四重苦
ここへ来て難題が一気に押し寄せてきているたもつ家です。
あれこれ不安を抱えているので、
連日かかりつけの病院を訪れています。
難題1つ目、後ろ脚が立たなくなった問題。
10月1日夜、突然後ろ脚が立たなくなってしまった坊ちゃん。
先生からも指摘がありましたが、
太股の筋肉がかなり落ちてきてしまっています。
それから、後ろ左脚の神経が若干麻痺のような感じで、
反応が鈍くなっているのです。
これ、立てるようにならないかもしれないな。
それでも、先日のブログをお読み頂いた方はご存知の通り、
自力でグッと立ち上がることはまだ可能なことも分かりました。
あのブログを書いた後、
やはり同じような状況で再び立ち上がり、
その雄姿を夫も確認することができました。
そしてその後、関東地方を襲った震度5強の地震。
我が家もなかなかに揺れました。
揺れている最中はジッとしていたたもつだったのですが、
その後何かの拍子にグッと立ち上がり、
何と駆け出すように数歩進むことができました。
まあ、すぐにヘニャヘニャと座り込んでしまいましたが。
しっかりと立つことができなくなって1週間、
放っておくと一気に衰えていってしまうことが予想されますが、
実は坊ちゃん、今現在日夜ハードなトレーニングに追われています。
あ、飼い主が無理強いしている訳ではありません。
理由は後述しますね。
後ろ脚が弱ったとはいえ、
相変わらずトリッキーな体勢でお股を舐めたり耳を穿ったり、
どこがどう悪いのか飼い主にもよく分かりません。
先日別室で休んでいてもらった際チラッと覗きに行ってみると、
麻痺してるかも?の左足を使い耳を穿ろうとしている瞬間を目撃。
目が合った時の坊主の「あ!」みたいな表情が脳裏から離れません。
やはり東洋医学での治療を検討してみようかしら。
10月8日の夜には、勢いを付け尻をグイっと上げ
ドタバタと数歩進むことができるようになっていました。
どうも布団まで辿り着きゆっくり横になりたかったようで、
飼い主が気が利かないせいで、
ここへ来て自立心が芽生えた模様です。
夕散歩でお友達ワンコさんに会い、
飼い主さんからシニアケアに関する様々な情報を頂きました。
優しい人たちに囲まれ、たもつは本当に幸せなワンコです。

今日の夕散歩。河原でお座りする坊ちゃん。
お座りと言っても「変形型」です。
難題2つ目、お漏らし問題。
お漏らしをするようになったのは、
後ろ脚が弱ってしまってからのことです。
腎臓に問題があるのか、
脳腫瘍の症状の1つ多飲多尿になっているのか、
加齢による失禁なのか、とにかくネット検索に明け暮れました。
摂取水分量を見続けてきた結果、
多飲というほどの量ではなさそうなことは確認できました。
オシッコの量が極端に多くなったというより、
我慢することが難しくなっているということなのかもしれません。
ただ、今摂取しているサプリについて
「腎臓の数値に問題がある子・甲状腺機能亢進症の子は摂取NG」との
書き込みを見付けたこともあり、
念の為血液検査をして頂くことにしました。
先生に事情を説明し、血液採取。
・BUN(尿素窒素)・CRE(クレアチニン)など、
腎臓に関する数値に問題はありませんでした。
・甲状腺機能は <0.50 基準値1.0-2.9ug/dL
以前より変わらず、甲状腺機能低下症寄りの数値でした。
不安視していたサプリは、
今のたもつには寧ろ必要なものだということが分かりひと安心。
お漏らしをしてしまうとはいえ、
いつでもどこでも出てしまうということではないようで……。
オムツをしていても、
「オシッコ出ます! 連れてって!」という意思表示はしてみせます。
ならばと思い外へ連れ出し草の上に下ろし、
おまけに排尿の為のマッサージまで施してみるも
出る気配はありません。
あれ? おかーさんの勘違いだった?
諦めて帰ろうとすると……。
バギーの中、
シレっとした顔でチロチロと放尿している坊主の姿が!
何これ! 嫌がらせ?(笑)
オムツを穿かせっ放しもストレスになるかと思い
それなりに裸体時間も設けていますが、
意外に漏らさないのが不思議です。
難題3つ目、口腔内メラノーマの肺転移。
かかりつけ病院で、口腔内を丁寧に診て頂きました。
口臭が気になっていたのですが
(メラノーマは独特の臭いがします)、
それらしい所見はないとのことで安堵。
食欲不振が気になっていましたが、
飲み込み難い原因となるものは一切できていないとのことでした。
気になるとすれば衛生環境があまり良くないということ。
これは全面的に飼い主の責任です。
以前処方されたスプレーで清潔を心掛けるしかありません。
血液検査で基準値外の数値が出たものは……。
・WBC(白血球数) 181 基準値60.0―150.0
これまで「若干の貧血気味」を指摘されていた項目は
全て基準値内でした。
・TP(総タンパク) 8.6 基準値6.0―8.0
但し、4月2日検査時よりかなり改善されています。
・ALP(アルカリフォスファターゼ) 202 基準値~89.0
もっと高い数値を叩き出したこともあるので、
寧ろ改善されたという感じです。
・Ca(カルシウム) >16.0 基準値9.3~12.1
4月2日検査時は12.2。
「骨(骨の中身)を食べているので、
カルシウム摂り過ぎですか?」と訊くと、
それとは無関係で「カルシウムが(過度に?)
流れ出てきてしまっている状態」とのことでした。
これは腫瘍の影響大のようで、
それで「やる気が出ないということはあります」とのこと。
腫瘍に関しては、この数値が気になるところです。
・TG(中性脂肪) 455 基準値23.0~149.0
今現在摂取している「ヒルズ 回復期ケア」が
高脂肪フードであることから
この数値が出たのかと思いましたが、
4月2日検査時の数値は>500だったので、
実は改善されていました。
それでもこのフード以外に
タンパク質をしっかり摂った方が良いでしょうとの
指摘を頂きました。

様々試しているのですが、

ヒルズの回復期ケアだけは食べ渋りがありません。
・CRP(炎症性タンパク) 4.0 基準値0.0~1.0
4月2日検査時は0.0でした。
口腔内にデキモノを見付け腫瘍の可能性を言われた時
「CRPからその可能性を測ることができる」との記事を読み、
血液検査をお願いしたのです。
この時の数値は0.0。
先生からも
「体内に不快感はないでしょう」との言葉を頂いていました。
今回の数値を目の当たりにすると、
やはり肺転移からの影響を受け止めざるを得ません。
体重は更に減っていました。
点滴(ラクテック)を打ってもらうと、
会計を待つ頃にはたもつは顔を起こし
少し表情も明るくなったようにも見えました。
それから、レメロン(食欲増進剤)も3日分処方されました。
たもつは薬に弱いからと先生は処方を躊躇っていましたが。
え、そんなに強い薬なの?
先生曰く「一時凌ぎに過ぎないです。
薬を止めるとまた食べなくなる可能性もあります」とのことでした。
それでもとにかく食べてもらわなければ。
点耳タイプの薬もあるとのことでした。
内服薬で効かなければ次は点耳薬を試してみましょうとのことで、
点耳薬の方が強いのかもしれません。
16時に服薬、その後若干ソワソワしているように見えたので、
私の方が尚更ソワソワしてしまいます。
家を出る頃には若干震えが見られましたが、
帰宅する頃には落ち着いていました。
ラクテックが効いたのかレメロンが効いたのかは分かりません。
※レメロン:・犬猫用のメンタルの薬(本来は人間用の抗うつ剤)
・環境変化や病気などによる食欲減退時に食欲刺激作用として
・制吐作用
・有効成分ミルタザピン
(脳内のノルアドレナリン神経、セロトニン神経の活動を高めることで、
神経伝達物質の放出を促し不安をやわらげ、意欲を高める効果がある)
18時半頃、恐る恐るササミの缶詰を出してみると、
一瞬躊躇った後ほぼ1缶を完食しました。
たもつはそもそも少食なので、缶詰1缶を完食するのも珍しいです。
勢いに乗り手羽先も進呈、
大きな皿で出しましたがモリモリと食べてくれました。
それにしても……、こんなに急に食べるようになるなんて、
薬ってコワイ。
難題4つ目、噛み合わせの悪さ問題。
4月末、右下顎骨切除手術を受けた坊ちゃん。
思いの外回復が早く、ズレてしまいがちな噛み合わせも
短期間で上手に直すことができるようになりました。
それでもやはり骨を失ったのは大きかったようです。
嚙み合わせが、徐々に合い難くなってきてしまいました。
その不快感から噛み合わせを直そうと七転八倒することが増え、
その運動量は半端なものではありません。
何これ、ビリーズブートキャンプ?(古くてすいません)
後ろ脚が弱り身体を横たえる時間が増えると、
頭を起こしたり向きを変えたりといった些細な動きで
噛み合わせが不安定になるようで、
その後は終わりの見えないジタバタが始まってしまいます。
本当に、どの筋肉を使ったらこんなに動けるのかと思うほど、
俎板の鯉状態?で動き回っているのです。
同じ布団で横になる私はほとんど眠ることができず、
隣で横になる夫の眠りもまた常に浅いものになっています。
これだけ暴れていれば、体重は減っても増えることはないでしょう。
少食に加えエネルギー消耗の激しい坊ちゃん、
さて、どうやって体重を増やせば良いのやら。
お外で運動すれば良いものを、

河原ではまったりするのが好き。
突然バタバタと様々な症状がたもつに表れて、
とても混乱していたたもつ家(あ、今もだけど)
オシッコが我慢できなくなったり、
食の好みが極端に変わったり、腰が立たなくなったり……。
「神経系の疾患では? もしかして脳腫瘍とか?」と
不安は尽きません。
それでも……、
「今から全身麻酔でMRIを受けさせることに積極的になれない」
そう訴えると、
先生も「うん、あまり意味はないのかなと思います」との
考えを示してくれました。
血液検査の結果を含め
脳腫瘍を疑う所見が見られないこともあるのかもしれませんが、
既に肺に転移が見られることを考慮しても、
今後積極的治療を受けるべきなのかどうか疑問であると、
そういうことなんだろうなと、感じました。
10月に入ってから怒涛の1週間を過ごすこととなったたもつ家。
不安のタネは尽きませんが、人間とは不思議なもので、
その状況に慣れる……ものなんですね。
難題を1つ1つクリアしていき、
たもつが楽しいと感じてくれるシニア期を作ることができればと、
今はそう思っています。

今日の夕景。
あれこれ不安を抱えているので、
連日かかりつけの病院を訪れています。
難題1つ目、後ろ脚が立たなくなった問題。
10月1日夜、突然後ろ脚が立たなくなってしまった坊ちゃん。
先生からも指摘がありましたが、
太股の筋肉がかなり落ちてきてしまっています。
それから、後ろ左脚の神経が若干麻痺のような感じで、
反応が鈍くなっているのです。
これ、立てるようにならないかもしれないな。
それでも、先日のブログをお読み頂いた方はご存知の通り、
自力でグッと立ち上がることはまだ可能なことも分かりました。
あのブログを書いた後、
やはり同じような状況で再び立ち上がり、
その雄姿を夫も確認することができました。
そしてその後、関東地方を襲った震度5強の地震。
我が家もなかなかに揺れました。
揺れている最中はジッとしていたたもつだったのですが、
その後何かの拍子にグッと立ち上がり、
何と駆け出すように数歩進むことができました。
まあ、すぐにヘニャヘニャと座り込んでしまいましたが。
しっかりと立つことができなくなって1週間、
放っておくと一気に衰えていってしまうことが予想されますが、
実は坊ちゃん、今現在日夜ハードなトレーニングに追われています。
あ、飼い主が無理強いしている訳ではありません。
理由は後述しますね。
後ろ脚が弱ったとはいえ、
相変わらずトリッキーな体勢でお股を舐めたり耳を穿ったり、
どこがどう悪いのか飼い主にもよく分かりません。
先日別室で休んでいてもらった際チラッと覗きに行ってみると、
麻痺してるかも?の左足を使い耳を穿ろうとしている瞬間を目撃。
目が合った時の坊主の「あ!」みたいな表情が脳裏から離れません。
やはり東洋医学での治療を検討してみようかしら。
10月8日の夜には、勢いを付け尻をグイっと上げ
ドタバタと数歩進むことができるようになっていました。
どうも布団まで辿り着きゆっくり横になりたかったようで、
飼い主が気が利かないせいで、
ここへ来て自立心が芽生えた模様です。
夕散歩でお友達ワンコさんに会い、
飼い主さんからシニアケアに関する様々な情報を頂きました。
優しい人たちに囲まれ、たもつは本当に幸せなワンコです。

今日の夕散歩。河原でお座りする坊ちゃん。
お座りと言っても「変形型」です。
難題2つ目、お漏らし問題。
お漏らしをするようになったのは、
後ろ脚が弱ってしまってからのことです。
腎臓に問題があるのか、
脳腫瘍の症状の1つ多飲多尿になっているのか、
加齢による失禁なのか、とにかくネット検索に明け暮れました。
摂取水分量を見続けてきた結果、
多飲というほどの量ではなさそうなことは確認できました。
オシッコの量が極端に多くなったというより、
我慢することが難しくなっているということなのかもしれません。
ただ、今摂取しているサプリについて
「腎臓の数値に問題がある子・甲状腺機能亢進症の子は摂取NG」との
書き込みを見付けたこともあり、
念の為血液検査をして頂くことにしました。
先生に事情を説明し、血液採取。
・BUN(尿素窒素)・CRE(クレアチニン)など、
腎臓に関する数値に問題はありませんでした。
・甲状腺機能は <0.50 基準値1.0-2.9ug/dL
以前より変わらず、甲状腺機能低下症寄りの数値でした。
不安視していたサプリは、
今のたもつには寧ろ必要なものだということが分かりひと安心。
お漏らしをしてしまうとはいえ、
いつでもどこでも出てしまうということではないようで……。
オムツをしていても、
「オシッコ出ます! 連れてって!」という意思表示はしてみせます。
ならばと思い外へ連れ出し草の上に下ろし、
おまけに排尿の為のマッサージまで施してみるも
出る気配はありません。
あれ? おかーさんの勘違いだった?
諦めて帰ろうとすると……。
バギーの中、
シレっとした顔でチロチロと放尿している坊主の姿が!
何これ! 嫌がらせ?(笑)
オムツを穿かせっ放しもストレスになるかと思い
それなりに裸体時間も設けていますが、
意外に漏らさないのが不思議です。
難題3つ目、口腔内メラノーマの肺転移。
かかりつけ病院で、口腔内を丁寧に診て頂きました。
口臭が気になっていたのですが
(メラノーマは独特の臭いがします)、
それらしい所見はないとのことで安堵。
食欲不振が気になっていましたが、
飲み込み難い原因となるものは一切できていないとのことでした。
気になるとすれば衛生環境があまり良くないということ。
これは全面的に飼い主の責任です。
以前処方されたスプレーで清潔を心掛けるしかありません。
血液検査で基準値外の数値が出たものは……。
・WBC(白血球数) 181 基準値60.0―150.0
これまで「若干の貧血気味」を指摘されていた項目は
全て基準値内でした。
・TP(総タンパク) 8.6 基準値6.0―8.0
但し、4月2日検査時よりかなり改善されています。
・ALP(アルカリフォスファターゼ) 202 基準値~89.0
もっと高い数値を叩き出したこともあるので、
寧ろ改善されたという感じです。
・Ca(カルシウム) >16.0 基準値9.3~12.1
4月2日検査時は12.2。
「骨(骨の中身)を食べているので、
カルシウム摂り過ぎですか?」と訊くと、
それとは無関係で「カルシウムが(過度に?)
流れ出てきてしまっている状態」とのことでした。
これは腫瘍の影響大のようで、
それで「やる気が出ないということはあります」とのこと。
腫瘍に関しては、この数値が気になるところです。
・TG(中性脂肪) 455 基準値23.0~149.0
今現在摂取している「ヒルズ 回復期ケア」が
高脂肪フードであることから
この数値が出たのかと思いましたが、
4月2日検査時の数値は>500だったので、
実は改善されていました。
それでもこのフード以外に
タンパク質をしっかり摂った方が良いでしょうとの
指摘を頂きました。

様々試しているのですが、

ヒルズの回復期ケアだけは食べ渋りがありません。
・CRP(炎症性タンパク) 4.0 基準値0.0~1.0
4月2日検査時は0.0でした。
口腔内にデキモノを見付け腫瘍の可能性を言われた時
「CRPからその可能性を測ることができる」との記事を読み、
血液検査をお願いしたのです。
この時の数値は0.0。
先生からも
「体内に不快感はないでしょう」との言葉を頂いていました。
今回の数値を目の当たりにすると、
やはり肺転移からの影響を受け止めざるを得ません。
体重は更に減っていました。
点滴(ラクテック)を打ってもらうと、
会計を待つ頃にはたもつは顔を起こし
少し表情も明るくなったようにも見えました。
それから、レメロン(食欲増進剤)も3日分処方されました。
たもつは薬に弱いからと先生は処方を躊躇っていましたが。
え、そんなに強い薬なの?
先生曰く「一時凌ぎに過ぎないです。
薬を止めるとまた食べなくなる可能性もあります」とのことでした。
それでもとにかく食べてもらわなければ。
点耳タイプの薬もあるとのことでした。
内服薬で効かなければ次は点耳薬を試してみましょうとのことで、
点耳薬の方が強いのかもしれません。
16時に服薬、その後若干ソワソワしているように見えたので、
私の方が尚更ソワソワしてしまいます。
家を出る頃には若干震えが見られましたが、
帰宅する頃には落ち着いていました。
ラクテックが効いたのかレメロンが効いたのかは分かりません。
※レメロン:・犬猫用のメンタルの薬(本来は人間用の抗うつ剤)
・環境変化や病気などによる食欲減退時に食欲刺激作用として
・制吐作用
・有効成分ミルタザピン
(脳内のノルアドレナリン神経、セロトニン神経の活動を高めることで、
神経伝達物質の放出を促し不安をやわらげ、意欲を高める効果がある)
18時半頃、恐る恐るササミの缶詰を出してみると、
一瞬躊躇った後ほぼ1缶を完食しました。
たもつはそもそも少食なので、缶詰1缶を完食するのも珍しいです。
勢いに乗り手羽先も進呈、
大きな皿で出しましたがモリモリと食べてくれました。
それにしても……、こんなに急に食べるようになるなんて、
薬ってコワイ。
難題4つ目、噛み合わせの悪さ問題。
4月末、右下顎骨切除手術を受けた坊ちゃん。
思いの外回復が早く、ズレてしまいがちな噛み合わせも
短期間で上手に直すことができるようになりました。
それでもやはり骨を失ったのは大きかったようです。
嚙み合わせが、徐々に合い難くなってきてしまいました。
その不快感から噛み合わせを直そうと七転八倒することが増え、
その運動量は半端なものではありません。
何これ、ビリーズブートキャンプ?(古くてすいません)
後ろ脚が弱り身体を横たえる時間が増えると、
頭を起こしたり向きを変えたりといった些細な動きで
噛み合わせが不安定になるようで、
その後は終わりの見えないジタバタが始まってしまいます。
本当に、どの筋肉を使ったらこんなに動けるのかと思うほど、
俎板の鯉状態?で動き回っているのです。
同じ布団で横になる私はほとんど眠ることができず、
隣で横になる夫の眠りもまた常に浅いものになっています。
これだけ暴れていれば、体重は減っても増えることはないでしょう。
少食に加えエネルギー消耗の激しい坊ちゃん、
さて、どうやって体重を増やせば良いのやら。
お外で運動すれば良いものを、

河原ではまったりするのが好き。
突然バタバタと様々な症状がたもつに表れて、
とても混乱していたたもつ家(あ、今もだけど)
オシッコが我慢できなくなったり、
食の好みが極端に変わったり、腰が立たなくなったり……。
「神経系の疾患では? もしかして脳腫瘍とか?」と
不安は尽きません。
それでも……、
「今から全身麻酔でMRIを受けさせることに積極的になれない」
そう訴えると、
先生も「うん、あまり意味はないのかなと思います」との
考えを示してくれました。
血液検査の結果を含め
脳腫瘍を疑う所見が見られないこともあるのかもしれませんが、
既に肺に転移が見られることを考慮しても、
今後積極的治療を受けるべきなのかどうか疑問であると、
そういうことなんだろうなと、感じました。
10月に入ってから怒涛の1週間を過ごすこととなったたもつ家。
不安のタネは尽きませんが、人間とは不思議なもので、
その状況に慣れる……ものなんですね。
難題を1つ1つクリアしていき、
たもつが楽しいと感じてくれるシニア期を作ることができればと、
今はそう思っています。

今日の夕景。
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