どこの国の人ですか?
新型コロナウィルスの感染拡大、
未だ止む気配を見せませんね。
中国で発生し、まず東アジア諸国に広まったことで、
欧米諸国でアジア人を差別排除しようとする動きがあったことも
ニュースになりました。
アジア人って、彼らの目にはどう映るんでしょうね。
目が小さく鼻が低く平べったい顔をしている。
顔に凹凸が乏しく、表情もまた乏しい。
以前なにかで読んだのですが、
「アジア人は無表情で何を考えているのか分からないので不気味」
そう考える欧米人が少なからずいるのだそうです。
あー、私なんて目も小さくてぼんやりした顔だから、
「笑ってるんだか怒ってるんだか分からない」
そんなふうに見えるんだろうなぁと思った記憶があります。
これは、昔友人とイタリア中東部にある
サンマリノという小国を訪れた時の話です。
土産物店の中をぶらぶらしていた私たち。
そこへちょうど、所謂アジア顔をした同年代の
女性2人連れが入ってきました。
店主はすかさず「おー、お友達も来たねー(←英語)」と
歓迎したのですが、
お互い顔を見合わせた私たち、
瞬時に「ノー、ノー(笑)」と手を横に振ったんですよね。
お互い目も小さく鼻も低いアジア顔なのですが、
化粧や服の雰囲気で互いが他国の人間と一瞬で判断したのです。
その直後更に2人連れのアジア人女性が現れましたが、
店主は「お友達? もしかして、また違う?」と笑い、
3組のアジア人女性2人連れは、
またしてもお互い「違う(国の人)よね?」
「うんうん、違う……よね?」と、
笑い合うこととなりました。
今は「反○○」という攻撃性の高い書き込みが
ネットに溢れていますが、
当時は「反日」や「反○○」といった思想を体感することは、
あまりなかったように思います。
……ですが、その2年後、再びイタリアを訪れた際、
私たちは「アジア顔」に対する微妙な感情を
思い知らされる体験をすることになります。
2度目に訪れたイタリア、その時感じたのは
「中国語がよく聞こえてくる」ということでした。
その日の晩、ローマの街を歩いていた時のことです。
「チネ(チナ)!」
正面から向かってきた男性2人組が
忌々しいといった表情で投げかけてきたその言葉は、
「Cina(チーナ)!(中国!)」
一緒に訪れていた友人がイタリア語を勉強していたので
知ることができましたが、
そうでなければなぜ不快感を露わにされたのか分からず、
不安も大きくなっていたのかなと思います。
イタリアを旅する中でそのような表情を向けられたのはただ1度、
多くはとても友好的で温かい人たちだったのですが、
やはり「あからさまに毛嫌いされた」というショックは大きく、
その後歩いていても他人の目が気になってしまい、
なんとも気の休まらない旅となってしまいました。
上述したサンマリノでの件の通り、彼らからすれば
「日本人なのか中国人なのか区別なんてつかない」んですよね。
「新型ウィルスが発生したのは中国」と
知っているのかもしれないけれど、
「怖いウィルスを撒き散らしているのはアジア顔した人間たち」
そうインプットされているので、
アジア顔を脅威に感じてしまう。
新型ウィルスはいつか脅威ではなくなるのかもしれないけれど、
アジア顔した私は、
海外へ出ることに不安を覚えてしまいます。
どこの国から来た人かなんて詮索せずに触れ合える、
そんな世の中であったほしいなと感じています。
新型ウィルス騒動が
一日も早く収束することを祈るばかりです。
オマケの話。
昔、私の母、姉、夫と私の4人で
築地界隈を歩いていた時のことです。
「メイ アイ ヘルプ ユー?」
不意にそう声を掛けられたのは我が夫。
「!?」
振り返るとそこには、にこやかに微笑む男性。
「え? あ。(オレ)日本人、日本人(笑)」と夫。
ちょうど築地に外国人観光客が増え始めた頃のことです。
ボランティアで外国人観光客のガイドをする方も
増えていたんですよね。
ご存じの方もいるかと思いますが、
夫はコテコテの日本人顔です。
なぜ外国人観光客に間違われたのか……、
今もナゾです(笑)

おいらもボランティアガイドやりたいな~。
未だ止む気配を見せませんね。
中国で発生し、まず東アジア諸国に広まったことで、
欧米諸国でアジア人を差別排除しようとする動きがあったことも
ニュースになりました。
アジア人って、彼らの目にはどう映るんでしょうね。
目が小さく鼻が低く平べったい顔をしている。
顔に凹凸が乏しく、表情もまた乏しい。
以前なにかで読んだのですが、
「アジア人は無表情で何を考えているのか分からないので不気味」
そう考える欧米人が少なからずいるのだそうです。
あー、私なんて目も小さくてぼんやりした顔だから、
「笑ってるんだか怒ってるんだか分からない」
そんなふうに見えるんだろうなぁと思った記憶があります。
これは、昔友人とイタリア中東部にある
サンマリノという小国を訪れた時の話です。
土産物店の中をぶらぶらしていた私たち。
そこへちょうど、所謂アジア顔をした同年代の
女性2人連れが入ってきました。
店主はすかさず「おー、お友達も来たねー(←英語)」と
歓迎したのですが、
お互い顔を見合わせた私たち、
瞬時に「ノー、ノー(笑)」と手を横に振ったんですよね。
お互い目も小さく鼻も低いアジア顔なのですが、
化粧や服の雰囲気で互いが他国の人間と一瞬で判断したのです。
その直後更に2人連れのアジア人女性が現れましたが、
店主は「お友達? もしかして、また違う?」と笑い、
3組のアジア人女性2人連れは、
またしてもお互い「違う(国の人)よね?」
「うんうん、違う……よね?」と、
笑い合うこととなりました。
今は「反○○」という攻撃性の高い書き込みが
ネットに溢れていますが、
当時は「反日」や「反○○」といった思想を体感することは、
あまりなかったように思います。
……ですが、その2年後、再びイタリアを訪れた際、
私たちは「アジア顔」に対する微妙な感情を
思い知らされる体験をすることになります。
2度目に訪れたイタリア、その時感じたのは
「中国語がよく聞こえてくる」ということでした。
その日の晩、ローマの街を歩いていた時のことです。
「チネ(チナ)!」
正面から向かってきた男性2人組が
忌々しいといった表情で投げかけてきたその言葉は、
「Cina(チーナ)!(中国!)」
一緒に訪れていた友人がイタリア語を勉強していたので
知ることができましたが、
そうでなければなぜ不快感を露わにされたのか分からず、
不安も大きくなっていたのかなと思います。
イタリアを旅する中でそのような表情を向けられたのはただ1度、
多くはとても友好的で温かい人たちだったのですが、
やはり「あからさまに毛嫌いされた」というショックは大きく、
その後歩いていても他人の目が気になってしまい、
なんとも気の休まらない旅となってしまいました。
上述したサンマリノでの件の通り、彼らからすれば
「日本人なのか中国人なのか区別なんてつかない」んですよね。
「新型ウィルスが発生したのは中国」と
知っているのかもしれないけれど、
「怖いウィルスを撒き散らしているのはアジア顔した人間たち」
そうインプットされているので、
アジア顔を脅威に感じてしまう。
新型ウィルスはいつか脅威ではなくなるのかもしれないけれど、
アジア顔した私は、
海外へ出ることに不安を覚えてしまいます。
どこの国から来た人かなんて詮索せずに触れ合える、
そんな世の中であったほしいなと感じています。
新型ウィルス騒動が
一日も早く収束することを祈るばかりです。
オマケの話。
昔、私の母、姉、夫と私の4人で
築地界隈を歩いていた時のことです。
「メイ アイ ヘルプ ユー?」
不意にそう声を掛けられたのは我が夫。
「!?」
振り返るとそこには、にこやかに微笑む男性。
「え? あ。(オレ)日本人、日本人(笑)」と夫。
ちょうど築地に外国人観光客が増え始めた頃のことです。
ボランティアで外国人観光客のガイドをする方も
増えていたんですよね。
ご存じの方もいるかと思いますが、
夫はコテコテの日本人顔です。
なぜ外国人観光客に間違われたのか……、
今もナゾです(笑)

おいらもボランティアガイドやりたいな~。
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