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それ、本当に食べてもいいの?

     前回に続いてアレルギーのお話。

    治療の見直しの為に記録しています 

     面白くもなんともないから~~~ 


   今回は食物アレルギーのお話です。

     生後7ヶ月の頃、アレルギー検査を受けた坊主。

 食物に関しては、肉類では鹿、魚類ではカツオ(何れも擬陽性)

    それから雑穀類で数種、陽性反応が出ました。

   当時はオヤツとしてはボーロしか与えておらず、

食物に反応しての痒みではないのかも……という認識でした。

     草や樹木に関してはあれやこれやと陽性、

   あんまり言いたくないけどハウスダストなんかも陽性。

    花粉症の時期にはくしゃみが止まらないから、

 外から帰ったら花粉をよく取り除くのを忘れずに!

   それだけで問題なく過ごせていたんですよね。


 ただ、アレルギー検査に関しては

        様々言われていることがありまして……。

   アレルゲンになるものは年齢と共に変わってくる。

 以前は反応が出なかったものが、

   歳を重ね出てくるようになることもあるということです。

  検査結果が陰性でも、

 アレルギー反応を起こすような食物も実際ありますからね。

     たもつなどは、牛肉:陰性 と出ましたが、

  それなら大丈夫と牛タンを与えていたらものの見事に反応が。

 肛門周辺に痒みが出るのはとても分かり易い食物アレルギーです。

    
   このアレルギー検査、

 「検査結果が絶対」とは言い切れないのが微妙なところ……。

これ「今現在その動物が何を異物と認識し抗体を産出しているか」

                を検査するもので、

アレルギーの発症にはそれ以外の環境因子も大きく関係してくる為、

  実際何が引き金になっているかは特定が難しいからです。

 アレルギーを持つ全ての犬が陽性の結果を示すとは限らず、

   また、陽性を示しても発症しない犬も中にはいます。

  「検査結果が絶対」でないのならどうすれば……?

     疑わしい食物を除去することで皮膚炎が良くなるか、

 または、暫く除去した後再び与えてみて悪化すれば、

      それがアレルゲンということになるんですよね。


 食物アレルギーの出方は様々で、

    すぐさま嘔吐・下痢などで出る場合は分かり易いのですが、
 
  痒み・それに伴う脱毛などは

   1~2ヶ月が過ぎてようやく出始めるというのがざらなので、

      アレルゲンの特定は実は難しいです。

 坊主の場合、嘔吐や下痢などの激しい反応を見せた食物は

              これまでありません。

    牛肉の場合は分かり易かったのですが、

それ以外で「明らかだ!」というものは思い当たるものもなく……。

   それでもこのところの様子を見るにつけ、

     食物アレルギーを疑った方が良さそうなのは確か。

  食物アレルギーの場合痒みが出易いのは、

    アトピー性皮膚炎と区別のつきにくい脇や脚の他、

目の周辺、口・肛門の周辺(消化器官と繋がっているからね)

 それからアトピー性皮膚炎では出ないと言われる背中部分です。

   ついでに、これまでに2度ほど起こしている耳内部の炎症、

 これも食物アレルギーによる可能性を疑うべきなのだそうです。

            知らなかった……。

   
  アレルギーの発症ですが、

    「アレルゲンになる食物をひと口食べたから」

   「アレルゲンになるハウスダストを一呼吸したから」

      ……ということではまず起こりません。

  例えば……、

 アレルゲンをコップ1杯摂取した場合に症状が出るとします。

      坊主のように、

   「花粉」「室内」「食物」それぞれのアレルゲンを持つ場合、

 全てを注ぎ込んでもコップを溢れさせるようなことがなければ、

      アレルギーを発症することはありません。

 仮に牛肉がアレルゲンであったとしても、

  その基準を超えることがなければ発症しないということですね。
 
その他の環境因子もあるので絶対ということではありませんが……。

 つまり、摂取量がゼロでもコップ半分でも発症することはなく、

    コップを溢れさせたところから発症するということです。


 今の坊主の場合、
 
     皮膚バリア機能の低下が最も問題とすべきところですが、

   食事に関しても全面的に見直しをすることに。


  ネットを見ていて最も気になったのが、

    「多量の穀類がアレルギー症状を引き起こしやすい」

           という一文でした。

   うちの坊主、小麦:陰性 という結果が出ています。

    但し、他の穀類に関しては陽性が出ているものも。

  勿論何を与えるにも原材料は厳重にチェック、

     陽性の出ていたものは全て除去してきましたが……。


「犬は小麦グルテンを適切に消化するための酵素を持っていません。

    犬によっては胃や皮膚にアレルギー反応を起こします。

     小麦摂取により起こりうる副作用として、

 皮膚や毛並みが悪くなる、耳感染、肉球を噛むなどの症状が……」

       え? これって、まるっきりたもつのことでしょ?

    以前は購入することのなかったビスケット(小麦)、

   与えるようになったのはここ2年くらいのことです。

     食道を痛め長時間の空腹を避けるようにとのことで、

   愚図って朝食を食べない坊主の為に、

ビスケットやボーロを与えるようになったのがその始まりでした。

    あ、ボーロは小麦粉使ってないのでオッケー。

  ビスケットは小麦粉使ってるので、取り敢えずNG食物入り。

最も怪しい小麦を完全除去し経過観察することになりました。

 思えば小麦を使用した練り物系のオヤツは敬遠していた筈なのに、

小麦をもろに摂取するビスケットを与え続けていたなんておマヌケ。 

 
   それから、

「トウモロコシについてもアレルギー反応を起こす子が……」

          なんてことも書いてあります。

     たもつは、トウモロコシ:陰性 という結果。

 そして、幼少期から食べている低アレルゲンフードの原材料、
 
   最初に書かれているのが、コーンスターチ。

        おやおや……。

 長きに亘り食べ続け、いよいよ許容量をオーバーすることに?

    暫く除去し、様子を見ることにしました。


      ……で、今回購入したのが、


    15-10-17_1404.jpg


     サケが主原料、そして穀物不使用。

   オメガ3脂肪酸が豊富に含まれていますからね、

         これは期待できますよ。

  オメガ3脂肪酸の有効性は実感済み。

    生後7ヶ月から食べている低アレルゲンフードに加え、

  今年に入ってからは

 ヒルズ プリスクリプションダイエット d/dも食べています。

    指の間が炎症しやすかったのですが、

  これを食べ始めてからはそれがなくなりましたからね。


  実は最近、長らく与えていた鶏も1ヶ月休止しました。

8月中旬から始めた馬(生食)も恐る恐る様子を見ながら。

   保存料もアレルゲンになり得るということで、

      オヤツ自体あまり買わなくなりましたね。

    そんなこんなで、

 坊ちゃんの日常、ちょっぴり味気ないものに……   


      それでもね、先日届けられた↑フィッシュ4ドッグに、

    ちょっとしたオマケが付けられていて。


       15-10-17_1405.jpg

             まぐろスティック


    たもつはマグロが大好きなんですよね。

   人間もそうそう食べてないのに……。




      15-10-17_1409.jpg


       ↑ まぐろスティック見て垂らしたヨダレ。

       初めてのフィッシュ4ドッグ、

          警戒してなかなか食べようとしない。

     やっぱりね。

   そういうこともあろうかと、

      お試しの400グラムにしておいて良かったよ。



    大好きなまぐろスティックをお皿に投入。



     15-10-17_1415.jpg


          騙されて、フードも完食しました。



 アレルギー検査の結果が陰性だからと言って油断は禁物。

   たもつはアトピー性皮膚炎も抱えているので

     食物アレルゲンを特定していくのは難しいのですが、

    怪しいと思われる食物を随時除去していくことで、

        症状も改善される筈……です。


あ、アレルギーの原因が食物なのかどうか……を判定するには、

        「除去食検査」というものがあります。

     食材の特定はできませんが、

アレルギーに食物が関係しているのか否かを知ることはできます。

    摂取していいのは、「除去食」と「水」のみ。

      検査期間は、2ヶ月ほど。

   その間、他のものは一切口にしてはいけません。

  ほんのひと口でも何か口にすれば

      それまでの検査期間は全て無駄になり、

    また初日から仕切り直しです。

  この検査で症状が改善されれば、

今後は食物についてのみ注意をすれば良いことになります。

    仮に改善されなければ、

  食物以外の原因も考えなければならないことになります。

 この「除去食検査」、うちの坊主は試したことはありません。

   原因が食物とそれ以外であることは明白だからです。


 今年は新たな皮膚炎があれこれ出て、

    おまけにステロイド剤が使えない事態にまでなり、

  アレルギーとの向き合い方を

      改めて考えさせられることになりました。

    ステロイド剤が使えないのなら……ということで、

      先生からは新たな薬の提案もありました。

  実は、その薬については以前より説明を受けています。

    ステロイド剤に比べ副作用はほとんどない、

       そうも聞かされています。

      それでもなるべくなら使いたくない、

    薬に頼らずに改善する方法、まだまだある筈なんですよね。

      長くなるのでまた書きます……。




 

     
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プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ

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