苦い薬は好きですか?

元気にお散歩中♪
9月に入った途端ぐっと気温が下がったたもやん地方。
この日の朝散歩、
出発したのはなんと午前11時近くになってから。
だってね、ずーっと起きないんですよ。
「たもちゃ~ん、チッチ行こうよぉ」
「たもちゃ~ん、ウ○チくんしないとお腹痛くなっちゃうよ~」
何度声掛けしても、
私の方をチラ見、そして爆睡に突入してしまう坊主。
体力落ちてるのかと心配になるけれど、
私がハーネスを手にすればダッシュで逃げ回るので、
まあ、元気なんですよね、一応。
涼しくてよく歩けたし、

お友達にも会えたし♪
朝散歩が昼散歩になっちゃったけど、まあ良しとしよう。
えっと……、
「肺の影が若干大きくなっている」との診断を受けた坊ちゃんですが、
先日からこんなものを始めてみましたよ。

漢方薬です。
元気堂という漢方専門薬局が、
ペット専用のオリジナル漢方を提供しています(ペット漢方)
たもつはアレルギー持ちということもあり、
様々な植物を使う漢方には手を出し難かったのですが、
問い合わせしてみると、
配合予定だった生薬全てについて
何科に属する植物なのか回答をくださいました。
結果、「キク科」の蒼朮(そうじゅつ)・紅花(こうか)と、
「マメ科」の黄耆(おうぎ)・甘草(かんぞう)を省き
たもつ用に配合してくださるということに。
たもつ用オリジナル漢方薬の成分は、
桂皮(けいひ)・地黄(じおう)・芍薬(しゃくやく)
川芎(せんきゅう)・当帰(とうき)・茯苓(ぶくりょう)
人参(にんじん)・桃仁(とうにん)・霊芝(れいし)
冬虫夏草(とうちゅうかそう)・田七(でんしち)……です。
これを、1日1包×2回服用です。
金額にすると、1日400円。
高いのか安いのかよく分からないけど、
色々検索した結果、良心的なお値段なのかなと思いました。
開けてみると……、
ザ・漢方って感じのニオイです。
あー、これ、飲んでくれないヤツかもしれん。
たもつのことを熟知しているワンコ友達に話してみても
「たもつは飲まないよー、きっと」って言われたしなぁ。
漢方薬をクリームチーズの中に埋め込み、
恐る恐る坊主の前に差し出してみると……。
! ! ! ! !
あ! 食べた!
坊ちゃん、漢方チーズボールを躊躇うことなくパクリ。
粉末が結構はみ出してるんだけどなぁ、
全然気にならないんかい?
いやいや、ひと口目だったからついうっかり口にしちゃったのかも。
恐る恐る、もう1ボールを進呈。
あ……、フツーに食べるやん。
なんか、拍子抜け。
それでもその後どんな反応を示すか分からなかったので、
この日は1包の1/4程度を服用して終了。
結果……、最初の1包(半日分)を服用するのに2日を要しましたが、
漢方薬を飲むことに坊主は何の躊躇いもないご様子。
飼い主が勝手にビビっていただけで、
これ、フィラリア薬(ネクスガードスペクトラ)飲むより楽勝じゃん♪
基本の1日1包×2回服用より、
もうちょっとスローペースになりそうな予感はしますが、
治療薬ではないのでね、ボチボチやっていこうと思っています。
他にもこんなところにも相談してみました。
・ ペット漢方研究会
動物病院が処方している漢方薬なので安心かも。
「漢方薬が効かない子も2割ほどいます」との説明もありました。
メールの返信も早く、説明もとても丁寧でした。
・ コルディ
冬虫夏草のサプリメントを扱っています。
「玄米を使っているので不安がある」と伝えたところ
(アレルギーの子用に小豆使用の製品もありますが、
たもつはマメ科もNGです)
「使用は難しいと思われます」との回答が。
他に免疫についての解説など、
勉強になることもたくさん書いてきてくださり好印象です。
↑の他にもサプリメント等様々調べてきましたが、
やはりアレルギー持ちのたもつには手を出し難いものも多いです。
病院での補助医療についても調べましたが、
薬剤に弱いたもつのこと、
身体への負担を考えるとやはり躊躇いが生じてしまいます。
肺の影はあくまでも「腫瘍を示唆するもの」で、
高度医療センターでも治療は勧められておらず、
何かあれば対処療法をと言われています。
この先どう過ごすのがたもつにとっての幸いなのか……、
それを私たちなりに突き詰めてみたところ、
「快適に、苦しむことが少なく、心穏やかに」
もうそれしかないのでは?という結論に達しました。
幸い、今現在たもつには何の症状も出ていません。
体重も術後どんどん増え続けています(笑)
今は10頭に6.5頭がガンになるといわれる時代ですね。
あちこちの病院を渡り歩き、
効くといわれる治療法を片っ端から試みれば、
もしかしたら、
たもつと一緒に過ごす愛おしい日が1日、1ヶ月、
増えることもあるかもしれません。
それでも、それが本当にたもつにとっての幸いなのか……。
まあ、正直私たちにも分からないんですけどね。
漢方を試してみようと考えたのは、
「腫瘍が悪さを始めてもその症状が比較的穏やかで済む子が多い」
そう知ったからです。
「薬で腫瘍を叩きのめす」ことに重きを置くのではなく、
「免疫力を上げながら、(できれば)腫瘍の成長を抑えながら、
腫瘍と共存しながらでも、
できるだけ長い期間を心穏やかに健やかに過ごせるように」
それが今私たちが目指し始めた新たな場所です。
ここ数日急に涼しくなったので、

お昼寝にもブランケットが大活躍。
このブランケット、お友達からのプレゼントなのですが、
軽くて肌触りがとっても良くて、
おまけに可愛い動物がたくさん描かれていて、
たもつは勿論、飼い主もお気に入り。
急な冷え込みに丸くなっていたたもつも、

ブランケットのお陰でぬくぬくお昼寝できています。
ありがとー!!!

みなさんに支えられ、たもつは今日も元気です。
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