憧れの王ヶ頭
10月26日水曜日、朝5時起き、
おにぎりで腹ごしらえして出発です。
今日は中央道に乗り長野方面へ向かいますよ。
平日ということもあり道は空いており、
ノンストップで長坂(山梨県北杜市)まで。
高速を降り向かったのは、バックハウスインノ。
夫が知人から教えてもらったパン屋さんです。


お店も周辺を彩る花々も、

遠くの景色もすべてが素敵です。
パンを購入した後は諏訪方面へ。

穏やかな諏訪湖を見ながら、早めのお昼ご飯。



ここのパン、本当に美味しいんです。
インスタの写真を見るとまたお腹が空いてきちゃう(笑)
さて、ちょっぴり駆け足ですが、
ここからまた次の目的地へと向かいますよ。
更に北上し到着したのは松本市。
この日の最終目的地、
通常なら諏訪湖からの慣れたルートを通るのですが、
事情により松本経由で行くことにします。

松本城に寄り道。
今年4月に訪れた時に比べ観光客がぐっと増えていました。
イタリア語の集団さんたちが賑やかで賑やかで(笑)
この日は陽射しも強く観光客の皆さんの熱気と相俟って、
散策していても少し汗ばむほどでした。
さて、ここからは山を目指します。
車のナビを設定、
ついでにスマホのGoogleマップでもナビを設定してみると……。
おや!? 到着時刻がかなり違うけど……。
……っていうか、ルートもかなり違う。
あれ? 大丈夫……かな?
あー、ここでなぜ立ち止まらなかったー!
……って、後の祭りなのですが。
とにかく最終目的地で時間をたっぷり使いたいということもあり、
「最短ルート」である車のナビの方を選択して出発。
街を出て山肌の集落を抜け、
その先はひたすらデコボコ山道を上っていきます。
擦れ違う車は次第に減っていき、
途中道路を横切るリスに遭遇する頃には
「目的地はもうすぐそこ!」と興奮の頂点に。
ふと山を見上げると、木々の隙間から目的地の建物の姿が!
もう着く! すぐ着く♪
ところが……。
「なんか……変じゃない?」
「こんなに走ってて……着かないかな?」
「さっき大きな地図があったよね、確認してみよう」
車を少し戻し道路脇に立つ巨大地図を確認してみると……。
「これ、真逆に来ちゃってない?」
車のナビに従いやって来たというのに、
私たちの車は目的地とは遠く離れた場所へ向かっていたようです。
どーゆーことよ!
翌日現地の人に伺ったところ、
これ、「山あるある」のようです。
ともかく今来た道をずーっとずーっと戻り、
一から仕切り直しです。
これね、Googleマップのナビに従っていれば
問題なく到着できていた模様。
「最短ルート」を謳う車のナビ、信じた私たちが悪かった?
んなアホな!
ハンドルを握り続ける夫も
スマホのGoogleナビに視線を落とし続ける私ももうヘトヘト。
音声ガイドが誘導してくれるとはいえ、
不安で地図から目を離せなかったんですよね。
予定よりかなり遅れて美ヶ原自然保護センター駐車場に到着。
ここから先は個人の車は立ち入り禁止。
この先は山頂に建つホテルのバスが送迎してくれます。
送迎バスの運転手さんのガイドも良く、
貸切状態だったのでお喋りもまた楽しかったです。

王ヶ頭ホテル
常に数ヶ月先まで予約の埋まっているホテルです。
今回は夫が有給休暇を取っている期間に
たまたま空室が出たということで急遽部屋を抑えました。
毛むくじゃら連れは宿泊できないので、
これまでは「その機会は訪れないだろう」とそう思っていたのです。
陽が落ちる前に周辺を散策。

右の方に白く見えるのは富士山。



美ヶ原高原にはたもつを連れ過去4度ほど訪れています。



夫がコーヒーとソフトクリームを買いに行ってくれたところ、
不安そうに外で待つたもやん。


美ヶ原高原に広がる牧場にいた牛さんたちは、
数日前に山のふもとの三城牧場に下りたそうです。
これから先、ここらは一面銀世界になりますからね。
あ、王ヶ頭ホテルは真冬も営業中です。

実は前日には既に降雪があったそうです。

凍ってます。


エントランスとは逆側、
私たちの部屋はこの緑で囲んだ部分です。


ホテルの中はどこも落ち着く空間になっていて、
自室とは違う景色を眺めるのも自由です。

私たちが泊った部屋。



目の前に鉄塔があるということで
好まないお客さんもいるのかもしれませんが、
私はこの部屋がとても気に入りました。
エントランス側は美ヶ原高原、
南向きは富士山を望むことができる部屋になるのですが、
西向きのこの部屋は
なんと言っても北アルプスを望むことができる!
街の灯は松本の市街地です。
この後はお楽しみの夕食です。

とにかく品数が多いです。
これらはほんの一部です。


岩魚の塩焼きが、本当に美味しかった♪

お肉が出てきましたが、
この頃には既に満腹状態に。
スタッフの方が「最後までどうぞ辿り着いてください♪」と
思わずそう口にするように、
とにかく笑っちゃうほど品数が多いです。
それでもどれもこれも本当に美味しくて、
結局残さず最後まで辿り着いちゃいました。

スタッフの方も気配りが行き届いていて、
それでいて朗らかで会話も楽しく、
とても良い時間を過ごすことができました。
王ヶ頭ホテルは標高2034メートルの山の上にある為、
一度上がると簡単には街まで出ることができません。
……ということで、ホテルでは様々なイベントを準備しています。
美ヶ原高原の素晴らしさを紹介する「四季のスライド上映会」や
「星の観察会」、
天候に恵まれなければ「輪投げ大会」や「紙芝居」まで。
私たちが訪れた晩は新月の翌日ということもあり、
月の明りに邪魔されることなく
満天の星空を堪能することができました。
ガイドさんの解説も楽しく、
巨大天体望遠鏡で木星とその衛星を観ることもできました。
残念ながら写真はありません。
スマホではやはり限界がありますね。
夫は流れ星をいくつも見たようです。
私は1つも見られなかったけれど。
屋上へも自由に出られるとのことで、
その後は屋上にて星空を仰ぎました。
さて、明日も夜明け前に起床しなければならないので、
そろそろ寝ます。
長くなるので続きます。
スポンサーサイト