坊ちゃん出血騒ぎ
騒ぎから既に2週間ほど経っていて
傷もほぼ完治という状況なのだけど、
これも坊主の成長記録の1つでもあるので、
ここに書き記しておこう。
騒ぎが起きたのは月曜の夜のこと。
台所に立つ私と、布団の上でキャッキャと燥いでいる坊主と夫。
これ、ごく普通の日常の風景ね。

これは昨年の写真。
騒ぎが起きた晩は、
布団3枚重ね、万全の状態で遊んでいた。
そこへ突然……。
ギャン!
ヒャーン! ヒャンヒャンヒャオーン!
キャーン!
響き渡ったのは坊主の悲痛な叫び声。
なに? なにが起きた!?
「どーしたのっ?」
駆け付けると、
まさに呆然といった表情で坊主を見つめる夫と、
表情を強張らせ3本足で立つ坊主の姿。
「どした? なにしたのっ!?」(← 既に夫を犯人扱い)
坊主は無言、そして後ろ足を上げたまま。
折れた? どっか、折れちゃった!?
夫が差し伸べた手をすり抜けると、
坊主は3本足のままヒョイヒョイっとこちらにやってきた。
フローリングの上には、
ボタボタと血が滴り落ちている。
ゲーッ! 出血してるやんけー!
どこから? どこから血が出てる!?
燥ぎ過ぎてちょっと挫いただけでしょ……、
そう思っていた私はちょっとパニック状態に。
「どれ、見せてごらん!」
坊主は足を下ろしたが、未だ放心状態。
「あー、足先から血が出てるわー」
見ると、指から?出血した血が爪を伝い床に流れ出ていた。
どこ切ったのよー? ……っていうか、なんで切れたー?
坊主が遊んでいたのは布団の上。
足切る要素なんか、1つもない。
傷口を確認する為、
夫が坊主を抱っこ、私が指先をチラチラ確認。
強引に触れると暴れちゃうので、
本当にチラチラとしか見ることができない。
ウェットティッシュで、そっと血を拭い去ってみる。
あー、ここだわ。
坊主の右後ろ足、内側から2本目の指、
爪と肉の間が見事に裂けているーっ!!!

ちょうどこの辺り。
ここが裂けて、出血していた。
こりゃ痛いよ、確実に痛い。

夫に抱っこされた坊主。
ポカーンとした顔して……。
どんだけ心配したと思ってんのよ!
驚くことに、出血は止まっている。
血を拭ったウェットティッシュを改めて広げてみると、
坊主の血は既に固まり始めていた。
ウソでしょ!?
フローリングの上に滴り落ちた坊主の血も、
ところどころ固まりができ始めている。
スゴイ止血能力だな。
坊主の中に眠る野性の力強さを、
初めて見たような気がしていた。
夫が恐る恐る坊主を床に下ろすと、
やはり後ろ足は上げたままだった。
だが、血の気配を感じていないのか(どんだけ鈍感なんだ!)
指先を舐めるような仕草は見せない。
私が台所へ向かうと3本足で後を追い(何も出さないぞ!)
夫がベランダへ出ようとすると3本足で一緒に出ようとした。
「たも~、動き回らない方がいいよぉ」と心配そうに見守る夫。
「もういいから、ジッとしてなさいっ!」
堪らずコワイ声で脅す私。
しかしまた、
どーして布団の上で出血するような怪我を負ったのか……。
和室に2組並べて敷いてあった布団。
坊主はキャッキャキャッキャと走り回っている間に、
徐々に広がっていった2組の布団の隙間に足を取られたようで。

その拍子に、↑これでザクっとやっちゃったみたい。
なんでまた、そんなピンポイントで爪の横を割くかねぇ。
血は止まったけれど、
こういう時って一応消毒とかしておいた方がいいんだろうねぇ。
ネットで検索してみると……。
【傷の消毒はやめましょう
消毒薬は傷口を刺激しかえって悪化させると考えられる
傷口では傷を治すため体液が分泌され、色々な細胞が働いている
消毒薬はそれらを殺してしまい、自然治癒の妨害になる
傷口に少しぐらいの病原菌がいても化膿することは稀である
汚れた傷は水道水などできれいに洗うことが大切】
……とある。
また、【手軽だとされるイソジンのような色付きの消毒薬は、
獣医師の診察を受ける際傷口の様子が見え難くなってしまうので、
もし使うなら透明のものを使うべきである】
……とも書いてあった。
坊主の出血がすぐ治まったこと、
比較的清潔な室内での怪我であったこと、
それからよそのワンコさんとの絡みもなかったことを考慮し、
今回は消毒ナシで乗り切ることに。
その晩のうちに、坊主はしっかり4本足で歩くようになった。
ただ、何かの拍子に爪に刺激が加わると、
声こそ上げないものの途端に右後ろ足を上げフリーズ状態に。
特に、ソファから下りるのが厄介だった。
後ろ足で蹴り出す際に爪がタオルに引っ掛かるようで、
その度、ヒャっとばかりにフリーズ。
汚れ防止のタオルを取り除いたところでそこはファブリックなので、
結局爪が引っ掛かりヒャっと固まってしまう。
挙句「かーちゃん、下ろして」と目で訴えるので、
その都度私が抱えてソファから下ろすことに。
メンドーだから、ソファに乗らないでほしいんですけど……。
可哀相だから、勿論そんなことは言えない。
診察受けた方が良いんだろうかと悩みながら1週間が経ち、
あまり足を上げなくなったような気がするなと気付く頃、
怪我から既に10日ほどが過ぎていた。
出血騒ぎから約2週間、
夫が帰宅すれば「遊べばいいじゃん♪」とばかりに
咥えてきた靴下を彼の目の前に放り、
散歩で河原へ出れば、
私の都合お構いなしに無駄にダッシュを重ねるように。
元気なことは良いことだよ、うんうん。
先日病院を訪れた際、ついでに患部を先生に診て頂いた。
「処置は必要ないでしょう」と、
それから「消毒薬は使わなくて正解でした」と言って頂いた。
今後の為に忘れないように……。
……とは言え、あんな出血騒ぎはもう勘弁してほしい。
ビックリし過ぎて、
夫に八つ当たりしてしまうからね(毎度のことだけど)
驚異の回復力で今は元気いっぱい。
あの時の経験を忘れたかのように、
今日も布団の上でキャッキャキャッキャとやっている。
落ち着けー。
傷もほぼ完治という状況なのだけど、
これも坊主の成長記録の1つでもあるので、
ここに書き記しておこう。
騒ぎが起きたのは月曜の夜のこと。
台所に立つ私と、布団の上でキャッキャと燥いでいる坊主と夫。
これ、ごく普通の日常の風景ね。

これは昨年の写真。
騒ぎが起きた晩は、
布団3枚重ね、万全の状態で遊んでいた。
そこへ突然……。
ギャン!
ヒャーン! ヒャンヒャンヒャオーン!
キャーン!
響き渡ったのは坊主の悲痛な叫び声。
なに? なにが起きた!?
「どーしたのっ?」
駆け付けると、
まさに呆然といった表情で坊主を見つめる夫と、
表情を強張らせ3本足で立つ坊主の姿。
「どした? なにしたのっ!?」(← 既に夫を犯人扱い)
坊主は無言、そして後ろ足を上げたまま。
折れた? どっか、折れちゃった!?
夫が差し伸べた手をすり抜けると、
坊主は3本足のままヒョイヒョイっとこちらにやってきた。
フローリングの上には、
ボタボタと血が滴り落ちている。
ゲーッ! 出血してるやんけー!
どこから? どこから血が出てる!?
燥ぎ過ぎてちょっと挫いただけでしょ……、
そう思っていた私はちょっとパニック状態に。
「どれ、見せてごらん!」
坊主は足を下ろしたが、未だ放心状態。
「あー、足先から血が出てるわー」
見ると、指から?出血した血が爪を伝い床に流れ出ていた。
どこ切ったのよー? ……っていうか、なんで切れたー?
坊主が遊んでいたのは布団の上。
足切る要素なんか、1つもない。
傷口を確認する為、
夫が坊主を抱っこ、私が指先をチラチラ確認。
強引に触れると暴れちゃうので、
本当にチラチラとしか見ることができない。
ウェットティッシュで、そっと血を拭い去ってみる。
あー、ここだわ。
坊主の右後ろ足、内側から2本目の指、
爪と肉の間が見事に裂けているーっ!!!

ちょうどこの辺り。
ここが裂けて、出血していた。
こりゃ痛いよ、確実に痛い。

夫に抱っこされた坊主。
ポカーンとした顔して……。
どんだけ心配したと思ってんのよ!
驚くことに、出血は止まっている。
血を拭ったウェットティッシュを改めて広げてみると、
坊主の血は既に固まり始めていた。
ウソでしょ!?
フローリングの上に滴り落ちた坊主の血も、
ところどころ固まりができ始めている。
スゴイ止血能力だな。
坊主の中に眠る野性の力強さを、
初めて見たような気がしていた。
夫が恐る恐る坊主を床に下ろすと、
やはり後ろ足は上げたままだった。
だが、血の気配を感じていないのか(どんだけ鈍感なんだ!)
指先を舐めるような仕草は見せない。
私が台所へ向かうと3本足で後を追い(何も出さないぞ!)
夫がベランダへ出ようとすると3本足で一緒に出ようとした。
「たも~、動き回らない方がいいよぉ」と心配そうに見守る夫。
「もういいから、ジッとしてなさいっ!」
堪らずコワイ声で脅す私。
しかしまた、
どーして布団の上で出血するような怪我を負ったのか……。
和室に2組並べて敷いてあった布団。
坊主はキャッキャキャッキャと走り回っている間に、
徐々に広がっていった2組の布団の隙間に足を取られたようで。

その拍子に、↑これでザクっとやっちゃったみたい。
なんでまた、そんなピンポイントで爪の横を割くかねぇ。
血は止まったけれど、
こういう時って一応消毒とかしておいた方がいいんだろうねぇ。
ネットで検索してみると……。
【傷の消毒はやめましょう
消毒薬は傷口を刺激しかえって悪化させると考えられる
傷口では傷を治すため体液が分泌され、色々な細胞が働いている
消毒薬はそれらを殺してしまい、自然治癒の妨害になる
傷口に少しぐらいの病原菌がいても化膿することは稀である
汚れた傷は水道水などできれいに洗うことが大切】
……とある。
また、【手軽だとされるイソジンのような色付きの消毒薬は、
獣医師の診察を受ける際傷口の様子が見え難くなってしまうので、
もし使うなら透明のものを使うべきである】
……とも書いてあった。
坊主の出血がすぐ治まったこと、
比較的清潔な室内での怪我であったこと、
それからよそのワンコさんとの絡みもなかったことを考慮し、
今回は消毒ナシで乗り切ることに。
その晩のうちに、坊主はしっかり4本足で歩くようになった。
ただ、何かの拍子に爪に刺激が加わると、
声こそ上げないものの途端に右後ろ足を上げフリーズ状態に。
特に、ソファから下りるのが厄介だった。
後ろ足で蹴り出す際に爪がタオルに引っ掛かるようで、
その度、ヒャっとばかりにフリーズ。
汚れ防止のタオルを取り除いたところでそこはファブリックなので、
結局爪が引っ掛かりヒャっと固まってしまう。
挙句「かーちゃん、下ろして」と目で訴えるので、
その都度私が抱えてソファから下ろすことに。
メンドーだから、ソファに乗らないでほしいんですけど……。
可哀相だから、勿論そんなことは言えない。
診察受けた方が良いんだろうかと悩みながら1週間が経ち、
あまり足を上げなくなったような気がするなと気付く頃、
怪我から既に10日ほどが過ぎていた。
出血騒ぎから約2週間、
夫が帰宅すれば「遊べばいいじゃん♪」とばかりに
咥えてきた靴下を彼の目の前に放り、
散歩で河原へ出れば、
私の都合お構いなしに無駄にダッシュを重ねるように。
元気なことは良いことだよ、うんうん。
先日病院を訪れた際、ついでに患部を先生に診て頂いた。
「処置は必要ないでしょう」と、
それから「消毒薬は使わなくて正解でした」と言って頂いた。
今後の為に忘れないように……。
……とは言え、あんな出血騒ぎはもう勘弁してほしい。
ビックリし過ぎて、
夫に八つ当たりしてしまうからね(毎度のことだけど)
驚異の回復力で今は元気いっぱい。
あの時の経験を忘れたかのように、
今日も布団の上でキャッキャキャッキャとやっている。
落ち着けー。
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