描いてみた【93】

※百均のツルツル紙にB・H・4H・6Hで描いた
写真をライト調整済み
2014年9月、若洲海浜公園を訪れた時のたもやんです。
昨夜一気にザクザクっと描きました。
こうして見てみると、なかなかに荒い仕上がりですね。
実はデジタルで描き足し&色付けしようと思いここで止めたのですが、
難易度が高いことに気付き諦めました。
草原ってどう描けば良いんでしょうね。
ネット検索してみると
いかにも簡単そうにそのコツが書かれていたりするのですが、
(これ、たもつを描くより根気が要るのでは?)と
怖気づいてしまっているのです。
若洲海浜公園を訪れたこの日はお天気も良く、
キャンプや釣りを楽しむ人たちの中に、
ワンコさんの姿もちらほら。

たもやんもとってもご機嫌で、
草の感触を楽しんでおりました。
そんな中、「ちょっと厠へ」とこの場を後にした夫が、
10分経っても20分経っても戻って来ない。
んー、ちょっと遅くない?
あー。お腹でも壊してるのかしら?
……にしても、遅過ぎない?
「たもちゃん、とーちゃんの様子見に行ってみようか?」
そうたもつを促すも、彼は微動だにせず。
(ここを動いちゃダメだよ、とーちゃんが帰ってくるんだから!)
そう言わんばかりの表情で頑として動こうとしないのです。
夫にメールしてみるものの、一切気付く気配はなし。
いつものことです。

ちょっぴり不安になっているたもやん。

とーちゃん、どこ行ったのかなぁ。
夫がヘラヘラしながら戻って来たのは、
たもつと私を置き去りして
30分以上が過ぎた頃のことでした。
尻尾をブンブン振り大歓迎のたもつの傍らで
表情を強張らせ仁王立ちの私。
殺気を感じ取ったんでしょうね。
夫は慌ててスマホを取り出すと、

今さっき撮った写真を私の目の前に。

「ゲートブリッジの上、歩けるようになってるんだよ♪
たもつを看てるからさ、行ってくれば?」
は? アホ……なの?
私はともかくたもつをこんなに待たせて不安な気持ちにさせて、
その上更に30分もたもつを待たせる訳にいかないだろーが!
若洲海浜公園を訪れると、
あの日健気に夫の帰りを待ち続けたたもつの姿を
一番に思い出すのです。
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