美しい建造物に触れることができ満足です。
写真はほとんど夫任せでしたが、
ここだけは私が撮りまくりました(笑)
この日は急激に気温が上がっていたこともあり、
少し歩くだけでもう汗だくヘトヘトに。
途中東武百貨店に立ち寄り、
少し涼ませてもらうことにしました。
偶然藤城清治氏の展示即売会が開催されており、
素敵な作品の数々に触れることができたのもラッキーでした。
宇都宮と言えば宇都宮餃子が有名ですが、
調子に乗って朝ご飯を食べ過ぎたので有名餃子店の前も素通り(笑)
そろそろ、ブルーインパルスの飛行に備えましょうか。
とちぎ国体の会場近辺は混み合うだろうということで、
私たちは少し離れた田園エリアで空を見上げることにしました。
すると、同じように考える人たちがそれなりにいるようで、
近隣からぞろぞろと住民の方々が姿を現し始めました。
その中に望遠鏡を用いブルーインパルスが姿を現すのを
逸早く捉えようとしている男性が。
彼は前日のリハーサルも見学していたようで
「あっちから来て、こっちへ飛んで……って感じだったんだよ」と
色々教えてくださいました。
Twitterを覗いてみると
「たった今百里基地を飛び立ちました」という呟きも見つけ、
益々期待は高まりますよ。
「あ! 今見えた!」
望遠鏡を覗き込む男性の一声にみんなが一斉に空を見上げます。

まだかなり遠いですが……。
展示飛行開始までの間、
少し離れたところで旋回しながら時間調整しているようでした。
あっと言う間に飛行終了(笑)
本当は松島基地での練習飛行を見たかったのですが、
日程が合わなかったのでね。
これはこれで満足です。
さて、そろそろ東京へと戻りましょうか。
とちぎ国体の為の交通規制もあり、
宇都宮市内の道路はどこも大渋滞していました。
宇都宮ICで東北道に乗ろうとしていた私たち、
渋滞を避け急遽鹿沼ICへ方向転換したことで、
この後更なる大イベントに遭遇することになります。
鹿沼ICへ繋がる有料道路の料金所で1台のパトカーを目にした夫、
料金所の方に「両陛下の車が通る」ことを確認すると
「うちも、お見送りとかしちゃう?」となぜか急に乗り気に。
え? 皇室マニア?……だったっけ?
料金所を過ぎ車を走らせていると、
ところどころに両陛下の車を待つ人々の姿。
私たちも車を停め通りに出てみると、
1人の男性が声を掛けてきました。
「お見送りの方たちですか?」
「あ、はい」
「それでは、あちらにいるみなさんと一緒にお願いします」と、
数人が固まって立つエリアを指し示しました。
(お見送りってみんなテキトーなところに立って
ワーワー手を振っているものだと思ってた……)
両陛下のお迎えやお見送りは
警察官がしっかり監視する下で行われているようで、
並んだ後も様々注意事項が言い渡されました。
……とは言え、決して堅苦しい感じではなく、
車が来るまでの間、警察官の方が前説?のようなことをして
場を盛り上げてくれたので、待つのも決して苦にはなりませんでした。
「到着は30分後」と聞かされた時は挫けそうになりましたが、
警察官の方のMCも楽しかったし、
地元の方々とのお喋りにも癒されたし、
良い時間だったなと思います。
警察官の方が予め
「黄色い車が来たら、その3分後にお車が来ます」と
伝えてくれていたこともあり、

この車が視界に入ってくると、みんな大興奮です。
あ、全身黄色じゃなかったので拍子抜けしましたが。

先導する車はさーっと行ってしまったのですが、



両陛下のお車は私たち集団を前にスピードを落とすと、
前をゆっくりと通り過ぎていってくれました。
撮りそびれを懼れ夫も私もスマホを構えていたのですが、
両陛下のにこやかな表情を目の当たりにし
(スマホなんか放っておいて手を振れば良かった)とちょっぴり後悔。
表現力がなくて申し訳ないのですが、
(とにかく神々しい!)ただそれだけです。
皇族の方々を前にお婆ちゃんが手を合わせちゃうあの感じ、
なんか分かるな……って、
私も年を取った証拠でしょうか(笑)

皇宮警察の白バイです。
東京からお供してきたんですね、さすがです。
とにかく……、
今回は想定外の体験をすることとなりました。
最後の最後に思わぬ機会に恵まれ、
疲れも忘れとても晴れやかな気持ちで帰途につくことのできた
今回の旅でした。
夕刻宮城県南三陸町を発った私たち、
東北道にて東京方面を目指しますよ。
通常なら一気に帰京というところなのですが、
この日は栃木県宇都宮市内に宿を取っていました。
(もうちょっと頑張れば東京なのに?)というところなのですが、
実は翌日宇都宮市内でイベントを控えていたのです。
しかし、今のビジネスホテルってクオリティ高いですね。
大浴場はセキュリティ万全で女性にも安心だし、
朝食バイキングは品数豊富だし、
室内もとても清潔に保たれていたように思います。
何より印象的だったのが、
備え付けシャンプーが我が家で使っているものより
上質かも?ということでした。
洗い上がりの指通りが、
いつものものよりはるかに良かったのです(笑)

たもちゃんもね、笑ってますよ。
宇都宮に宿泊したのはイベントがあるから……と前述しましたが、
実はこれに関してはひと言言いたい(笑)
この日は「とちぎ国体」開会式の日。
「その開会式に際しブルーインパルスが展示飛行をする」と、
そして当初の夫の調べによると
「どうも午前中に飛ぶらしい」とのことで、
「それなら宇都宮前泊だね」と今回の宿を予約した訳ですが……。
予約後私がふと「とちぎ国体」のHPを覗いてみると、
(ん!? ブルーインパルス飛ぶの、午後2時過ぎになってるけど?
いやいや、これ、どういうことよ?)
「なんか……、誰かが書いてた……」と何ともあやふやな答えが。
「それって、口コミ的な?」
「うん」
「どーして公式見ないのよ? 公式が正解でしょーが!」
あ、決して詰ったりなんかしていませんよ。
ただね、ホテルのチェックアウトは午前10時、
ブルーインパルスの飛行が午後2時15分頃、
この間の埋め合わせ、一体どうする?
この4時間って隙間、実に微妙な空白なんですよね。
ちょっと足を延ばせば観光するところは様々あるのだけれど、
4時間って実に微妙。
本来の目的であるブルーインパルスを見逃したら意味がないし、
下手な動きはできないのです。
あれこれ検討の上、結局、車を駐車場に置き、
宇都宮市内を散策することで落ち着きました。
都内だと車置いてブラブラなんて決してしないんですけどね、
駐車料金が高いから。
そういう意味では街中を散策なんて
新鮮な体験で良かったのかなとは思います。

二荒山神社。

95段の石段です。

高台に鎮座しているので、
街を見渡すことができました。
写真がないです、すみません。

カトリック松が峰教会。

大谷石造りの聖堂が大変美しいです。
石造りの建物が大好きなんですよね。

美しい青空と相俟って、
南欧を旅しているような気分になりました。
パッと見、スペインかポルトガルのようにも見えるでしょ?

コロナ禍ということで内部見学は叶いませんでしたが、
美しい建造物に触れることができ満足です。
写真はほとんど夫任せでしたが、
ここだけは私が撮りまくりました(笑)
この日は急激に気温が上がっていたこともあり、
少し歩くだけでもう汗だくヘトヘトに。
途中東武百貨店に立ち寄り、
少し涼ませてもらうことにしました。
偶然藤城清治氏の展示即売会が開催されており、
素敵な作品の数々に触れることができたのもラッキーでした。
宇都宮と言えば宇都宮餃子が有名ですが、
調子に乗って朝ご飯を食べ過ぎたので有名餃子店の前も素通り(笑)
そろそろ、ブルーインパルスの飛行に備えましょうか。
とちぎ国体の会場近辺は混み合うだろうということで、
私たちは少し離れた田園エリアで空を見上げることにしました。
すると、同じように考える人たちがそれなりにいるようで、
近隣からぞろぞろと住民の方々が姿を現し始めました。
その中に望遠鏡を用いブルーインパルスが姿を現すのを
逸早く捉えようとしている男性が。
彼は前日のリハーサルも見学していたようで
「あっちから来て、こっちへ飛んで……って感じだったんだよ」と
色々教えてくださいました。
Twitterを覗いてみると
「たった今百里基地を飛び立ちました」という呟きも見つけ、
益々期待は高まりますよ。
「あ! 今見えた!」
望遠鏡を覗き込む男性の一声にみんなが一斉に空を見上げます。

まだかなり遠いですが……。
展示飛行開始までの間、
少し離れたところで旋回しながら時間調整しているようでした。
あっと言う間に飛行終了(笑)
本当は松島基地での練習飛行を見たかったのですが、
日程が合わなかったのでね。
これはこれで満足です。
さて、そろそろ東京へと戻りましょうか。
とちぎ国体の為の交通規制もあり、
宇都宮市内の道路はどこも大渋滞していました。
宇都宮ICで東北道に乗ろうとしていた私たち、
渋滞を避け急遽鹿沼ICへ方向転換したことで、
この後更なる大イベントに遭遇することになります。
鹿沼ICへ繋がる有料道路の料金所で1台のパトカーを目にした夫、
料金所の方に「両陛下の車が通る」ことを確認すると
「うちも、お見送りとかしちゃう?」となぜか急に乗り気に。
え? 皇室マニア?……だったっけ?
料金所を過ぎ車を走らせていると、
ところどころに両陛下の車を待つ人々の姿。
私たちも車を停め通りに出てみると、
1人の男性が声を掛けてきました。
「お見送りの方たちですか?」
「あ、はい」
「それでは、あちらにいるみなさんと一緒にお願いします」と、
数人が固まって立つエリアを指し示しました。
(お見送りってみんなテキトーなところに立って
ワーワー手を振っているものだと思ってた……)
両陛下のお迎えやお見送りは
警察官がしっかり監視する下で行われているようで、
並んだ後も様々注意事項が言い渡されました。
……とは言え、決して堅苦しい感じではなく、
車が来るまでの間、警察官の方が前説?のようなことをして
場を盛り上げてくれたので、待つのも決して苦にはなりませんでした。
「到着は30分後」と聞かされた時は挫けそうになりましたが、
警察官の方のMCも楽しかったし、
地元の方々とのお喋りにも癒されたし、
良い時間だったなと思います。
警察官の方が予め
「黄色い車が来たら、その3分後にお車が来ます」と
伝えてくれていたこともあり、

この車が視界に入ってくると、みんな大興奮です。
あ、全身黄色じゃなかったので拍子抜けしましたが。

先導する車はさーっと行ってしまったのですが、



両陛下のお車は私たち集団を前にスピードを落とすと、
前をゆっくりと通り過ぎていってくれました。
撮りそびれを懼れ夫も私もスマホを構えていたのですが、
両陛下のにこやかな表情を目の当たりにし
(スマホなんか放っておいて手を振れば良かった)とちょっぴり後悔。
表現力がなくて申し訳ないのですが、
(とにかく神々しい!)ただそれだけです。
皇族の方々を前にお婆ちゃんが手を合わせちゃうあの感じ、
なんか分かるな……って、
私も年を取った証拠でしょうか(笑)

皇宮警察の白バイです。
東京からお供してきたんですね、さすがです。
とにかく……、
今回は想定外の体験をすることとなりました。
最後の最後に思わぬ機会に恵まれ、
疲れも忘れとても晴れやかな気持ちで帰途につくことのできた
今回の旅でした。
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