ガリ男からの復活

かーちゃん、どこ行くって?
だからぁ、「先生んとこ行く」って言ってるんざんす。
散歩行くのを渋る坊主を玄関までおびき寄せるには、
「先生んとこ(病院)行く」って誘い文句が一番効く。
変な犬だ……。
昨日、散歩ついでにお薬貰いに病院へ。
診察はいいや、これと言って変化もないし……。
なのにうちの坊主ったら、
診察室の扉が開くたび自分が入ろうと必死。
いや、今日はいいから。薬貰うだけで帰るから。
待合室でジッとしておれ!

処方してもらったのは、アトピカ(シクロスポリン)50mg。
以前、「異常行動は薬の影響かも」と考え、
50mg から 25mg へと切り替えた免疫抑制剤。
その後50mgでも問題ないことが分かり、
その分量で再開することに。
実は25mgに切り替え後、
そこはかとなく漂わせていた不快感はなくなったものの、
痒みを抑える効果も薄れたように思われた。
だってそうだよね、
体重に合わない(不足気味)の分量だったんだもん。
「生えてきてる~♪」と小躍りしてた発毛の勢いも鳴りを潜め、
更には毛の毟り取りに拍車が掛かるような状態で、
これはイカン! また禿げてしまうぅうぅ~!
……と、こちらも危機感を募らせた。
……で、暫くは、
アトピカ50mgを2日に1回のペースで与えることに。
まあ、身体に合わなければ本人がそう言うでしょ。
薬の話ついでに、ご飯のこともちょっと相談。
先日ちょこっと書いたけど、
療法食と総合栄養食(何れもドッグフード)と手作り食を
織り交ぜながら食していた我が家の坊ちゃん。
その後夫と相談し、
今は別の低アレルゲン食1種に絞って食べてもらってる。
これ、幼い頃より食していたフード。
ちょっと悩ましいフードではあるんだけど、
まずは痒みの軽減から!ということで、
暫くこのフードオンリーで原点回帰してみようということに。
……で、先生に相談。
「先生、『↑このフードは薦めない』って以前言ってたでしょ?
それはどーして?」
先生、ちょっと戸惑いながらこう仰った。
「あ、いや……。これ、医師としての意見って訳じゃなくて……。
その、科学的根拠とかって訳じゃなくて……。
あくまでも、個人的な感想として聞いてもらいたいんですけど。
↑のフード、食べてみたけど不味かった……んですよ」
おおっ! なんと分かり易い答えなのだっ!
この若い先生、
ドッグフードも食べちゃうし薬も自身の身体で人体実験しちゃう。
とても熱心な先生なのね。
けど、熱心過ぎて身体壊さなきゃいいけど……。
食べて不味い……、これ重要な問題。
分かるよ、分かる。
私もね、取り敢えず食べてみる、坊主に与えるフード。
美味いか不味いか、それって問題か?
はい、問題です!
だって、良くないもの混ざってる可能性あるでしょ。
けど先生「そのフードで試してみたいということなら、
取り敢えず1ヶ月はそのフードのみで様子を見てみましょう。
それで改善されるかもしれないし、
試す価値あると思います」って。
但し、たもつの場合食物アレルギーのみじゃないので、
食物のみで痒みをコントロールすることはできない。
このフードのみで改善されない場合は、
これ以上食物に神経質にならなくても良いのでは?
というようなアドバイスも。
それから、体重測定も。
なんと坊ちゃん、9.3キロもあった。
そりゃ重い筈だわ。
先生は、喜んでた。
「それなりに太らないと、皮膚にも良くないから」って。
うちの坊主、
皮膚に栄養行かないほどガリ男だった……ってこと?

かーちゃん、もっと飯くれてもいいんじゃね?

この牛革、舐めるほどに味が染み出てくるぅ~。

ガシガシッ!
これっ! 歯を立てるの、止めんかいっ!

レロリ~ン。
牛はあげないよ。
オチリが痒くなるの、確定してるんだからっ!

ケチだね、かーちゃん。
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