彩り求めて
旅の2日目。

朝の八ヶ岳。
この日も快晴。
東京を発つ前は「最低気温マイナス4℃」という予報だったけど、
そこまで下がらなかったみたい。


赤岳。
あそこはどれくらい寒いんだろ。
お宿の部屋は二重窓、まったく寒さを感じませんでした。
ただね、一睡も……と言っていいほど寝られなかった。
原因は、

この方。
前夜、午後9時前にはベッドに入ってしまった我が夫。
小学生かっ!?
そりゃ「寝ろ!」って言われりゃ寝られないこともないけどさ。
なにせ坊主が、

あっちをウロウロ。

こっちをウロウロ。
ベッドに飛び乗る機会を窺ってる。ま、無理だけど。
だいたいさ「夜は星が綺麗に見える筈だし♪」なんて言って
野辺山行きを決めたんじゃあなかったんかい?
夫は既に爆睡、坊主を放置して部屋を出る訳にもいかず、
テレビなんか見ながらダラダラと時間を潰し、
ベッドに入ったのが午後11時頃。
これがね、寝るに寝られないんですよ。
だって、和室に居る坊主があっちこっち動き回ってて、
畳を擦る爪音が気になって益々目が冴えちゃう。
仕方なくベッドを出てコタツに戻ると、
坊主は私に貼り付いて安心したのかそのまま就寝。
けどね、こっちは熟睡できませんよ。
畳(い草じゃないのよ)は硬いし、コタツ布団は薄いし、
コタツに入った身体はカピカピに干乾びるし……。
おまけに坊主は何度も目覚めてうろつき回ってる。
夜中にふと目覚めた坊ちゃん、
私の姿が見えないことに焦ったのか
部屋の中をバタバタと走り回る……なんてことも。
「たもちゃん。たもちゃん、ここだよ」と声を掛けると、
「かーちゃん、焦ったぜ」と思ったのかフゥと溜め息を吐き、
再び私に貼り付くとようやく目を閉じ……。
結局朝の6時までそんなことの繰り返しで……(汗)
早朝目覚めた夫に坊主を任せ午前6時にベッドに入ったけど、
結局、

「かーちゃん、乗せて!」
……と頑張る坊主に起こされた私はベッドで寝ることも叶わず。
※ ペット連れ専用旅館ではありません。
ワンコを布団に上げることはできません。
今回つくづく思い知らされたことが1つ。
坊主は家族が寄り添ってないと、まーったく寝てくれない!
一緒の布団で寝られないお宿は、正直キビシイ……です。
寝惚けた顔で朝ご飯へ。

自分ちの朝が恥ずかしくなるほどの豪華な朝ご飯。
食後は隣のロビーでまったり珈琲を頂くこともできて、
とっても居心地のいいお宿です。
……で、まったりほっこりしていたところへ突如現れたのが、

ジュリーくん 6歳
前日受付に座っていた子です。
チェックインの時、私がたもつを抱いてたら、
「ワンワン(遊ぼ♪ 遊ぼ♪)」って大興奮。

ジャックくん 8歳。
ジュリーくんより大人しいかな。
ジュリーくんの燥ぐ姿にドン引きしてた(笑)
二人ともとっても懐っこくてとっても甘ったれさん。

ナデナデの手を止めると、

「もっと撫でなよぉ」って、激しい要求(笑)
そして……、

もの凄く、モフモフ。
お宿のご主人が抱いてます。
27キロ、「重い(汗)」って。
1階の廊下でモフモフたちと戯れてたら、
遠くで聞こえる「アンッ!」っていう悲痛な叫び。
2階の部屋に置いてきた坊主の声でした。
私たちがモフモフに興奮する声が届いていたんでしょうね。
嫉妬したのか不安を覚えたのか知りませんが、
ひと声「アンッ!」って。
憧れのスタプー、めーいっぱいモフモフして満足した私は、
夫を残し一足先に坊主の元へ。
坊ちゃん尻尾振って迎えてくれたけど、
モフモフたちの匂いに気付いた後はなんともツレナイ態度。
午前10時、お世話になったお宿とサヨナラ。
高原旅館 野辺山荘
食事もお風呂も部屋も全て良かったけど、
何より良かったのはオーナーご夫妻のお人柄&カワユイワンズ。
ご紹介できなかったけど、
他にトイプーちゃん1匹&ニャンズが居ます。
お宿の心地良さもお料理に込められた真心も、
ご夫妻のお人柄から来るものなんだなぁと実感です。
お宿を発つ際、先に車に乗り込んだたもつと私。
フロントガラスの向こうには、宿のご主人と夫の姿。
あれ~、この光景どっかで見たことあるな~と思ったら……。
夫の親戚のところを訪ねた際、
伯父と夫が車を眺めながらあーだこーだ語り合う姿にソックリ(笑)
お宿のご主人、車が大好きなんだね。
さてさて、予報に反しこの日も快晴。
ビューンと車を走らせて着いたのは、

平沢峠展望台と

獅子岩。
ここは以前にも訪れてるんだけど、
あの時は坊主のハチ刺され騒動があった時で……。
満足に見ることができなかったんだよね。

獅子岩に登る夫を心配そうに見上げる坊主。
実は坊主、「一緒に登ろう」と誘われ拒絶しました。
獅子岩からの景色、

南アルプス連峰と、

八ヶ岳連峰。

以前訪れた、野辺山宇宙電波観測所。

パノラマビューも。
さてさて、もう少し彩りを求めて行ってみますか。
次に訪れたのは、

八ヶ岳倶楽部
俳優の柳生博さんが開き、
ご家族や多くの仲間と共に運営しています。
整備された雑木林、レストラン、ギャラリー等があります。
ここのレストラン、テラス席ならワンコオッケーらしい。
良い香りが漂ってきていて、
たもつがレストラン前から動かなかったんだけど(汗)
朝ご飯たっぷり食べて来ちゃったからね、
ごねたって入りませんよ。


いい感じに色付いてます。


駐車場は無料。
ブラリ散歩させてもらうだけでも気持ちいいかも。


しかし、よく歩くね。
ここへ来る前にも、結構歩いたり走ったりしてます。


たもちゃんは、こういう場所が好きだね。

こうして見ると、柴って本当に「枯れ色」だな。

いつまででもブラブラ。

紅葉はほとんど終わり。
残っていたのはほんの一部でした。
来た道を少し戻って、

川俣川に架かる八ヶ岳高原大橋。


ここからの景色が素晴らしいんだけどね、
覗き込むと、

足が竦んじゃう。
だってほら、

こんな感じなのよ。
たもつは近くの展望台駐車場に停めた車の中で待機。
橋の上に連れてきたらパニック起こして大騒動になりそうだし。
その後、車を西へ走らせ、中央本線の小淵沢駅へ。

ロングセラーの駅弁買って(この日の夕食用)、
すぐそばの小淵沢ICで中央道に乗り東京へ。
途中双葉SAに寄った頃には、
野辺山の陽気が懐かしくなるくらい暑くなっていて、
高原っていいなぁと改めて実感。
野辺山荘のご夫妻も
「この辺に家買っちゃえば?」なんて言ってたし(笑)
あ、現実的な話じゃないな……(汗)
けど、都内で仕事を持っていて山梨長野辺りに家を持つ人も、
今は少なくないそうです。
持ち家は清里、都内に仮住まいを持って5日間働いて、
金曜の夜清里の家に帰り、月曜の朝都内に出勤……みたいな感じで。
まあ、体力以上にお財布の中身がついて行かない……か。
とても良い旅でした。
落ち着いた佇まいの旅館へのワンコ連れ、
少々不安もあったけど、
お宿のご夫妻が温かく迎えてくださり、
とても心地良く過ごすことができました。
今度はどこへ行こうかな、たもちゃん。

但し、今度は一緒に寝られるところでね。

朝の八ヶ岳。
この日も快晴。
東京を発つ前は「最低気温マイナス4℃」という予報だったけど、
そこまで下がらなかったみたい。


赤岳。
あそこはどれくらい寒いんだろ。
お宿の部屋は二重窓、まったく寒さを感じませんでした。
ただね、一睡も……と言っていいほど寝られなかった。
原因は、

この方。
前夜、午後9時前にはベッドに入ってしまった我が夫。
小学生かっ!?
そりゃ「寝ろ!」って言われりゃ寝られないこともないけどさ。
なにせ坊主が、

あっちをウロウロ。

こっちをウロウロ。
ベッドに飛び乗る機会を窺ってる。ま、無理だけど。
だいたいさ「夜は星が綺麗に見える筈だし♪」なんて言って
野辺山行きを決めたんじゃあなかったんかい?
夫は既に爆睡、坊主を放置して部屋を出る訳にもいかず、
テレビなんか見ながらダラダラと時間を潰し、
ベッドに入ったのが午後11時頃。
これがね、寝るに寝られないんですよ。
だって、和室に居る坊主があっちこっち動き回ってて、
畳を擦る爪音が気になって益々目が冴えちゃう。
仕方なくベッドを出てコタツに戻ると、
坊主は私に貼り付いて安心したのかそのまま就寝。
けどね、こっちは熟睡できませんよ。
畳(い草じゃないのよ)は硬いし、コタツ布団は薄いし、
コタツに入った身体はカピカピに干乾びるし……。
おまけに坊主は何度も目覚めてうろつき回ってる。
夜中にふと目覚めた坊ちゃん、
私の姿が見えないことに焦ったのか
部屋の中をバタバタと走り回る……なんてことも。
「たもちゃん。たもちゃん、ここだよ」と声を掛けると、
「かーちゃん、焦ったぜ」と思ったのかフゥと溜め息を吐き、
再び私に貼り付くとようやく目を閉じ……。
結局朝の6時までそんなことの繰り返しで……(汗)
早朝目覚めた夫に坊主を任せ午前6時にベッドに入ったけど、
結局、

「かーちゃん、乗せて!」
……と頑張る坊主に起こされた私はベッドで寝ることも叶わず。
※ ペット連れ専用旅館ではありません。
ワンコを布団に上げることはできません。
今回つくづく思い知らされたことが1つ。
坊主は家族が寄り添ってないと、まーったく寝てくれない!
一緒の布団で寝られないお宿は、正直キビシイ……です。
寝惚けた顔で朝ご飯へ。

自分ちの朝が恥ずかしくなるほどの豪華な朝ご飯。
食後は隣のロビーでまったり珈琲を頂くこともできて、
とっても居心地のいいお宿です。
……で、まったりほっこりしていたところへ突如現れたのが、

ジュリーくん 6歳
前日受付に座っていた子です。
チェックインの時、私がたもつを抱いてたら、
「ワンワン(遊ぼ♪ 遊ぼ♪)」って大興奮。

ジャックくん 8歳。
ジュリーくんより大人しいかな。
ジュリーくんの燥ぐ姿にドン引きしてた(笑)
二人ともとっても懐っこくてとっても甘ったれさん。

ナデナデの手を止めると、

「もっと撫でなよぉ」って、激しい要求(笑)
そして……、

もの凄く、モフモフ。
お宿のご主人が抱いてます。
27キロ、「重い(汗)」って。
1階の廊下でモフモフたちと戯れてたら、
遠くで聞こえる「アンッ!」っていう悲痛な叫び。
2階の部屋に置いてきた坊主の声でした。
私たちがモフモフに興奮する声が届いていたんでしょうね。
嫉妬したのか不安を覚えたのか知りませんが、
ひと声「アンッ!」って。
憧れのスタプー、めーいっぱいモフモフして満足した私は、
夫を残し一足先に坊主の元へ。
坊ちゃん尻尾振って迎えてくれたけど、
モフモフたちの匂いに気付いた後はなんともツレナイ態度。
午前10時、お世話になったお宿とサヨナラ。
高原旅館 野辺山荘
食事もお風呂も部屋も全て良かったけど、
何より良かったのはオーナーご夫妻のお人柄&カワユイワンズ。
ご紹介できなかったけど、
他にトイプーちゃん1匹&ニャンズが居ます。
お宿の心地良さもお料理に込められた真心も、
ご夫妻のお人柄から来るものなんだなぁと実感です。
お宿を発つ際、先に車に乗り込んだたもつと私。
フロントガラスの向こうには、宿のご主人と夫の姿。
あれ~、この光景どっかで見たことあるな~と思ったら……。
夫の親戚のところを訪ねた際、
伯父と夫が車を眺めながらあーだこーだ語り合う姿にソックリ(笑)
お宿のご主人、車が大好きなんだね。
さてさて、予報に反しこの日も快晴。
ビューンと車を走らせて着いたのは、

平沢峠展望台と

獅子岩。
ここは以前にも訪れてるんだけど、
あの時は坊主のハチ刺され騒動があった時で……。
満足に見ることができなかったんだよね。

獅子岩に登る夫を心配そうに見上げる坊主。
実は坊主、「一緒に登ろう」と誘われ拒絶しました。
獅子岩からの景色、

南アルプス連峰と、

八ヶ岳連峰。

以前訪れた、野辺山宇宙電波観測所。

パノラマビューも。
さてさて、もう少し彩りを求めて行ってみますか。
次に訪れたのは、

八ヶ岳倶楽部
俳優の柳生博さんが開き、
ご家族や多くの仲間と共に運営しています。
整備された雑木林、レストラン、ギャラリー等があります。
ここのレストラン、テラス席ならワンコオッケーらしい。
良い香りが漂ってきていて、
たもつがレストラン前から動かなかったんだけど(汗)
朝ご飯たっぷり食べて来ちゃったからね、
ごねたって入りませんよ。


いい感じに色付いてます。


駐車場は無料。
ブラリ散歩させてもらうだけでも気持ちいいかも。


しかし、よく歩くね。
ここへ来る前にも、結構歩いたり走ったりしてます。


たもちゃんは、こういう場所が好きだね。

こうして見ると、柴って本当に「枯れ色」だな。

いつまででもブラブラ。

紅葉はほとんど終わり。
残っていたのはほんの一部でした。
来た道を少し戻って、

川俣川に架かる八ヶ岳高原大橋。


ここからの景色が素晴らしいんだけどね、
覗き込むと、

足が竦んじゃう。
だってほら、

こんな感じなのよ。
たもつは近くの展望台駐車場に停めた車の中で待機。
橋の上に連れてきたらパニック起こして大騒動になりそうだし。
その後、車を西へ走らせ、中央本線の小淵沢駅へ。

ロングセラーの駅弁買って(この日の夕食用)、
すぐそばの小淵沢ICで中央道に乗り東京へ。
途中双葉SAに寄った頃には、
野辺山の陽気が懐かしくなるくらい暑くなっていて、
高原っていいなぁと改めて実感。
野辺山荘のご夫妻も
「この辺に家買っちゃえば?」なんて言ってたし(笑)
あ、現実的な話じゃないな……(汗)
けど、都内で仕事を持っていて山梨長野辺りに家を持つ人も、
今は少なくないそうです。
持ち家は清里、都内に仮住まいを持って5日間働いて、
金曜の夜清里の家に帰り、月曜の朝都内に出勤……みたいな感じで。
まあ、体力以上にお財布の中身がついて行かない……か。
とても良い旅でした。
落ち着いた佇まいの旅館へのワンコ連れ、
少々不安もあったけど、
お宿のご夫妻が温かく迎えてくださり、
とても心地良く過ごすことができました。
今度はどこへ行こうかな、たもちゃん。

但し、今度は一緒に寝られるところでね。
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