美ヶ原の原点
王ヶ頭ホテル2日目の朝です。

5時44分。
屋上で夜明けを待っています、夫が、独りで。
3時半頃、ふと目覚めて窓の外を見た時は、
ホテルはまだ靄の中でした。
これは……、日の出を拝むのも難しいかな。
5時半、いそいそと着替えを始める夫。
いやいや、日の出は6時頃と言っていたし、
今から外出てどうするのよ、凍死するよ、マジで。
ちなみに、この日の最低気温は1℃でした。

厳寒の中、独り行かせて放っておく訳にもいかないので……。
ダウンコート羽織って、私も後を追いますよ。
……とは言っても、30分ほど経ってからのことだけど。
予想通り、夫は屋上で凍えておりました。

草原が姿を現し始めました。

空が紅く燃え始めて、

お日様の姿がようやく……。
もうね、全方位風を遮るものがない屋上にいますからね、
南極越冬隊になった気分ですよ。

今日は晴れそうです。

富士山も。浮世絵みたいで綺麗ですよね。
前回訪れた時は、王ヶ鼻への早朝ツアーに参加したのですが、
今回は凍えた身体を温める為お風呂に行ってみたり、
なんとな~くのんびり過ごしてみました。

朝ご飯も、ボリューム満点です。

パンまで付いてきます。
お腹に入らなそうだったので私は遠慮しましたが。

こういう可愛らしい飾りがそこここにあるのも
このホテルの魅力です。

このレトロな感じも好き。

フリースペースも心地良く、
本棚には懐かしい本がたくさん並んでいます。
数十年ぶりに「ごんぎつね」を読んで、泣いてしまいました。
旅先で読む本じゃあないですね。

お天気も良くなり、
部屋からも北アルプスを望むことができました。


そろそろチェックアウトの時刻です。

風もなく穏やかな美ヶ原になりそうです。
お土産は、

地元松本市内で工房を開いている方が
デザインしているものです。
帰りはホテルの送迎バスに乗せて頂きました。

ホテルスタッフのみなさんが
大きく手を振り見送ってくれる姿に感動。

ホテルが遠ざかっていきます。
昨日とは打って変わって青空が見えてきました。
駐車場に到着しバスを降りた後は、
荷物を車に置き少し散策。

牛伏山へ。

2015年、初めて美ヶ原を訪れた時に登ったのが、
この牛伏山です。
まあ、我が家にとってはここが美ヶ原の原点ですね。
比較的なだらかなホテルまでの道のりと違い、
ここは不規則な岩場を行く悪路。
たもつは頑張ってよく登ってくれました。
この時は美ヶ原高原の全貌を全く分かっておらず、

「あの、遠くに見える鉄塔みたいの、なんだろうね?
下に見える建物は、鉄塔の管理棟か何かかな……」なんて、
すっごく寝惚けたこと言ってたんですけどね。
この時はまだ、あんな山の上にホテルがあるだなんて、
思いもしなかったんですよね。

王ヶ頭ホテルと北アルプスと。
取り敢えず2日連続で靄に包まれることがなくて良かったです。
さて、美ヶ原高原を堪能した後は、上田へと向かいます。
訪れたのは上田城。

綺麗に色付いています。
まずは博物館にお邪魔しました。
撮影OKだったので……。




武具にも個性があって面白いですよね。

難攻不落と言われた上田城も後に廃城となり、
今は公園になっています。

真田石。

本丸が現存していない寂しさはありましたが、
櫓の中が見学できたり、
上田城の歴史を映像その他で学ぶことができたりと、
博物館を含めなかなか充実した見学コースでした。



お天気に恵まれればほどよくお散歩も楽しめます。

遠くに王ヶ頭ホテルを望むことができました。
美ヶ原高原には思い出がたくさんあるので、
嬉しいような名残惜しいような複雑な気持ちに……。
この後は軽井沢でひと休みし東京へ。
今回は靄に包まれた美ヶ原で一夜を過ごすこととなりましたが、
これもまた山の上に建つホテルに泊まる醍醐味なのかもしれないなと
そう感じることもできました。
目まぐるしく変わる空模様が、
却って旅を飽きさせなかったようにも思います。
それから……、
王ヶ頭ホテルがいつかワンコOKの部屋を作ってくれたら嬉しいなと、
そんなことも思ってしまった旅でした。

5時44分。
屋上で夜明けを待っています、夫が、独りで。
3時半頃、ふと目覚めて窓の外を見た時は、
ホテルはまだ靄の中でした。
これは……、日の出を拝むのも難しいかな。
5時半、いそいそと着替えを始める夫。
いやいや、日の出は6時頃と言っていたし、
今から外出てどうするのよ、凍死するよ、マジで。
ちなみに、この日の最低気温は1℃でした。

厳寒の中、独り行かせて放っておく訳にもいかないので……。
ダウンコート羽織って、私も後を追いますよ。
……とは言っても、30分ほど経ってからのことだけど。
予想通り、夫は屋上で凍えておりました。

草原が姿を現し始めました。

空が紅く燃え始めて、

お日様の姿がようやく……。
もうね、全方位風を遮るものがない屋上にいますからね、
南極越冬隊になった気分ですよ。

今日は晴れそうです。

富士山も。浮世絵みたいで綺麗ですよね。
前回訪れた時は、王ヶ鼻への早朝ツアーに参加したのですが、
今回は凍えた身体を温める為お風呂に行ってみたり、
なんとな~くのんびり過ごしてみました。

朝ご飯も、ボリューム満点です。

パンまで付いてきます。
お腹に入らなそうだったので私は遠慮しましたが。

こういう可愛らしい飾りがそこここにあるのも
このホテルの魅力です。

このレトロな感じも好き。

フリースペースも心地良く、
本棚には懐かしい本がたくさん並んでいます。
数十年ぶりに「ごんぎつね」を読んで、泣いてしまいました。
旅先で読む本じゃあないですね。

お天気も良くなり、
部屋からも北アルプスを望むことができました。


そろそろチェックアウトの時刻です。

風もなく穏やかな美ヶ原になりそうです。
お土産は、

地元松本市内で工房を開いている方が
デザインしているものです。
帰りはホテルの送迎バスに乗せて頂きました。

ホテルスタッフのみなさんが
大きく手を振り見送ってくれる姿に感動。

ホテルが遠ざかっていきます。
昨日とは打って変わって青空が見えてきました。
駐車場に到着しバスを降りた後は、
荷物を車に置き少し散策。

牛伏山へ。

2015年、初めて美ヶ原を訪れた時に登ったのが、
この牛伏山です。
まあ、我が家にとってはここが美ヶ原の原点ですね。
比較的なだらかなホテルまでの道のりと違い、
ここは不規則な岩場を行く悪路。
たもつは頑張ってよく登ってくれました。
この時は美ヶ原高原の全貌を全く分かっておらず、

「あの、遠くに見える鉄塔みたいの、なんだろうね?
下に見える建物は、鉄塔の管理棟か何かかな……」なんて、
すっごく寝惚けたこと言ってたんですけどね。
この時はまだ、あんな山の上にホテルがあるだなんて、
思いもしなかったんですよね。

王ヶ頭ホテルと北アルプスと。
取り敢えず2日連続で靄に包まれることがなくて良かったです。
さて、美ヶ原高原を堪能した後は、上田へと向かいます。
訪れたのは上田城。

綺麗に色付いています。
まずは博物館にお邪魔しました。
撮影OKだったので……。




武具にも個性があって面白いですよね。

難攻不落と言われた上田城も後に廃城となり、
今は公園になっています。

真田石。

本丸が現存していない寂しさはありましたが、
櫓の中が見学できたり、
上田城の歴史を映像その他で学ぶことができたりと、
博物館を含めなかなか充実した見学コースでした。



お天気に恵まれればほどよくお散歩も楽しめます。

遠くに王ヶ頭ホテルを望むことができました。
美ヶ原高原には思い出がたくさんあるので、
嬉しいような名残惜しいような複雑な気持ちに……。
この後は軽井沢でひと休みし東京へ。
今回は靄に包まれた美ヶ原で一夜を過ごすこととなりましたが、
これもまた山の上に建つホテルに泊まる醍醐味なのかもしれないなと
そう感じることもできました。
目まぐるしく変わる空模様が、
却って旅を飽きさせなかったようにも思います。
それから……、
王ヶ頭ホテルがいつかワンコOKの部屋を作ってくれたら嬉しいなと、
そんなことも思ってしまった旅でした。
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