クリスマスにはチキン
クリスマスイブですね


サンタさんからプレゼントは来ましたか?

スンスン。
たもちゃんにも来たよ、プレゼント


マジで?
はい!

お友達ワンコからプレゼント

忙しく過ごしてるお友達が、
ひと月前倒しで持ってきてくれたプレゼント。

ローストチキン。丸々一羽だよ~。

たもちゃん、目がイッチャッテる


ガシガシッ!
たもちゃん、お顔がコワイよ~

勿論かぶり付きは危険過ぎるので……。
私の手で解体、肉と骨とをキッチリ分けて、

はい、どーぞ

柴犬の胃に鶏一羽は明らかに容量オーバーなので、
肉を小分けにして冷凍、
骨も捨てずに冷凍。
ジューシーなお肉はそのまま食べたり、
野菜と一緒に煮込んで食べたり。
骨はコトコト煮込んで出汁を取り、
骨に纏わり付いた肉は丹念に剥ぎ取り。
取った出汁をドライフードにかけると、
これがもの凄いご馳走になるようで……、
お皿をピッカピカになるまで舐め回して

鶏一羽、一ヶ月近く楽しむことができました

それから大好きなデザートも


間違えて人間が食べちゃいそう。
クリーム甘くないんですけどね、
たもつは涎タラタラでお待ちかね


早く食わせろっ

ケーキも数日に分けて頂きました


おいらは一気に完食したいタイプなんだけど。
無理ですっ

音くんいつもありがとう

たもつは大満足で完食いたしました

クリスマスにチキンって、
いったいいつ頃から定着したんでしょうね。
本来七面鳥を食べるところを、
日本では手に入り難いからということで
チキンを定着させたようなのですが……。
私が子供の頃「クリスマスにはチキン」は既に定着していて、
キリスト教と縁のない我が家の食卓にも、
クリスマスにはなぜかチキンが上っていました。
「うちは仏教徒だ」と声高に叫ぶ父も、
その日にはなぜか大人しくチキンを口に運んでいましたね。
「クリスマスなんだから」
そう母にいなされると途端に臍を曲げるくせに、
他所では見ないような立派なモミの木(たぶん)を突然買ってきて、
「ほら、飾り付けしろ」
なんて命令してみたり……。
父は父なりに、
子供を喜ばせる方法を探っていたのかもしれません。
それにしても生のモミの木って、結構青臭いんですよね。
狭い畳敷きの部屋、
広げた新聞紙の上に置かれた大きな鉢植え。
父の思いとは裏腹に、
「緑臭~い」なんて鼻を摘んでいた小学生の私。
「うちはキリスト教じゃないぞ!」
「まあまあ、今日はチキンしか売ってなかったから」
両親の会話は毎年相変わらず、
モミの木(もどき)の飾り付けも暫くの間続き、
子供たちの枕元にはプレゼントの詰まった靴下が置かれ、
クリスマスは、
毎年すったもんだで過ぎていきましたね。
今年は姉からもプレゼントが……。
……って言うか、毎年色々貰ってるんですけどね。
届いたのは大きな段ボール箱。
たくさんたくさん詰まってました、隙間と言う隙間を埋めて。
私の好きなコーヒーや、
夫の好きな干し柿や(笑)
生きてたらたぶん母も送ってくれただろうなと
思うような物ばかり。
姉は、母にとっても似てきましたね。
時折「乗り移ってる?」と感じることもあるくらいです。
愛情たっぷりプレゼント、ありがとう


おいら、毎朝毎晩チキンでもいいんだよ~、ムニャムニャ
