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多毛ウェルカム

   ちょうど1週間前の朝のこと。

 散歩中、坊主のハゲ具合にどうしても目が行っちゃう私。

   室内に居る時より陽に翳した時の方が、

  ハゲ具合がより浮き上がって見えるんだよね。

午前中「ガレの庭展」行きたいな~と思ってたけど、

  色々思うところもあり急遽坊主を連れて病院へ。


 秋口からたもつを診てくれている先生がその日は不在。

それを知った上で訪ねたのは、

   実は別の先生にも見解を伺いたかったから。

    ここ数ヶ月、たもつの状態は一進一退。

  冬の間に改善してきていた被毛も、

 先月辺りから猛威を振るい続ける花粉のお陰で

        一気に禿げ上がっちゃって。

  あ、禿げるというより、掻き毟っちゃった感じです。

   この日は、初診の時からお世話になっている

        院長先生に診て頂きましたよ。

 これまでの経緯もたもつの体質も、

   それから飼い主の性質までも(笑)、

  この院長、よく理解してくださってる。

躊躇いなく色々話せるのもそのお陰。


    意気揚々向かった病院。

 自動ドアが開くのももどかしい様子で、

   自らこじ開けようとする坊主(汗)
    
      まったく、オカシナ犬だ。


  この日はフィラリア検査ついでに

     血液検査(健康診断)もして頂きました。

結果を見て、色々質問したいこともあったのでね。

   フィラリアは陰性。

  その他血液検査の結果も良好。

    いつも気にしている肝臓の数値(ALP値)も正常。

 正常値範囲内に入ったの、初めてかも。

   このところ続けてステロイド服用してたから、

       ちょっと意外。

  1月に指摘されたコレステロール値も正常値。

 福岡の先生の東京診察を受けた際、

「コレステロール値が低すぎます」って言われたんだよね。

  コレステロール値低すぎても、皮膚に良くないって。

 幸いその辺りは改善されてたので問題なし。

   気になるのは少々貧血気味なところ。

皮膚に炎症がある時はこの辺りの数値に出易いって、

     以前から言われてたことなんだけど。

  それでも治療の必要性はなく、

 日頃の生活で気を付けることもないというのでひと安心。

  血液検査の結果を見る限り、

     ほぼ健康体ということでした。


   ……で、ここから皮膚のお話。

  福岡の病院からシャンプー指導を頂いて、

1月の東京診察で油脂の摂取について更に指導を頂いて、

    その後は驚くほど順調だったたもやん。

   それが3月の花粉であっと言う間に逆戻り。

  ……と言うか、以前より悪化したような状態に。

   本当は、シャンプーで病変部を改善、

  食事やサプリで腸内環境を改善、

痒みの酷い時だけ即効性のあるステロイドのお世話になり、

   なんとか乗り切れればって思ってた。

  実際これまでも、花粉の時期の数粒のステロイド剤で、

     たもつはなんとかやってきた。

 それが

「シクロスポリンもステロイドも使わない方が良い状態」と

   以前別の先生(院長じゃない)から言われてしまい……。

  なるべくなら薬は飲ませたくないけど、

 飲ませないと止まらない、この激しすぎる痒み。

   薬に頼りたくない一心で、

  これまであれこれやってきてはみたけれど……。






    院長先生の説明によると、


   DSC_1582_20160413120555b19.jpg


    痒みは脳と大きく関係していて、

  痒みを感じる点があるとして(左側の赤丸ね)

   その痒みが長く続いていると、

 痒みを感じる繊維がどんどん伸びてきて(右側みたいに)、

  僅かな刺激でも激しい痒みを感じるようになってしまう。

   つまりは「微風吹いても痒い」ってくらい、

 小さな刺激にも過剰に反応しちゃうっていう状態に。


   今はまず激しい痒みを取る(抑える)ことが重要。

つまりは、気長に体質改善待ってる状況じゃない……ってことです。

   シクロスポリン(商品名:アトピカ)の使用を決めました。

 主な副作用は「下痢」「嘔吐」

  消化器の弱いうちの坊ちゃん。

   以前別の薬で激しく嘔吐したことがある。

 それはもう、まさしく地獄絵図で、

あんな経験二度とご免なんだけど……。

  この「シクロスポリン」、

 長く続く痒みにより伸びてきてしまった神経繊維を、

    元の状態に戻す働きがあるんだって。

そうなれば、少々のアレルゲン摂取でも痒みなど覚えない、

   そんな身体になることも可能。

  免疫抑制剤なので、

言い方を変えれば「痒みに対し鈍感にさせる」ということで、

    勿論、賛否両論ある薬です。

  それでも、徐々に薬量を減らしていけるというのが、

     この薬の良いところ。





  16-04-10_1745.jpg


        薬はカプセル。    



 食事の数時間前に服用させるのが基本。

    空腹時の方がよく効くから……ね。

ただ、消化器を傷める可能性を含んでいるので、

  たもつの場合「食後でもオッケー」ということに。

     これね、1粒が異常に大きい。

  喉の奥に突っ込むの、なかなか難儀なことですよ。

   夫にも試してもらってみたけど、
 
     ビビって入れられなかった(泣)

 「だから~、こうやって入れるんだよ~(グイッ!)」

   私が坊主の喉の奥に突っ込む様を見た夫、

「そんな可哀相なこと、とても俺にはできない」だと。

  これができなきゃ、良くならないんだよー! 

このお薬、冷凍してから飲ませると吐き難いとか、

  食べ物に包んで飲ませると吐き難いとか、

    様々経験談が報告されてます。

つまりは、上手く腸まで届かせることができれば……ってこと。

  我が家も早速冷凍庫に保存。

ステロイドに比べ副作用の少ないシクロスポリンだけど、

     デメリットも色々あります。

・ 高価(宝くじでも当たらないかな……)

・ 飲ませ難い(1粒が大き過ぎ)

・ 食事2時間前など、投与時間の徹底が難しい
   (我が家は空腹時を避けてるのでこちらは問題なし)

・ 消化器症状が出易い(最も心配するところ)

・ ステロイドのような即効性がない
   3週間~1ヶ月投与が必要。
   1ヶ月程度続けて効果が見られない場合は使用を中止、
   つまりは効かない、諦めなさいということ。
   有効率は75%前後。

・ 多毛になる(たもつとしてはウェルカムだけどね)

・ 服用期間、ワクチン接種ができない
   服用休止の期間を設け、その間に行うこと。

    他にも色々あるけど、

とにかく消化器を傷めることなく1ヶ月を過ごすことができれば、

   そしてなんとか効いてくれればと思う。



 処方1日目、

数時間後口をクチャクチャさせ不快感を表すも吐くことなし。

 7時間後(夜中の1時)少々嘔吐くような気配を見せるも、

      そのまま寝付く。

  2日目も、不快感を表すも吐くことはなかった。

 ウンPに関しては少々緩い日はあれど下痢にはならず。

    昨日まででちょうど1週間。

  取り敢えず、1度も吐くことなく過ごすことができました。

    夫の感想は「掻く頻度が減った」

   以前は水飲んでてもご飯食べてても、

 途中で痒みの方が勝っちゃうってことが多かった。

    痒みのせいかいつも落ち着かなくて、

  部屋を移動してはボリボリ掻き毟って……。

それが今は、そんな状態が少し軽減されたような気もしてる。

   まあ、まずは1ヶ月続けてみないと分からないけど。


  私たちが期待してるのは、

 副作用として挙げられていた「多毛になる」という部分。

    多毛になるなんて、

      そりゃもう願ったり叶ったりじゃん!







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           多毛ウェルカム!

              毛深いの希望だよ!




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プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ

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