尚更寂しい
晩秋を迎えたこの季節、
我が家の恒例行事は、

みんなで神宮外苑を訪れること。
コロナ禍ということもあり、
今年も「神宮外苑いちょう祭り」は中止となっていました。
それでも人の波はいつも通りだったように思います。


神宮外苑を毎年のように訪れるようになったのは、
たもつを迎えてからのこと。

2008年、たもちゃん1歳。
いちょう並木の通りから逸れた広場で
落ち葉を蹴散らし走り回るのが好きでした。

2010年、たもちゃん3歳。
気取った顔して写っているけど、
この時もやっぱり広場で落ち葉に埋まり大暴れ。

2011年、4歳のたもちゃん。
外国人観光客に囲まれバシャバシャ写真を撮られた後。
表情が、若干硬いです(笑)

2012年、5歳のたもちゃん。
朝日が眩しくて、ここで撮る写真はだいたい逆光。

2013年、6歳のたもちゃん。
落ち着いて歩けるようになっていました。
まあ、相変わらず人混みは苦手だったけど。

2014年、7歳のたもちゃん。
なんか、不安げな表情に笑っちゃう。

2018年、11歳のたもちゃん。
本人にも飼い主にもまだシニアの意識がない感じ。
サクサクよく歩いてくれていました。
そして今年は……、

こんな写真を撮ってきました。
ワンコさんの姿もあったけれど、
柴さんは見掛けませんでした。
例年多くの柴さんと遭遇していたので、
なんだか寂しかったな。
この後は丸の内へ。

丸ビルのクリスマスツリー。
今年は「ハリー・ポッターと賢者の石」公開20周年を記念した、
「ホグワーツの魔法の樹」だそうです。

行幸通りとその周辺のいちょうも見事です。

2020年、13歳のたもちゃん。
見ての通り、撮影を面倒臭がっています(笑)
でも、ぷっくり太っていて見るからに健康体。
この頃が懐かしいです。
夫と歩いていて、ふと感じたことがありました。
それは、想像していた以上に、
そこにたもつが居ない現実を思い知らされたということです。
家族で出掛けると、
夫はいつもたもつと私の先を歩いていました。
それは、次の絶景次の撮影スポットを求めていたこともありますが、
歩くのが速く興味の赴くままに彷徨うものだから、
たもつと私が置いていかれるということも少なくなかったのです。
たもつは自身のペースを崩すことなくスンスンしているし、
私もまた先を急がされるのを苦手としている為、
夫との距離は開くばかりです。
時にはその後ろ姿さえ見失うこともあり、
「〇〇(←夫のこと)どこ行っちゃったんだろうねぇ」と零しつつ、
私たちはいつも互いのペースを気遣い庇い合いながら、
夫の背中を追うのです。
それでも私は、たもつと過ごすそんなまったりとした時間が、
とても好きでした。
絶好のシャッターチャンスを逃したとしても
素敵な夕焼けを見逃したとしても、
ただそこにたもつがいてくれれば……、
それだけで幸せだったのです。
そんな私の手に、今、
たもつとの仲を繋ぐリードはありません。
家族で出掛けた筈なのに、
尚のこと寂しさを感じたことは否めませんでした。

右のカプセルにはたもつの足の爪(の芯)が、
左のカプセルにはたもつの被毛が入っています。
たもつの被毛は、
お別れの時に少しだけ切らせてもらったものです。
こうして一緒に出掛けてはいるけれど、
やっぱりそこに、
毛むくじゃらの温もりも手触りも感じることはできないんですよね。
いつになったら……、慣れるのかな。
我が家の恒例行事は、

みんなで神宮外苑を訪れること。
コロナ禍ということもあり、
今年も「神宮外苑いちょう祭り」は中止となっていました。
それでも人の波はいつも通りだったように思います。


神宮外苑を毎年のように訪れるようになったのは、
たもつを迎えてからのこと。

2008年、たもちゃん1歳。
いちょう並木の通りから逸れた広場で
落ち葉を蹴散らし走り回るのが好きでした。

2010年、たもちゃん3歳。
気取った顔して写っているけど、
この時もやっぱり広場で落ち葉に埋まり大暴れ。

2011年、4歳のたもちゃん。
外国人観光客に囲まれバシャバシャ写真を撮られた後。
表情が、若干硬いです(笑)

2012年、5歳のたもちゃん。
朝日が眩しくて、ここで撮る写真はだいたい逆光。

2013年、6歳のたもちゃん。
落ち着いて歩けるようになっていました。
まあ、相変わらず人混みは苦手だったけど。

2014年、7歳のたもちゃん。
なんか、不安げな表情に笑っちゃう。

2018年、11歳のたもちゃん。
本人にも飼い主にもまだシニアの意識がない感じ。
サクサクよく歩いてくれていました。
そして今年は……、

こんな写真を撮ってきました。
ワンコさんの姿もあったけれど、
柴さんは見掛けませんでした。
例年多くの柴さんと遭遇していたので、
なんだか寂しかったな。
この後は丸の内へ。

丸ビルのクリスマスツリー。
今年は「ハリー・ポッターと賢者の石」公開20周年を記念した、
「ホグワーツの魔法の樹」だそうです。

行幸通りとその周辺のいちょうも見事です。

2020年、13歳のたもちゃん。
見ての通り、撮影を面倒臭がっています(笑)
でも、ぷっくり太っていて見るからに健康体。
この頃が懐かしいです。
夫と歩いていて、ふと感じたことがありました。
それは、想像していた以上に、
そこにたもつが居ない現実を思い知らされたということです。
家族で出掛けると、
夫はいつもたもつと私の先を歩いていました。
それは、次の絶景次の撮影スポットを求めていたこともありますが、
歩くのが速く興味の赴くままに彷徨うものだから、
たもつと私が置いていかれるということも少なくなかったのです。
たもつは自身のペースを崩すことなくスンスンしているし、
私もまた先を急がされるのを苦手としている為、
夫との距離は開くばかりです。
時にはその後ろ姿さえ見失うこともあり、
「〇〇(←夫のこと)どこ行っちゃったんだろうねぇ」と零しつつ、
私たちはいつも互いのペースを気遣い庇い合いながら、
夫の背中を追うのです。
それでも私は、たもつと過ごすそんなまったりとした時間が、
とても好きでした。
絶好のシャッターチャンスを逃したとしても
素敵な夕焼けを見逃したとしても、
ただそこにたもつがいてくれれば……、
それだけで幸せだったのです。
そんな私の手に、今、
たもつとの仲を繋ぐリードはありません。
家族で出掛けた筈なのに、
尚のこと寂しさを感じたことは否めませんでした。

右のカプセルにはたもつの足の爪(の芯)が、
左のカプセルにはたもつの被毛が入っています。
たもつの被毛は、
お別れの時に少しだけ切らせてもらったものです。
こうして一緒に出掛けてはいるけれど、
やっぱりそこに、
毛むくじゃらの温もりも手触りも感じることはできないんですよね。
いつになったら……、慣れるのかな。
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