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前庭疾患その後

   このところ坊主の不調に関する内容が続き、
  
  みなさまにはご心配をお掛け致しております。

 今日もその後の経過記録なので、笑いゼロの内容です。


     前庭疾患の症状が出て、

   夜間救急のお世話になったのが土曜日の深夜。

 院内での処置中に眼振は治まり身体にも力が入るようになり、

    帰宅後初めて坊主を床に降ろしましたが、

      しっかりと立つことができるようになっていました。

  それでもまだ歩みには危うさが残っており、

    ふら付いて倒れるのではと目を離すことができません。

   結局布団に入ったのは午前3時半頃、

 心配で眠れる訳ない!と思っていたけれど、しっかり爆睡(笑)

     疲れていたからか、

  たもつも深い眠りについていたように思います(想像だけど)


    翌日曜日は朝から雨。

   前夜盛大に失禁していたので、

    散歩は昼過ぎ雨が止んでから出掛けました。

 脳圧降下剤に利尿作用があるからか、尿量は多め。

    どの程度歩けるか心配でしたが、

歩みが遅いながらもふら付くことなく帰ってくることができました。

   ただ、用もないのに家の中をウロウロするので、

     夫も私も一日中ヒヤヒヤしっぱなし。

  とにかく交替で目を離さないように、

    緊張感を持って一日を過ごしました。

ただ、私たちがピリピリしていると坊主も不安に感じてしまうので、

     とにかく口角を上げて過ごすように、

      それだけは気を付けていました。

  前庭疾患の症状の1つに、食欲不振があります。

 前回の時はフードに口を付けるまで3日を要しました。

    ただ、好きなものだけは口にしたので、

      ササミやパンなどで乗り切りました。

   今回は2日目に気紛れにフードを口にして、

  その後は食べ渋ることもありましたが、

     今は徐々に口に運ぶようになっています。

    見ていると食欲不振というよりも、

      選り好みをしている感じかなと思います。

  人間でもありますよね、

体調不良の時でも好物ならなんとなく口に入れられるということ。

  日曜日の夜はやたら動き回り、

    看ている方もさすがに堪えました。

  これも前庭疾患の症状なのか、

     はたまた認知症の徘徊なのか……。

 布団に入っていても

フローリングを叩く爪音が気になってしまい落ち着きません。

  ヨロヨロ歩き回って、転倒でもしたらどうするの。

 そうかと言って、物音1つしなければそれはそれで心配で。

       え? 生きてる?

  何度も起きてはフローリングで眠る坊主の鼓動を確認。

    夫も眠れぬ夜を過ごしたようで、

 月曜の朝だというのに目の下に酷いクマを作っておりました。   

     
    月曜日の朝散歩では、

 前回動画を載せた通り、予想以上の回復を見せてくれました。

   ……で、ちょうどお昼頃「外へ出せ」と仰る坊ちゃん。

 あのー、たった今カップ麺にお湯を注いだとこなんだけど……。

    


     20-06-29_1254.jpg

   
     太陽ギラギラ気温も上がっていて、

    犬の散歩に出る時間じゃありませんよ。

      ちょっぴり緩いウ○チをしました。

     これ、脳圧降下剤の副作用なので想定内。


  午後3時、掛かりつけ医のところへお薬の相談へ。



    20-06-28_1001.jpg
 
     
     まずはこの制吐剤について。

 「吐き気が見られなければ飲ませる必要はないでしょう」と。

    


    20-06-28_1000.jpg


    この脳圧降下剤についても、

 「症状が治まっている今は、もう必要ないでしょう」と。

   この薬はやはり飲ませるのが大変で、

1回11mlを1日2回服用させなければならなかったのですが、

  結局2日掛かってようやく20ml(ほぼ1日分)を服用。

    
     何れの薬も一定期間保存することにしました。


   ここで先生に更なる質問。

  「もしまた前庭疾患の症状が出たら、

 応急処置としてこの脳圧降下剤を服用させるのはOKですか?」
    
    先生曰く、

  「症状が出ている時は誤飲などの危険があるので、

 やはり経口摂取ではなく注射(点滴)が望ましいです」とのこと。

今回は症状が軽めだったのでそんなことを思ってしまったけれど、

   前回のように頭の振れが激しい時には

      確かに経口摂取は不可能です。




   ここからは復習。

  症状が出た時にやるべきことは……、

 ・ 部屋を明るくし眼振を確認(動画撮影)すること
 ・ 失禁や嘔吐の可能性があるのでそれに備えること
 ・ 目が回っているので抱き抱えるのも有効
    (動き回ることでの怪我のリスクを抑えられる)
 ・ 視界を遮るのも有効で抱いたまま暗い場所へ移動する
    ……という方法も


   回復後は……、

 ・ 脳圧降下剤により、尿量が増える・軟便になるので、
    トイレに行く回数を増やしてあげる
 ・ 食欲不振になるので、食事の内容と量に注意する
 ・ ふら付きが出る可能性があるので、段差などに注意する


   
     前回は、発症後6日目で

   坊主を連れ富士山方面へと出掛けています。

    つくづく回復が早かったなと感じます。

  それでも、今回はもうちょっとじっくりと

      経過を観察しようと思っています。


 アポキル(痒み止め)を飲ませ続けたことによる

        身体の疲労があること。

  出血が治まったとはいえ、

   腸炎がどこまで回復したか不明なこと。

 痒みのコントロールがまだまだで、

  ストレスが溜まっているのが想像できること。

    諸々あり過ぎて、

 これ、坊主のケアが不充分であることが明白です。




      20-06-29_1530.jpg


      病院からご帰還。

   一番暑い時間帯だったもんね、疲れたね。





     ついでに目薬も処方してもらいました。



       20-06-29_1730.jpeg


      坊主はドライアイ気味なのです。
   
     ついでに逆さまつ毛なので、

       ついつい目を掻き掻きしちゃいます。




    坊主のシニア対応、

  もっとしっかりやらないといけませんね。

   周辺の先輩ワンコさんたちがみんな

    高齢でももっと溌溂としていたので、

 12歳をちょっと甘く見ていたのかもしれません。

    たもちゃん、おかーさん頑張るよー!





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No title

ここまでくると完全看護が必要なときがきたのでしょうか
あたふたすることもなくしっかり面倒を見ているたもこさんはやはり立派です
私はどうも放置してしまうタイプですから
なるようになるからねってまったく頼りにならない人です 汗
でもこうなるとおかあさ~~~ん
がんばって
たもちゃんが頼れるのはパパとママだけ
目のカイカイもストレスもどこか飛んでいけ!

ゴルのママさま

うーん、完全看護という感じではないのですが、前庭疾患は突然やってくるのでその都度適切な対処ができればと思っているところです。
アトピーによる外耳炎なども関係していると思われるので、その辺りのケアをしっかりやるとかそういう感じですね。
シニア期に起きやすい症状とか、もっと勉強しておかないとダメですね。
初めての前庭疾患の時はとにかくパニックで手が震えて病院に電話するのも儘ならなかったので(汗)
家に動物を迎えるって本当に責任の重いことだなとつくづく感じています。
快適に過ごしてもらえるよう頑張ります。

勉強になります

我が家はすずが10歳、
ごくうに至っては5ヶ月で亡くなっていますから、
高齢犬の経験がありません。
アルマは今年8歳になり、
だんだんとシニアの領域に入っていきますが、
未知の世界なんですよね。
これから、初めて経験することが
たくさんあるのだろうな・・・と思います。

20歳近いわんこの介護で大変だった
友人も何人かいます。
それぞれに一生懸命頑張っていました。
へろへろになりながらも・・・

気持ちを引き締めながら
たもこさんの記事を読んでいます。

アルままさま

一般的にシニアは7歳からと言われているけれど、小型犬か大型犬かそれから犬種によっても違ってくるし、高齢犬としてのお世話の始まりって実際は分かりにくいですよね。
たもつの周辺では高齢でも若々しく長生きの子が多かったので、12歳のたもつにあれこれ不調が出ていることに戸惑いも大きいです。
アルマくんがシニアってちょっと信じられない……。まだまだとっても幼く感じます。
ワンコの寿命も延びシニア期も長くなったから、もしかしたら病気や不調と付き合う期間も長くなるのかもしれませんね。人間にも同じことが言えるけど。
我が家はたもつが初めてワンコで飼い主がとにかく無知なものだから、たもつには苦労をさせているなと感じます。
ワンコの介護はなかなか壮絶ですよね。私の友人も最終的には獣医か看護師か?くらいの技量を身に付けていました。はたして自分にできるだろうかと不安を覚えましたね。
とにかく精一杯愛情を注ぎ続けたいと思います。たもつが笑顔で過ごしてくれることだけが望みです。

No title

たもちゃん、少し回復してきてるみたいですね。
でもいつ起こるかわからないから、少しのお留守番も心配ですよね。
しばらくは一人にせずに見てるしかないですね。
ほんと、15歳くらいでも元気なワンちゃんもいるから、何が違うのだろう?って思ってしまします。
うちも10歳になって、今年はいろいろと病院のお世話ににもなりましたが、今のところ治っているようです。
なんとなく15歳くらいまでは大丈夫というイメージがあるのですが、しっかり観察しないといけない年なんですよね。
ママさんもパパさんも大変だろうけど、頑張ってください。

*はなママ*さま

お陰さまで、徐々にですが回復してきているようです。
足元が危なっかしいのがふら付きが残っているのか脚が弱っているのか分かりにくく、まだヒヤヒヤしています。
原因がハッキリしないのですが、まずは耳の中の調子を良くしておくのが大前提かなと思っています。
本当に、元気な子は幾つになっても元気で、私もそういう子ばかり見てきていたので、うちはどうして?という気持ちが拭えません。
7歳からシニアといってもなかなか実感できませんよね。
うちは薬の影響などもあって身体がくたびれている感じがあるけど、何もない子は12歳でももっと元気いっぱいだと思うし。
これからは小さな異変も見逃さないように、たもつのペースに合わせてやっていきたいです。
はなさんはまだまだ若い。写真見てると、まだシニアに入ってないように感じます。
プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ

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