生まれくる蟲たちよ
金曜日、夕方散歩の真っ只中……。
きゃっ! たもちゃん、なにそれ!
その、首に付いてるの! それ、なにーっ!?

ん~?
見つけたのは、本当に偶然でした。
このところ、引っ掻きが酷かったんですよね、アレルギーの。
薬(ステロイド剤)を飲ませるタイミングを計るのも難しくて、
最も気になっていた首筋の状態を
まさに確認しようとしたその時のことでした。
ん? なにこれ? もしかして、カサブタ?
こんな大きなカサブタができるほど、掻き毟ってたっけ?
見ると、こげ茶色した小さな塊がたもつのモジャモジャの中に!

うへへ
こんなカサブタできるほど掻き毟ってたか~。
どれ、取ってあげよう。
ん? やけに取り難いな。
……てか、移動してないか? このカサブタ……。
ぎゃーっ!!!
脚が……、見えました。
これなに? ノミ? ……じゃなくて、ダニ?
九の字に折れた脚が見えましたよ。
これって……、ダニでしょーっ!!!
ギャオ~ン、気持ち悪いよぉ~~~。
けど、坊主の毛の中に潜り込まれたら一大事!
……で、取りました。
写真はありません、草むらの中に放り投げてしまったので。
すみません、潰すべきでしたね。
動転していて、そこまで気が回りませんでした。
キモイキモイキモイ……。
早々に散歩を切り上げ、帰還。
河原も陽が落ち始めていましたからね、
明るい場所でたもつの状態をよく確認したかったのです。
ダニ(……だと思う)が引っ付いてた場所付近を確認。
あ~、結構引っ掻いてたねぇ。もしかして、あのダニのせい?
けど、散歩に出る前ナデナデしてた時には、
あんなもの引っ付いてなかったし。
……っていうか、あんなもの家の中にいるか?
たもつの首を確認してみると、
引っ掻いて赤みを増していたのとは別に、
なにやらぷっくらとした膨らみが……。
あれ~、こんなのあった?
カサブタができ掛けたような皮膚の下が、
ほんの少し膨れてる。
なにこれ?
さっきのダニが? たもつの皮膚に?
卵を産んじゃったーっ!?
ギョエーッ!!!!!
時計を見ると午後6時。
「たもちゃん、先生んとこ行こう!」
マジで?
尻尾をフリフリ、玄関まで小走りの坊主。
そんなに嬉しいか?
……しかし、
さっきのダニ、いったいいつから引っ付いてたんだろ?
あんな大きなダニ、家の中にいればいくらなんでも気付くよね。
あんな大きなのが、ずーっとたもつに引っ付いてたの?
え? 痒かったのはあいつのせい?
まさか、あの膨らみの中にダニの卵が?
……ってことは、いずれあの膨らみの中から、
ダニの幼虫がワッシャーって出てくるってこと?
真夜中、私の隣で寝息を立てるたもつの首筋から
無数の蟲たちが這い出す様を想像したら(……っていうか妄想か)、
もう居ても立っても居られませんよ。
病院の待合室、
「危険がいっぱい ノミ・マダニ」なんて冊子を見ていたら、
「ぐったりして貧血状態に」「危険な状態で入院することに」
なんて、オソロシイ内容満載で。
先生に診て頂きました。
「さっきダニが引っ付いていて!」
「ここがなんだか膨れていて!」
「昨日辺りより、急に赤みが増してるみたいで!」
ついでに、
「ダニの大きさは、そう、このホクロくらいでした」
……なんて、私の腕にある一番大きなホクロを指し示してみたりして。
先生曰く……。
「この膨らみから夜中に蟲がウジャウジャってことは、
……ないですよ(笑)
膨らみは引っ掻いたことによる炎症のせい、
表面だけではなく、
皮下の血管もリンパ管も影響を受け膨らんでいます。
炎症が治まれば膨らみも消えるでしょう」とのことで。
細菌検査もして頂きました。
以前見つかったマラセチアも見当たらず、
「(その点では)あぁ、良くなっていますねぇ」と。
では、マラセブシャンプーはもう不要かと訊くと、
「念の為、もう少し続けましょうか」ということに。
ただ、今はカサブタもあり赤みも少々あるので、
シャンプーは暫く控えましょうということで。

引っ掻き過ぎで毛が抜けています。
黒っぽく見えるのはカサブタ。
あ、この引っ掻きはアレルギーによるもの、
ダニは貼り付いたばかりのところで
皮膚にも到達していなかったようです。
5月初旬の血液検査で、肝臓の数値がイマイチだった坊ちゃん。
内服薬のステロイド剤は使用を控えめにしていたんですよね。
ちょっと掻いてるけど、ガマンガマン……なんて思っていたら、
この1~2日間でカサブタができるほど掻き毟っちゃって。
「ステロイド、今のところ週に1回くらいにしてるんですけど」
少なすぎですか?って意味で訊いたつもりだったんですけどね、
「あぁ、いいですね。それくらいで済んでるなら」ということで。
内臓に負担掛けること考えたら……ということみたいなんですけどね。
……で、引っ掻きのヒドイところには、

フルメタローション 合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)
炎症による皮膚のかゆみ、赤み、腫れなどの症状を改善します。
軟膏はベタベタして嫌がるだろうからということでこのお薬。
使用後、引っ掻きが減り、赤みも治まってきました。
後は、カサブタが自然に剥がれ落ちるのを待つだけです。
先生にもう1つ確認。
「ダニとかノミとか防御するのに市販の薬では……?」
先生曰く「あんまり……、効かないんですよね~」と。
そういえば、以前もそう言われたな。
今市場に出ている薬、
開発されてから既に20年ほど経つものなのだそうで、
「虫の方にも耐性ができちゃってるんですよね~」とのことでした。
病院で扱う薬(スプレー・内服)もあるが、
「ちょっと、強いんですよね~」とのことで、先生も強くは勧めず。
虫が貼り付いてないか毎日チェックチェックするしかありません。
君のお世話も、手が掛かりますよ……。

……で、ダニの話とは関係ないけど。

「臓器提供カード」 今回新しく作りました。
みなさんご存知の通り、免許証や保険証の裏面でも、
臓器提供に関する意思表示をすることはできますよね。
ただ、それらを常に持ち歩いているとも限らないし……ということで、
更にもう1枚。
特記欄 : 親族優先 としたのは、
「平成22年1月17日より、臓器を提供する意思表示に併せて、
親族に対し臓器を優先的に提供する意思を
書面により表示することができるようになりました」
とのことだったので、そのように。
幸い今のところ私の周囲に臓器移植を必要とする人間はいませんが。
この親族に当たるのは、「配偶者・子・父母」なのでそうで、
私の場合、「夫・たもつ・父」ということになりますね。
え? たもつは、……入らない?
いえいえ、
「たもちゃんにもしものことがあったら、
私の内臓たもつにあげるから」
と、常々夫には話してあるんです。
「まあ、それがたもつの為になるかどうかは別としてね」
……なんて夫は言いますがね。
「もし、あなた(夫)とたもつが同時に内臓を必要としてたら、
私の内臓はたもちゃんにあげちゃうから」
と言ったら、
「うんうん、それが、いいんじゃない?」
なんて、半ば呆れ夫は微笑んでおりましたが。

え? かーちゃんの内臓を? おいらに?
内臓脂肪、取ってからにしてよね。
きゃっ! たもちゃん、なにそれ!
その、首に付いてるの! それ、なにーっ!?

ん~?
見つけたのは、本当に偶然でした。
このところ、引っ掻きが酷かったんですよね、アレルギーの。
薬(ステロイド剤)を飲ませるタイミングを計るのも難しくて、
最も気になっていた首筋の状態を
まさに確認しようとしたその時のことでした。
ん? なにこれ? もしかして、カサブタ?
こんな大きなカサブタができるほど、掻き毟ってたっけ?
見ると、こげ茶色した小さな塊がたもつのモジャモジャの中に!

うへへ
こんなカサブタできるほど掻き毟ってたか~。
どれ、取ってあげよう。
ん? やけに取り難いな。
……てか、移動してないか? このカサブタ……。
ぎゃーっ!!!
脚が……、見えました。
これなに? ノミ? ……じゃなくて、ダニ?
九の字に折れた脚が見えましたよ。
これって……、ダニでしょーっ!!!
ギャオ~ン、気持ち悪いよぉ~~~。
けど、坊主の毛の中に潜り込まれたら一大事!
……で、取りました。
写真はありません、草むらの中に放り投げてしまったので。
すみません、潰すべきでしたね。
動転していて、そこまで気が回りませんでした。
キモイキモイキモイ……。
早々に散歩を切り上げ、帰還。
河原も陽が落ち始めていましたからね、
明るい場所でたもつの状態をよく確認したかったのです。
ダニ(……だと思う)が引っ付いてた場所付近を確認。
あ~、結構引っ掻いてたねぇ。もしかして、あのダニのせい?
けど、散歩に出る前ナデナデしてた時には、
あんなもの引っ付いてなかったし。
……っていうか、あんなもの家の中にいるか?
たもつの首を確認してみると、
引っ掻いて赤みを増していたのとは別に、
なにやらぷっくらとした膨らみが……。
あれ~、こんなのあった?
カサブタができ掛けたような皮膚の下が、
ほんの少し膨れてる。
なにこれ?
さっきのダニが? たもつの皮膚に?
卵を産んじゃったーっ!?
ギョエーッ!!!!!
時計を見ると午後6時。
「たもちゃん、先生んとこ行こう!」
マジで?
尻尾をフリフリ、玄関まで小走りの坊主。
そんなに嬉しいか?
……しかし、
さっきのダニ、いったいいつから引っ付いてたんだろ?
あんな大きなダニ、家の中にいればいくらなんでも気付くよね。
あんな大きなのが、ずーっとたもつに引っ付いてたの?
え? 痒かったのはあいつのせい?
まさか、あの膨らみの中にダニの卵が?
……ってことは、いずれあの膨らみの中から、
ダニの幼虫がワッシャーって出てくるってこと?
真夜中、私の隣で寝息を立てるたもつの首筋から
無数の蟲たちが這い出す様を想像したら(……っていうか妄想か)、
もう居ても立っても居られませんよ。
病院の待合室、
「危険がいっぱい ノミ・マダニ」なんて冊子を見ていたら、
「ぐったりして貧血状態に」「危険な状態で入院することに」
なんて、オソロシイ内容満載で。
先生に診て頂きました。
「さっきダニが引っ付いていて!」
「ここがなんだか膨れていて!」
「昨日辺りより、急に赤みが増してるみたいで!」
ついでに、
「ダニの大きさは、そう、このホクロくらいでした」
……なんて、私の腕にある一番大きなホクロを指し示してみたりして。
先生曰く……。
「この膨らみから夜中に蟲がウジャウジャってことは、
……ないですよ(笑)
膨らみは引っ掻いたことによる炎症のせい、
表面だけではなく、
皮下の血管もリンパ管も影響を受け膨らんでいます。
炎症が治まれば膨らみも消えるでしょう」とのことで。
細菌検査もして頂きました。
以前見つかったマラセチアも見当たらず、
「(その点では)あぁ、良くなっていますねぇ」と。
では、マラセブシャンプーはもう不要かと訊くと、
「念の為、もう少し続けましょうか」ということに。
ただ、今はカサブタもあり赤みも少々あるので、
シャンプーは暫く控えましょうということで。

引っ掻き過ぎで毛が抜けています。
黒っぽく見えるのはカサブタ。
あ、この引っ掻きはアレルギーによるもの、
ダニは貼り付いたばかりのところで
皮膚にも到達していなかったようです。
5月初旬の血液検査で、肝臓の数値がイマイチだった坊ちゃん。
内服薬のステロイド剤は使用を控えめにしていたんですよね。
ちょっと掻いてるけど、ガマンガマン……なんて思っていたら、
この1~2日間でカサブタができるほど掻き毟っちゃって。
「ステロイド、今のところ週に1回くらいにしてるんですけど」
少なすぎですか?って意味で訊いたつもりだったんですけどね、
「あぁ、いいですね。それくらいで済んでるなら」ということで。
内臓に負担掛けること考えたら……ということみたいなんですけどね。
……で、引っ掻きのヒドイところには、

フルメタローション 合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)
炎症による皮膚のかゆみ、赤み、腫れなどの症状を改善します。
軟膏はベタベタして嫌がるだろうからということでこのお薬。
使用後、引っ掻きが減り、赤みも治まってきました。
後は、カサブタが自然に剥がれ落ちるのを待つだけです。
先生にもう1つ確認。
「ダニとかノミとか防御するのに市販の薬では……?」
先生曰く「あんまり……、効かないんですよね~」と。
そういえば、以前もそう言われたな。
今市場に出ている薬、
開発されてから既に20年ほど経つものなのだそうで、
「虫の方にも耐性ができちゃってるんですよね~」とのことでした。
病院で扱う薬(スプレー・内服)もあるが、
「ちょっと、強いんですよね~」とのことで、先生も強くは勧めず。
虫が貼り付いてないか毎日チェックチェックするしかありません。
君のお世話も、手が掛かりますよ……。

……で、ダニの話とは関係ないけど。

「臓器提供カード」 今回新しく作りました。
みなさんご存知の通り、免許証や保険証の裏面でも、
臓器提供に関する意思表示をすることはできますよね。
ただ、それらを常に持ち歩いているとも限らないし……ということで、
更にもう1枚。
特記欄 : 親族優先 としたのは、
「平成22年1月17日より、臓器を提供する意思表示に併せて、
親族に対し臓器を優先的に提供する意思を
書面により表示することができるようになりました」
とのことだったので、そのように。
幸い今のところ私の周囲に臓器移植を必要とする人間はいませんが。
この親族に当たるのは、「配偶者・子・父母」なのでそうで、
私の場合、「夫・たもつ・父」ということになりますね。
え? たもつは、……入らない?
いえいえ、
「たもちゃんにもしものことがあったら、
私の内臓たもつにあげるから」
と、常々夫には話してあるんです。
「まあ、それがたもつの為になるかどうかは別としてね」
……なんて夫は言いますがね。
「もし、あなた(夫)とたもつが同時に内臓を必要としてたら、
私の内臓はたもちゃんにあげちゃうから」
と言ったら、
「うんうん、それが、いいんじゃない?」
なんて、半ば呆れ夫は微笑んでおりましたが。

え? かーちゃんの内臓を? おいらに?
内臓脂肪、取ってからにしてよね。
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