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なんでも食べよう

前回「病理検査の結果転移ナシとの診断が出ました」と

      ご報告させて頂きましたが、

    その前に既に書き記していたので、

        記録として載せることにしました。     

 
以下は、メラノーマを罹患した子に良いとされている食事療法です。

   食物アレルギーのあるたもつが摂取できる食材に

          絞り込んで記載しています。


 1)糖質・炭水化物を控える。

 糖質・消化しやすい炭水化物は犬の食後血糖値を上げる。

血糖が増えると腫瘍が糖分を奪い、メラノーマ進行の一因となる。

 → 血糖値が上がらないよう、

  糖質・消化しやすい炭水化物を控えなければならない。

 糖分がなくなると、腫瘍のエネルギー源が枯渇、

    メラノーマの進行スピードを緩和することができる。

 但し、消化の遅い炭水化物(イモ類)については、

         少量なら摂って良い。

   
  炭水化物はガンの栄養になるとも言われていますが、

    仮に炭水化物を減らしても、

 その次はタンパク質を栄養にガンは成長を続けるので、

 炭水化物を一切摂らないというのはあまり有用ではないようです。


 2)脂肪を摂る。

 肉食動物に近い犬は比較的脂肪の消化吸収が得意で、

   効率よく脂肪をエネルギー源として活用することができる。

 一方で、ガン細胞は脂肪をエネルギー源にすることができない。

 → 炭水化物の代わりに脂肪をエネルギー源にすることで、

  腫瘍を枯渇させながら自身のエネルギーを補うことができる。

 但し、たもつは脂肪の代謝が苦手(脂肪を蓄えやすい)なので、

      摂り過ぎないよう注意が必要になります。

  オメガ3タイプの多価不飽和脂肪酸は、

ガン細胞の成長や転移を抑制・免疫力を増強・悪液質を改善する。

 (特にEPA・DHAなど)を積極的に摂取する。

   亜麻仁油・えごま油・魚(サバ・イワシ)など。

 オメガ3については高度医療センターのK先生からも

  「積極的に摂りましょう」と助言を頂きました。

  オメガ6タイプの多価不飽和脂肪酸は、

 ガン細胞の成長と転移を助長する可能性がある。

   (リノール酸、γ-リノレン酸など)は摂取を控える。

   グレープシードオイル・コーン油・ゴマ油・大豆油など。

 
 3)タンパク質を充分摂る。

 質の良いアミノ酸バランスのとれた高タンパク質が必須。

  肉の種類・部位を多彩に。

   アミノ酸が不足すると、

筋肉量が減少・免疫機能や消化管機能が低下・傷の治りが悪くなる。

  ガン細胞の増殖を抑える・ガン治療の副作用を軽減する為、
   
       以下のアミノ酸を摂取する。

 ・アルギニン

  免疫機能を高め、

 ガン細胞の成長や転移を抑制・創傷治癒を促進。

肉類(特に豚)・ゼラチン・マグロ・牛肉赤身・ササミ・鶏ムネ肉。

 ・グルタミン

 免疫機能を高め、ガン細胞の成長や転移を抑制・

   腸管の防御機能や消化機能を補助。

  肉類・乳製品。


 4)免疫力を高める食材を摂る。

 犬の腸には免疫細胞の60%以上が集まる。

  → 腸の健康のカギとなる食物繊維を摂取する。

 β-グルカンの一種であるレンチナン(抗がん剤)が含まれる

       シイタケが特に良い。

  乳酸菌(サプリメントでOK)を摂る。


 5)抗酸化作用のある食材を摂る。

 活性酸素が増えると、細胞が老化する・ガン細胞が増殖する。

  → 活性酸素の働きを阻害してくれる抗酸化物質を摂る。

 粘膜を健康に保つ ビタミンA(脂溶性)・ビタミンC(水溶性)
 抗酸化作用のある ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE 
 高い抗酸化作用のある アスタキサンチン

  豚レバー・鶏レバー・ササミ・鶏ムネ肉・ウナギ・サケ・タラ

   ホウレン草・ニンジン・パプリカ・ブロッコリー・ケール

        カボチャ・アーモンドなど。


 6)その他

  ミネラルを補給する 昆布・ケルプ
  カルシウムを摂取する 卵殻パウダー・乳酸カルシウム
  

 
   腫瘍のある子の場合、

「炭水化物を制限し、良質なタンパク質を適量含み、

  脂肪(特にオメガ3脂肪酸)を強化した食事」を

     推奨されることが多いようです。


 ……ですが、我が家では極端な食事療法はせず、

      「免疫力を上げる」ことを主体に、

   たもつが好んで食べてくれるものを

      準備しようということに決めました。

  幸い今現在たもつの体内に腫瘍はないので、

    バランス良く摂取することが重要と考えています。

   

  たもつの今の食事はこんな感じです。


・ボーンブロススープに、
 椎茸(エノキ)のみじん切りを加えたもの。
 昆布出汁を加えたもの。
 
・茹でたブロッコリー。
 なぜか昔から好きなので(笑)

・ササミ・鶏ムネ肉。

・牛肉赤身。


  DSC_0744.jpg



  DSC_0745.jpg

  
 久しぶりの牛肉に狂喜乱舞しておりました。


・豚肉・レバー(豚・鶏)・ハツ。
 お腹の調子を見ながらになります。

・マグロ。


  DSC_0731.jpg


     マグロの血合いを乾燥させたもの。

   ワンコ友達が作ってくれました。

    初めて食べましたが、

  「もっと♪」の要求が止まりませんでした。


・サバ・イワシ・サケ。
 気分次第で口を付けないこともあるので要注意(笑)

・チーズ・ヨーグルト。
 これは迷わず食べます。

・亜麻仁油。
 ご飯にひと垂らし。

・推奨されるサプリメントは
  乳酸菌・乳酸カルシウム・卵殻パウダー・マルチビタミン
  オメガ3脂肪酸・アルギニン・DHA……などですが、
  食材で充分摂れるものもあるので、まだ検討中です。

・軟らかく煮たサツマイモ。

・ダームディフェンス(ドライフード)
 皮膚ケア&手作り食だけでは不足しがちな栄養素摂取の為。



  DSC_0732.jpg


  かかりつけ病院へ行く途中、お友達と遭遇。

  

   DSC_0735.jpg


   オヤツを堪能中、鼻に皴を寄せてるけど(笑)



    2月に大腸炎を患い、

食べられるものがほとんどない!という状態だったのですが、

  今は何を食べてもお腹を壊すことはありません。

   腸内環境を整えるって本当に大切なことですね。

 様々な食材を取り入れて、免疫力を上げていきたいです。   

    
   あれこれ検索している中、

 「犬は人間とは比較にならないほど生命力が強い」との

        書き込みを見て、

     とても勇気づけられました。




   
   DSC_0743.jpg


   夫が目ヤニを取ってあげようとしているのですが、

         歯を剥いています。

     通常運転に戻り、ホッとしています(笑)


 ※ 胸のところが禿げているのは、手術で剃ったからです。
    今はカイカイもあまりありません。








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プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ

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