のどかな河原

草の中に顔突っ込んでる。

草を食んでます。
キミはいつから草食系になったんだい?
先日またも、野放しワンコに嫌がらせをされた。

あー、やれやれ。
朝のお散歩。時刻は8時台。
出勤前散歩の人たちの姿はとうになく、
この時間帯の河原は年配者&小型犬の姿が多い。
近付いてきていたのは年配男性とパピヨン。
橋下の暗がりから不意に姿を現したその男性が
リードを手にしていないことに気付くまで少し時間が掛かった。
あー、野放しにしてるじゃん。
パピヨンはリードを付けてはいるものの、
リードの先は男性の手になく、
パピヨンはズルズルとリードを引き摺りながら歩いていた。
面倒臭いなー、もう。
黙って擦れ違うしかないか……。
私はリードをグッと握り締めると、
たもつの身体を土留めになっている壁面ギリギリへと寄せた。
すると…………。
ギャギャギャギャギャンっ!
突然走り出したパピヨンは
威嚇するように野蛮な叫び声を上げると、
私たちの背後に回り込もうとしたのだ。
きゃあ。
不覚にも怯えた声を発してしまった私。
パピヨンはというと、一定の距離を保ったまま動かない。
え? 飼い主は?
振り返って見てみると……。
「行け、行け」とでも言うようにパピヨンに向かい手を払うと、
飼い主の男性はこちらを一瞥しその場を後にしようとしていた。
「繋いでよ!」
咄嗟に口を突いて出た言葉がそんな甘っちょろい台詞で、
敗北感を覚えずにはいられない。
「繋げよ、クソジジイっ!!!」
せめて「クソ」だけは付けたかった、否、付けるべきだった。
胸の中に憎悪が渦巻いて、
私はイライラモード全開に。
ジジイは勿論リードなど手にすることもなく、
スタスタと先を急いでいる。
取り残されたパピヨンはと言うと、
その場に立ち尽くしたままこちらをガン見している。
「喧嘩売ってんのか、ゴラァ!」
勿論そんな台詞は吐かないけれど、
パピヨンがそれ以上一歩でも近付いたなら、
「動物愛護」なんて言葉を忘れ、
私はパピヨンをどうにかしてしまいそうだった。
たもつはと言うと……、
危機感ゼロで既に散歩を再開している。
パピヨンの威嚇も、
取るに足らない程度のものだと彼は分かっていたのだろう。
それだってアンタ!
これまで何度小型犬にやられてきてると思ってるのさ!
野放しは、本当に止めてほしいです。
「うちのは小さいから」
「どうせうちの方が弱いんだから」
「怖がって吠えてるだけなんだから」
それだって、野放しにして良い理由にはならないよ。
河原で、リードを外す人は多いです。
ワンコをのびのび遊ばせてあげたい、走らせてあげたい。
その気持ちは、よく分かります。
リードを外して遊ばせていても、
知らない犬(勿論人間も)の姿が見えたら、すぐに繋いでほしい。
繋いで歩いている私たちの方が、
ワンコ野放しに我が物顔で河原を行く奴らに
どれだけ神経を遣っていることか……。
気を遣ってあげてるんじゃないですよ、
我が子を守る為に神経擦り減らしているんです。
また、ツマラナイブログになってしまった。
見納め桜。




協調性のない犬……。
みなさんの散歩道がいつも平和でありますように

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