教育と教養


土曜日、日本橋高島屋にお邪魔してきました。
目的はこちら……。

第96回草月いけばな展
家元の作品が正面入り口でお出迎え。
ここからはひたすら作品が並びます。
解説なしです、すみません

中には私のお花の先生でもある友人の作品も並んでいます。
お花の先生とは言っても、
もう随分長いことお稽古行けてないのですが……






黒く覆い被さっているのはキクラゲです。




緑の葉に見えるものも、焼き物です。



影もまた作品。




大根!

タンポポの綿毛を、

染めています。



実は気の遠くなるような作業の末に完成しています。

蝋の材料になる木と蝋のコラボ。
後ろに重ねられているのは蝋です。



大きな実! みかんです。


会場にも勿論家元の素晴らしい作品が展示されていたのですが、
大き過ぎて写真に納まらず

ここからはジュニアクラスの方々の作品です。
花器も手作りだったりします。



「子供の作品に一番癒されるぅ~

……と、夫は申しておりました。
今年のテーマは、
「目で見えぬものを、いけよ」だそうです。
所謂奇抜な感じのものが例年より少なく、
比較的目にも心にも優しい感じのものが多かったように思います。
作品を鑑賞した後友人とランチを共にしたのですが、
心に残った言葉があったのでご紹介。
この歳になってくると、
寄ると触ると「健康」や「呆け」の話になりがちな私たち

「もうあんまり時間がないよね~」
「ボケっとしてたら、すぐに人生終わっちゃう!」
……なんて、焦りも出始めてきたお年頃。
そんな中、友人の口から出てきたひと言。
「呆けない為に必要なのは、『教育と教養』なんだって!」
ふ~ん、教育と教養ねぇ。
「これ『教育と教養』じゃないよ!
『今日行く と 今日用(事)』」
呆けない為にはつまり……。
『今日行かなきゃならない場所』と
『今日やらなきゃならない用事』が必要!
……なのだそうな。
そう言われてみれば、
「あー、確かに。
私、今日行かなきゃならない場所もないし、
今日やらなきゃならない用事もないわ

ふむふむと頷く私に、
「そんなんじゃダメっ! 外に出なさいっ!」
と発破を掛ける年上の友人。
最近頭がボケっとしてきたのは、
「今日行かなきゃならない場所」も
「今日やらなきゃならない用事」もなかったからか

もう長い付き合いですからね、
私の性格も知り尽している彼女の言うこと、
これからは心に留めて、
生活をちょっと見直してみようと思った次第です。
我が家の坊ちゃんは、

お行儀よくお迎え


生け花どうでした?
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