たもつの生まれ故郷へ
土曜日はゆっくりめの出発で隣県へとお出掛け。
この日のお供は、

笑顔のたもやん。
常磐道を車を走らせ到着したのは、

つくばわんわんランドです。
ここは、お金を払ってワンコをお触りできる場所(笑)
毛むくじゃらに飢えた私を気遣ってくれたのか、
夫がセレクトした場所です。


木造の柴犬。
背中のところが展望台になっています。
こちらではワンコと触れ合えたり(ニャンコ部屋もあります)、
ワンコのお散歩体験ができたり、
勿論ワンコ連れでも入場できて、
ドッグランで遊ばせることもできます。
たもつがまだ子供の頃
「行ってみる?」という話になったこともあるのですが、
「たもつがいるのに、なぜワンコのお散歩体験?」と我に返り、
結局行かず仕舞いだったんですよね。
それでも今回実際訪れてみて、
なるほどここはワンコ連れで来るところではないのかも……と、
勿論私個人の感想ですが、
そんなことも感じさせられましたね。
触れ合い体験できるエリアの他にも
たくさんのワンコさんたちが展示されているのですが、
外部からやってきたワンコさんの姿が目に留まった途端、
彼らは興奮し声を上げ同じケージにいる子に八つ当たりをし、
いちいち大騒ぎになってしまうのです。
部外者を警戒してのことなのか、
オンリーワンとして家族に迎えられた子への嫉妬からなのか、
その都度興奮を抑えられないワンコたちの姿に
少し哀しい気持ちに。
それでも、

ワンコさんたちはみんな可愛かったです。
ここは大型犬と触れ合えるエリア。


この子は入場しそうな人の姿を見付けると
毎回入口までお出迎えに行っていました(笑)


この子がメッチャ可愛かった。
でも、ずーっとスタッフさんの後ろをついて行っていて、
入場者にはまるで無関心でした。
触れても嫌がることはないのだけれど、
まあ、無関心です。
ワンコさんの紹介欄を見てみたら、
「ツンツンツンツンデレ」と書かれてあり、
こりゃツンデレどころの騒ぎじゃないなと(笑)
大型犬をモッフモフできると思っていたけれど、
夫も私もワンコ臭を纏っていないからか、
ふらふらっと寄ってきてくれた子も関心が薄く
呆気ないほど瞬時に立ち去ってしまうのです。
たまに気を許すのは常連さん?らしき人の前でだけ。
他の入場者はみな戸惑い立ち尽くし
作り笑顔を浮かべるばかりです。
心の中にすきま風が吹くのを感じ、
居た堪れない気持ちになってしまいました。

仔犬の展示もありました。
そりゃ、こんな表情で見上げられたら、
うちに連れて帰りたくなりますよね。
コーギーの赤ちゃんって、ホント罪作りだと思う(笑)

つくばわんわんランド、
もう訪れることはないかもしれません。

筑波山です。
この後はここへ向かいますよ。
筑波山、訪れるのは2回目です。
(夫は幼い頃家族で訪れた経験あり)
2回目といっても、前回は夕暮れ迫る中、
中腹付近まで車を走らせたことがあるだけでした。
それは14年ほど前、ここからほど近い場所にある
柴犬専門ブリーダーさんのところを訪ねた日の帰りのことでした。
その日初めて私たちはたもつと出会い、
翌週たもつを正式に迎えに来ることを約束し、
高揚感に包まれたまま帰途につき
なぜかそのまま筑波山へとドライブに(笑)
夫もまた高ぶっていたんでしょうね、
寄り道して気持ちを落ち着けたかったのかもしれません。
……で、今回初めてきちんと訪れることに。




筑波山神社で山での安全をお願いして。
……って、本気の山登りじゃあないんですけどね。
だって、

ケーブルカーに乗っちゃうし(笑)

ケーブルカー乗り場付近から東京方面に目を遣ると、
薄っすら東京スカイツリーが見えました。



このケーブルカー、
カーブがあったりトンネルがあったりで、
なかなか面白かったです。
筑波山にはロープウェイもありどちらを利用するか迷ったのですが、
ケーブルカー、私はとっても気に入りました。
両方利用するとお得になるチケットもあります。

男体山、筑波山頂駅付近の風景。
ここから山頂連絡路を通り女体山頂を目指します。
所要時間15分ほどと書いてあったので油断してましたが、
結構足場が悪いです。
こういう悪路、たもつは大好きだったなぁと思いつつ、
石の1つ1つが大きくて小さめワンコにはちょっと厳しい道かなとも。

いつも張り切って先を急ぐたもつと夫を、
こうして後ろから捉えるのが常だったのですが、
夫の尻だけ撮っても……ですよね。

ガマの口。
筑波山はガマの油で有名ですからね。
なかなかの苦闘の中、ようやく女体山頂に到着。


生憎の曇天ではありましたが、
気分は爽快です。

ケーブルカーも楽しいけれど、
自力で登るのも気持ちが良いかもしれません。
たもつが若い頃に来れば良かったねという話になりました。
昔はとにかく遠くばかり目指していたのでね、
今更ですが、たもつの生まれ故郷をもう少し訪ねれば良かったかなと。
下りケーブルカーに乗っています。

大正14年に開業したというこのケーブルカー、
その振動や音を含め、なかなかに渋い乗り物でした。
この後遅いランチを取り、
日が暮れる頃帰途につきました。
薄暗がりの常磐道を走る中、
私はこの日抱えたなんともいえない物憂さの理由を
独り探っていました。
たくさんの可愛いワンコさんたちに会えて楽しかった筈なのに。
お金まで払ってワンコさんたちと触れ合った筈なのに。
この、例えようのない虚無感の理由……。
あぁ、私は……、
ただ毛むくじゃらに触れたい訳じゃないんだ。
ただワンコを愛でたい訳でもない。
私は、私たちの家族が欲しいんだ。
私たちだけの、私たちの大切な子が欲しいんだ。
たもつのことを想い、また涙。
気持ちのやり場がないまま、
帰宅後はつい夫に八つ当たりをしてしまいます。
「なんでー?」
そう問われても、
言葉にするのももどかしい。
大切な子を喪った後って、
これ、無限ループになるんですかね。
なんだかんだで、
つくばへの旅は心に沁みるものとなりました。
この日のお供は、

笑顔のたもやん。
常磐道を車を走らせ到着したのは、

つくばわんわんランドです。
ここは、お金を払ってワンコをお触りできる場所(笑)
毛むくじゃらに飢えた私を気遣ってくれたのか、
夫がセレクトした場所です。


木造の柴犬。
背中のところが展望台になっています。
こちらではワンコと触れ合えたり(ニャンコ部屋もあります)、
ワンコのお散歩体験ができたり、
勿論ワンコ連れでも入場できて、
ドッグランで遊ばせることもできます。
たもつがまだ子供の頃
「行ってみる?」という話になったこともあるのですが、
「たもつがいるのに、なぜワンコのお散歩体験?」と我に返り、
結局行かず仕舞いだったんですよね。
それでも今回実際訪れてみて、
なるほどここはワンコ連れで来るところではないのかも……と、
勿論私個人の感想ですが、
そんなことも感じさせられましたね。
触れ合い体験できるエリアの他にも
たくさんのワンコさんたちが展示されているのですが、
外部からやってきたワンコさんの姿が目に留まった途端、
彼らは興奮し声を上げ同じケージにいる子に八つ当たりをし、
いちいち大騒ぎになってしまうのです。
部外者を警戒してのことなのか、
オンリーワンとして家族に迎えられた子への嫉妬からなのか、
その都度興奮を抑えられないワンコたちの姿に
少し哀しい気持ちに。
それでも、

ワンコさんたちはみんな可愛かったです。
ここは大型犬と触れ合えるエリア。


この子は入場しそうな人の姿を見付けると
毎回入口までお出迎えに行っていました(笑)


この子がメッチャ可愛かった。
でも、ずーっとスタッフさんの後ろをついて行っていて、
入場者にはまるで無関心でした。
触れても嫌がることはないのだけれど、
まあ、無関心です。
ワンコさんの紹介欄を見てみたら、
「ツンツンツンツンデレ」と書かれてあり、
こりゃツンデレどころの騒ぎじゃないなと(笑)
大型犬をモッフモフできると思っていたけれど、
夫も私もワンコ臭を纏っていないからか、
ふらふらっと寄ってきてくれた子も関心が薄く
呆気ないほど瞬時に立ち去ってしまうのです。
たまに気を許すのは常連さん?らしき人の前でだけ。
他の入場者はみな戸惑い立ち尽くし
作り笑顔を浮かべるばかりです。
心の中にすきま風が吹くのを感じ、
居た堪れない気持ちになってしまいました。

仔犬の展示もありました。
そりゃ、こんな表情で見上げられたら、
うちに連れて帰りたくなりますよね。
コーギーの赤ちゃんって、ホント罪作りだと思う(笑)

つくばわんわんランド、
もう訪れることはないかもしれません。

筑波山です。
この後はここへ向かいますよ。
筑波山、訪れるのは2回目です。
(夫は幼い頃家族で訪れた経験あり)
2回目といっても、前回は夕暮れ迫る中、
中腹付近まで車を走らせたことがあるだけでした。
それは14年ほど前、ここからほど近い場所にある
柴犬専門ブリーダーさんのところを訪ねた日の帰りのことでした。
その日初めて私たちはたもつと出会い、
翌週たもつを正式に迎えに来ることを約束し、
高揚感に包まれたまま帰途につき
なぜかそのまま筑波山へとドライブに(笑)
夫もまた高ぶっていたんでしょうね、
寄り道して気持ちを落ち着けたかったのかもしれません。
……で、今回初めてきちんと訪れることに。




筑波山神社で山での安全をお願いして。
……って、本気の山登りじゃあないんですけどね。
だって、

ケーブルカーに乗っちゃうし(笑)

ケーブルカー乗り場付近から東京方面に目を遣ると、
薄っすら東京スカイツリーが見えました。



このケーブルカー、
カーブがあったりトンネルがあったりで、
なかなか面白かったです。
筑波山にはロープウェイもありどちらを利用するか迷ったのですが、
ケーブルカー、私はとっても気に入りました。
両方利用するとお得になるチケットもあります。

男体山、筑波山頂駅付近の風景。
ここから山頂連絡路を通り女体山頂を目指します。
所要時間15分ほどと書いてあったので油断してましたが、
結構足場が悪いです。
こういう悪路、たもつは大好きだったなぁと思いつつ、
石の1つ1つが大きくて小さめワンコにはちょっと厳しい道かなとも。

いつも張り切って先を急ぐたもつと夫を、
こうして後ろから捉えるのが常だったのですが、
夫の尻だけ撮っても……ですよね。

ガマの口。
筑波山はガマの油で有名ですからね。
なかなかの苦闘の中、ようやく女体山頂に到着。


生憎の曇天ではありましたが、
気分は爽快です。

ケーブルカーも楽しいけれど、
自力で登るのも気持ちが良いかもしれません。
たもつが若い頃に来れば良かったねという話になりました。
昔はとにかく遠くばかり目指していたのでね、
今更ですが、たもつの生まれ故郷をもう少し訪ねれば良かったかなと。
下りケーブルカーに乗っています。

大正14年に開業したというこのケーブルカー、
その振動や音を含め、なかなかに渋い乗り物でした。
この後遅いランチを取り、
日が暮れる頃帰途につきました。
薄暗がりの常磐道を走る中、
私はこの日抱えたなんともいえない物憂さの理由を
独り探っていました。
たくさんの可愛いワンコさんたちに会えて楽しかった筈なのに。
お金まで払ってワンコさんたちと触れ合った筈なのに。
この、例えようのない虚無感の理由……。
あぁ、私は……、
ただ毛むくじゃらに触れたい訳じゃないんだ。
ただワンコを愛でたい訳でもない。
私は、私たちの家族が欲しいんだ。
私たちだけの、私たちの大切な子が欲しいんだ。
たもつのことを想い、また涙。
気持ちのやり場がないまま、
帰宅後はつい夫に八つ当たりをしてしまいます。
「なんでー?」
そう問われても、
言葉にするのももどかしい。
大切な子を喪った後って、
これ、無限ループになるんですかね。
なんだかんだで、
つくばへの旅は心に沁みるものとなりました。
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