夜も眠れない
先日「パピーの毛」で、
見て見て~、こんなに生えたよ~♪
……なんて坊主の発毛自慢をしたところですが、
実は坊主のカイカイ治療も道半ば、
先日は別の病気疑いなども先生から告げられることとなり、
飼い主、落ち着かない日々を過ごしておりました。
病院を訪れたのは先週火曜日。
予定していなかった、通院でした。
たもつの状態が、少しオカシイのです。
否、少しじゃなくて、もの凄くオカシイ。
変化が気になり始めたのは、1~2週間ほど前のこと。
坊ちゃん、夜中、バタバタと落ち着かないのです。
ワンコは夜行性、
夜中に部屋の中うろつき回ったりご飯を要求したり、
そんなのはちっとも珍しいことじゃない。
けどね、なんだかちょっと様子がオカシイ。
「なに? オシッコ? お散歩行きたいの?」
慌てて準備するも、坊主はソファに戻って知らん顔。
そのくせご飯皿を叩いて夜食を要求してみたりして、
何がしたいのかよく分からない。
「はいはい、ご飯ね」
ご飯を差し上げ私がそそくさと布団に戻ると、
1時間も経たないうちに、再びご飯皿を叩く音。
「そんなにお腹空いてる? 別に食べるのは構わないけどさぁ」
そんな眠れぬ夜が続くうち、
坊ちゃん「クゥ~ン」とか「ヴッ!」とか声を上げ、
深夜益々飼い主を叩き起こすように。
そもそも、ほとんど喋らない子なんですよ、うちの坊主。
それが、昼夜構わず「アウッ!」とか「グルル」とか言って、
何かを訴えたい様子を見せるようになって……。
アトピカ(シクロスポリン)を飲み始めて、
既に2週間以上が過ぎていたところでした。
吐き気でもある? 気持ち悪さでも感じているのかな?
※ その後医師に確認したところ、
吐き気が出るのは最初の1週間のみということでした。
とにかくね、行動異常とも取れるような変化の数々。
忘れないように、列記しておきます。
・ 息遣いが荒くなる(ハァハァしながら舌を出している)
・ 抱き上げられるのを極端に拒む。
マンション内の移動は抱っこかカート使用が原則。
抱っこの間もの凄く暴れるように。
更には辛そうな鳴き声を上げるように。
あまりに暴れるものだから私の腕は傷だらけ、
危うく落としそうになったことも。
・ ソファを上ったり下りたり、その行動をしつこく繰り返す。
・ 家の中を落ち着きなく走り回る。
・ 何かを訴えるように声を上げる。
深夜(初めての)遠吠えをしたことも!
オオカミみたいでちょっと格好良かったんだけどね。
これら異常行動の数々、
ワンコの常同障害に当て嵌るような気もするんだけど……。
この異常な行動がピークに達したのが、
火曜の朝のことでした。
坊主は「キャー」とも「ヒィー」とも言えない悲痛な叫び声を上げ、
私たちが差し伸べる手を拒んで逃げ回り、
それでもマンションを出るには抱っこしない訳にはいかず……。
たもつを抱え傷だらけになりながらようやくマンションを出た私、
病院へと急ぎますよ。
坊主はね、さっきまでの騒ぎなんてどこ吹く風、
楽しそうに河原を歩いてます。
「先生んとこ行くよ」
そう聞いたもんだから、もうスキップ状態(汗)
先生に、事情を説明しました。
先生の感想は
「前週発熱時よりは良くなったものの、
やっぱり、本来のたもつらしさがない」というものでした。
医師3名で、たもつの行動を見守ります。
病院に着いてから鳴きはしなかったものの、
やはりパタパタと落ち着きなく動き回ったかと思うと、
急にパタリと倒れ込んでしまったりして、
どう考えても行動が異常なんですよ。
ここで飼い主の正直な感想を。
「アトピカ服用後1時間半~2時間のうちに、
ハァハァと息遣いが荒くなり、
更にはパタパタと落ち着きなく動き回るようになる
……ように見える」
勿論、薬の影響なのか否か、それを証明することはできません。
先生曰く
「服用後そのような症状が出るという副作用はありません。
但し、これまで報告がないからと言って、
そのような症状が絶対出ないとも言えません」
そうだよね、たもつ(の異常行動)が初の症例かもしれないよね。
ただね、ホントにホントに薬のせいとは言い切れない。
ここで「アトピカは暫く使用を止めてみましょう」ということに。
折角いい感じに発毛してたのにぃ……。
代わりに、プレドニゾロン(ステロイド)が出ました。
たもつの(異常)行動が、
激しい痒みから来るものなのかもしれないので、
即効性のあるプレドニゾロン(アトピカは効果が出るのが遅い)
先生が最も懼れることは
「脳に異常がある可能性」とのことでした。
それは、私たち飼い主も危惧していたところだったんですよね。
「認知症? まさか、もう?」
先生に訊いたところ
「認知症の場合顔に変化が表れます、表情がなくなったり」と。
たもつを診たところ、
「脳に異常がある」
或いは「性格の変化」の可能性を言われました。
まずは5日間ステロイドを服用、痒みを抑えることから。
それでも異常行動が見られる場合は、
二次医療の機関を紹介することになるかも……ということでした。
そこでMRIにて脳を検査をすることになるだろうって。
「実は日本犬には多いんです、脳の異常」と、先生。
認識していたとは言え、やっぱりショック。
けど、先生と話し込みながら、
なんとなくその緊急事態を受け容れてる自分がいる。
たもちゃん、このまま脳に障害を抱えて生きていくのかな。
否、そうと決まった訳じゃあないんだけど……。
病院からの帰り道、
朝方悲痛な叫び声を上げてたことがウソのように、
まったりのんびりな河原散歩を繰り広げてる坊主。
本当に、脳に異常なんかある?
けど、飼い主の睡眠を妨げる夜中の異常行動、
あれは、本来のたもつの行動とは言い難い。
無駄吠えなんか決してしない子が、
「ヴッ!」とか「ギャオ~ン」とか言って何かを訴えるなんて、
やっぱり普通じゃない。
病院から戻った後の坊ちゃん、
不思議なことにウンともスンとも言わない。
あんなに拒んでた抱っこもすんなりさせてくれたし……。
もう、意味不明なんですけどぉ。
取り敢えず、痒み止めのプレドニゾロン(ステロイド)を。
この薬の服用量、
抗炎症には、0.5~1mg/kg
免疫抑制には、2~4mg/kg
今回の処方はこれまでになく多い、
10mg/1日(たもつは9キロ弱)
痒みが異常行動に繋がってる可能性が高いことを思わせます。
えっと、この後病院へ行って診て頂きます。
長くなるから、続きはまた書きます。
今のうちに書いておきますが、
たもつは元の通りのたもつに戻っています。
たぶん、脳の検査は必要なさそう
……と、飼い主思ってます。
……ったく、手の掛かる犬だぁ~(汗)
見て見て~、こんなに生えたよ~♪
……なんて坊主の発毛自慢をしたところですが、
実は坊主のカイカイ治療も道半ば、
先日は別の病気疑いなども先生から告げられることとなり、
飼い主、落ち着かない日々を過ごしておりました。
病院を訪れたのは先週火曜日。
予定していなかった、通院でした。
たもつの状態が、少しオカシイのです。
否、少しじゃなくて、もの凄くオカシイ。
変化が気になり始めたのは、1~2週間ほど前のこと。
坊ちゃん、夜中、バタバタと落ち着かないのです。
ワンコは夜行性、
夜中に部屋の中うろつき回ったりご飯を要求したり、
そんなのはちっとも珍しいことじゃない。
けどね、なんだかちょっと様子がオカシイ。
「なに? オシッコ? お散歩行きたいの?」
慌てて準備するも、坊主はソファに戻って知らん顔。
そのくせご飯皿を叩いて夜食を要求してみたりして、
何がしたいのかよく分からない。
「はいはい、ご飯ね」
ご飯を差し上げ私がそそくさと布団に戻ると、
1時間も経たないうちに、再びご飯皿を叩く音。
「そんなにお腹空いてる? 別に食べるのは構わないけどさぁ」
そんな眠れぬ夜が続くうち、
坊ちゃん「クゥ~ン」とか「ヴッ!」とか声を上げ、
深夜益々飼い主を叩き起こすように。
そもそも、ほとんど喋らない子なんですよ、うちの坊主。
それが、昼夜構わず「アウッ!」とか「グルル」とか言って、
何かを訴えたい様子を見せるようになって……。
アトピカ(シクロスポリン)を飲み始めて、
既に2週間以上が過ぎていたところでした。
吐き気でもある? 気持ち悪さでも感じているのかな?
※ その後医師に確認したところ、
吐き気が出るのは最初の1週間のみということでした。
とにかくね、行動異常とも取れるような変化の数々。
忘れないように、列記しておきます。
・ 息遣いが荒くなる(ハァハァしながら舌を出している)
・ 抱き上げられるのを極端に拒む。
マンション内の移動は抱っこかカート使用が原則。
抱っこの間もの凄く暴れるように。
更には辛そうな鳴き声を上げるように。
あまりに暴れるものだから私の腕は傷だらけ、
危うく落としそうになったことも。
・ ソファを上ったり下りたり、その行動をしつこく繰り返す。
・ 家の中を落ち着きなく走り回る。
・ 何かを訴えるように声を上げる。
深夜(初めての)遠吠えをしたことも!
オオカミみたいでちょっと格好良かったんだけどね。
これら異常行動の数々、
ワンコの常同障害に当て嵌るような気もするんだけど……。
この異常な行動がピークに達したのが、
火曜の朝のことでした。
坊主は「キャー」とも「ヒィー」とも言えない悲痛な叫び声を上げ、
私たちが差し伸べる手を拒んで逃げ回り、
それでもマンションを出るには抱っこしない訳にはいかず……。
たもつを抱え傷だらけになりながらようやくマンションを出た私、
病院へと急ぎますよ。
坊主はね、さっきまでの騒ぎなんてどこ吹く風、
楽しそうに河原を歩いてます。
「先生んとこ行くよ」
そう聞いたもんだから、もうスキップ状態(汗)
先生に、事情を説明しました。
先生の感想は
「前週発熱時よりは良くなったものの、
やっぱり、本来のたもつらしさがない」というものでした。
医師3名で、たもつの行動を見守ります。
病院に着いてから鳴きはしなかったものの、
やはりパタパタと落ち着きなく動き回ったかと思うと、
急にパタリと倒れ込んでしまったりして、
どう考えても行動が異常なんですよ。
ここで飼い主の正直な感想を。
「アトピカ服用後1時間半~2時間のうちに、
ハァハァと息遣いが荒くなり、
更にはパタパタと落ち着きなく動き回るようになる
……ように見える」
勿論、薬の影響なのか否か、それを証明することはできません。
先生曰く
「服用後そのような症状が出るという副作用はありません。
但し、これまで報告がないからと言って、
そのような症状が絶対出ないとも言えません」
そうだよね、たもつ(の異常行動)が初の症例かもしれないよね。
ただね、ホントにホントに薬のせいとは言い切れない。
ここで「アトピカは暫く使用を止めてみましょう」ということに。
折角いい感じに発毛してたのにぃ……。
代わりに、プレドニゾロン(ステロイド)が出ました。
たもつの(異常)行動が、
激しい痒みから来るものなのかもしれないので、
即効性のあるプレドニゾロン(アトピカは効果が出るのが遅い)
先生が最も懼れることは
「脳に異常がある可能性」とのことでした。
それは、私たち飼い主も危惧していたところだったんですよね。
「認知症? まさか、もう?」
先生に訊いたところ
「認知症の場合顔に変化が表れます、表情がなくなったり」と。
たもつを診たところ、
「脳に異常がある」
或いは「性格の変化」の可能性を言われました。
まずは5日間ステロイドを服用、痒みを抑えることから。
それでも異常行動が見られる場合は、
二次医療の機関を紹介することになるかも……ということでした。
そこでMRIにて脳を検査をすることになるだろうって。
「実は日本犬には多いんです、脳の異常」と、先生。
認識していたとは言え、やっぱりショック。
けど、先生と話し込みながら、
なんとなくその緊急事態を受け容れてる自分がいる。
たもちゃん、このまま脳に障害を抱えて生きていくのかな。
否、そうと決まった訳じゃあないんだけど……。
病院からの帰り道、
朝方悲痛な叫び声を上げてたことがウソのように、
まったりのんびりな河原散歩を繰り広げてる坊主。
本当に、脳に異常なんかある?
けど、飼い主の睡眠を妨げる夜中の異常行動、
あれは、本来のたもつの行動とは言い難い。
無駄吠えなんか決してしない子が、
「ヴッ!」とか「ギャオ~ン」とか言って何かを訴えるなんて、
やっぱり普通じゃない。
病院から戻った後の坊ちゃん、
不思議なことにウンともスンとも言わない。
あんなに拒んでた抱っこもすんなりさせてくれたし……。
もう、意味不明なんですけどぉ。
取り敢えず、痒み止めのプレドニゾロン(ステロイド)を。
この薬の服用量、
抗炎症には、0.5~1mg/kg
免疫抑制には、2~4mg/kg
今回の処方はこれまでになく多い、
10mg/1日(たもつは9キロ弱)
痒みが異常行動に繋がってる可能性が高いことを思わせます。
えっと、この後病院へ行って診て頂きます。
長くなるから、続きはまた書きます。
今のうちに書いておきますが、
たもつは元の通りのたもつに戻っています。
たぶん、脳の検査は必要なさそう
……と、飼い主思ってます。
……ったく、手の掛かる犬だぁ~(汗)