負けてなんかいられない

25日(土)、メラノーマ術後検診の為、
高度医療センターに行ってきました。
他県から訪れる患者さんも多く、
週末の待合室は混み合っています。
検査に数時間を要する場合もあるので、
遠方からだと泊りがけで来る方もいるのでは?と思います。
みなさん、我が子の為に必死なんですよね。
さて、先月のレントゲン撮影で
肺の影が少々大きくなってきていることが判明したことから、
「腫瘍を示唆するもの」との診断が下されていた坊ちゃん。
今回は、どうでしょう。

左が8月21日、右が9月25日撮影のものです。
影が、更に大きくなっていました。
ここで初めて
「メラノーマの肺転移と考えられます」との診断が下されました。
なんだかね、ズドーンと疲労感がやってきちゃいますね。
そりゃ「影がすっかり消えてる!」みたいなことを
期待していた訳ではないけれど、
なんて言うか……、
「影の大きさ、変わってないですね」くらいのことは
密かに期待をしていた訳で。
そっか……、案外速いスピードで大きくなるんだな。
漢方薬も処方通りの量を飲めていないし、
そりゃ、腫瘍が小さくなる理由なんて、全くないんだもの。
※ 漢方薬で必ず腫瘍が小さくなるという訳ではありません。

診察室でもリラックスの坊ちゃん。
先生も優しいので、
ここに来るのがストレスにはなっていない模様。
「現時点で腫瘍による(不快な)症状はないでしょう」とのことで、
それだけが救いです。
それでも、腫瘍の成長が思いの外速いことを思い知らされた飼い主、
まずは「漢方薬をしっかり飲んでもらわねば!」と、
こんなものを購入してみました。

これまでは「クリームチーズに包んで飲ませる」という
手法を取ってきたのですが、
坊ちゃん次第に騙されないようになってしまい、
(騙すのもどうかと思うけど)
最近は漢方チーズボールを軽く拒否するようになっていたのです。
そうでなくても半日分を1日掛かりで飲むような有り様で、
処方通りに飲むことが全くできていなかったので、
ここは心を鬼にして、どうにかしっかり飲んでもらえるようにと、

せっせとカプセル作りをしています。
カプセルのサイズ選びに困惑しましたが、
幸い「柴飼いです」という方が丁寧なレビューを
残してくださっていたので、
そちらを参考に適当なサイズを選ぶことができました。
これならクリームチーズを軽く纏わせるだけで、
すんなり飲んでくれます。
そのまま喉の奥に突っ込むこともできますが、
数が多いことから無理強いはしていません。
カプセルはゼラチンでできています。
カイカイが出なければ良いんだけど。
もうね、腫瘍の成長スピードに負けてなんかいられませんよ。
以前購入した

このシロップのお陰か、
先月購入した

漢方薬のお陰か、
今の坊ちゃんはカイカイの症状もほとんど出ず、
前庭疾患も発症せず、
以前の悩みから解放された!?部分もあるのです。
あ、今はアンヨの不調が長引いているので、
それが大問題ではありますが。
口腔内メラノーマ(の転移)では
「放射線治療」を行う場合もあるようですが、
我が家ではそれは考えてはいません。
放射線治療は毎回全身麻酔が必要なこと、
遠方の大学病院まで何度も通わなければならないこと、
それらが精神的にも肉体的にも
たもつにとっては大きな負担になるだろう
そう考えたからです。
高度医療センターでの診察から2日後、
かかりつけの先生に診て頂いたところ、
「肺の音は綺麗ですね」と言って頂き、
少しだけホッとしました。

カンカンに晴れた日はベランダで寝るのが日課。
あまりにも戻って来ないので、
「たもちゃ~ん、いい加減にしないと干上がっちゃうよ~」と
様子を見に行くと、

いつの間にか日影に移動してる(笑)
今は脚の不調もあり目が離せない坊ちゃんですが。

私たちの家族になってくれて、
愛に溢れた空間を作り続けてくれているキミに、
たくさんたくさん恩返しをさせてほしいから、
まだまだ遠くに行ったりしないでね、
たもちゃん。
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