どこでも寝るよ
先日、少しコワイ現場に遭遇しました 
買い物帰り、自転車を走らせていた時のことです。
駅からの道、川の流れに沿うように走るこの道は
カーブも多く凹凸も激しいです。
その女性は、私が走るのと反対側の歩道を歩いていました。
普段なら目に留まることもない
その老女の姿が脳裏に焼き付いてしまったのは、
彼女が危うく車に轢かれそうになる現場に
遭遇してしまったからです。
それは、本当に一瞬の出来事でした。
歩道を歩いていた彼女はフラフラと足元をよろめかせると、
あっと言う間に車道へ倒れ込んでしまったのです。
目の前には1台の乗用車。
その瞬間『死』が、彼女の脳裏に過ったのではないでしょうか?
幸い、車は彼女の面前で止まり、後続のバイクも追突を免れ、
事なきを得た……ように見えました。
突然目の前に倒れ込んだ老女に
怪我を負わせず済んだことに安堵したのか、
車は彼女を避けるとそのまま行き過ぎました。
周囲の人間も一瞬息を呑んだものの、
事故を目撃せず済んだことに胸を撫で下ろし、
みなそのまま行き過ぎようとしていたんですよね。
……ですが、
事態はそのままでは済みませんでした。
車道に倒れ込んでしまったその女性、
自力で立ち上がることができなかったのです。
怪我を負っているようには見えませんでした、
勿論主観ですから詳細は分かりません。
車道に倒れ込んでしまった彼女、
起き上がろうとする意思はあるのですが、
身体が思うように動かないようでした。
連れていたのはお孫さん、或いは曽孫さんかもしれません。
幼いその子には事態が飲み込めないようで、
呆気に取られたまま彼女の元へ歩み寄ろうともしません。
反対車線にいた私と他数人が駆け寄ろうとしていたところ、
乗用車に後続していたバイクの男性が彼女に駆け寄り救助。
本当のところ乗用車の運転手が救助すべきだったのでしょうが、
その方もまた事故を免れることで精一杯で、
その後彼女が自力で立てなくなることなど
考えも及ばなかったのかもしれません。
川沿いを走る道、凹凸も激しく歩道も途切れ途切れです。
偶々ガードレールのない場所で足を取られたことは不運でしたが、
車のブレーキが間に合ったことは不幸中の幸いです。

スヤスヤ気持ち良さそうだけどさ、

そんな狭いとこで寝なくてもいいのでは?
高齢者が遭遇する交通事故、
このような事例も少なくないのだろうなと感じましたね。
転倒してしまったこともそうですが、
何より自力で身体を起こせなかった様が、
傍から見てもとても痛々しく、
歳を重ねることを色々考えてしまいました。
実家の父も、買い物に出て足元をふら付かせ、
他人さまから手を差し伸べられたことが少なからずあります。
最近は自転車に乗る危うさを実感したようですが、
それでも外に出れば危険な場面は数知れずあるんですよね。
思いも寄らない場所で、高齢者は足を取られるもの、
改めて色々考えさせられてしまいました。

そういうとこで寝ちゃうとさ、

気持ち良さそうにしてるけどさ、

そこはとーちゃんの布団だしさ……。
布団の取り合い、
就寝前のバトルが騒々しいんだよね

たもちゃん、自慢げなカメラ目線だけどさ
バトルに負けてとーちゃんふて寝しちゃったよ

買い物帰り、自転車を走らせていた時のことです。
駅からの道、川の流れに沿うように走るこの道は
カーブも多く凹凸も激しいです。
その女性は、私が走るのと反対側の歩道を歩いていました。
普段なら目に留まることもない
その老女の姿が脳裏に焼き付いてしまったのは、
彼女が危うく車に轢かれそうになる現場に
遭遇してしまったからです。
それは、本当に一瞬の出来事でした。
歩道を歩いていた彼女はフラフラと足元をよろめかせると、
あっと言う間に車道へ倒れ込んでしまったのです。
目の前には1台の乗用車。
その瞬間『死』が、彼女の脳裏に過ったのではないでしょうか?
幸い、車は彼女の面前で止まり、後続のバイクも追突を免れ、
事なきを得た……ように見えました。
突然目の前に倒れ込んだ老女に
怪我を負わせず済んだことに安堵したのか、
車は彼女を避けるとそのまま行き過ぎました。
周囲の人間も一瞬息を呑んだものの、
事故を目撃せず済んだことに胸を撫で下ろし、
みなそのまま行き過ぎようとしていたんですよね。
……ですが、
事態はそのままでは済みませんでした。
車道に倒れ込んでしまったその女性、
自力で立ち上がることができなかったのです。
怪我を負っているようには見えませんでした、
勿論主観ですから詳細は分かりません。
車道に倒れ込んでしまった彼女、
起き上がろうとする意思はあるのですが、
身体が思うように動かないようでした。
連れていたのはお孫さん、或いは曽孫さんかもしれません。
幼いその子には事態が飲み込めないようで、
呆気に取られたまま彼女の元へ歩み寄ろうともしません。
反対車線にいた私と他数人が駆け寄ろうとしていたところ、
乗用車に後続していたバイクの男性が彼女に駆け寄り救助。
本当のところ乗用車の運転手が救助すべきだったのでしょうが、
その方もまた事故を免れることで精一杯で、
その後彼女が自力で立てなくなることなど
考えも及ばなかったのかもしれません。
川沿いを走る道、凹凸も激しく歩道も途切れ途切れです。
偶々ガードレールのない場所で足を取られたことは不運でしたが、
車のブレーキが間に合ったことは不幸中の幸いです。

スヤスヤ気持ち良さそうだけどさ、

そんな狭いとこで寝なくてもいいのでは?
高齢者が遭遇する交通事故、
このような事例も少なくないのだろうなと感じましたね。
転倒してしまったこともそうですが、
何より自力で身体を起こせなかった様が、
傍から見てもとても痛々しく、
歳を重ねることを色々考えてしまいました。
実家の父も、買い物に出て足元をふら付かせ、
他人さまから手を差し伸べられたことが少なからずあります。
最近は自転車に乗る危うさを実感したようですが、
それでも外に出れば危険な場面は数知れずあるんですよね。
思いも寄らない場所で、高齢者は足を取られるもの、
改めて色々考えさせられてしまいました。

そういうとこで寝ちゃうとさ、

気持ち良さそうにしてるけどさ、

そこはとーちゃんの布団だしさ……。
布団の取り合い、
就寝前のバトルが騒々しいんだよね


たもちゃん、自慢げなカメラ目線だけどさ

バトルに負けてとーちゃんふて寝しちゃったよ
