それはおいらの専売特許

河原でまったりしていると……。

ジャン!
初対面の黒柴ちゃんですよ!
なんだか動きが若そう。
これは、坊主がガウガウ言っちゃいそう。
「い、いくつですか?

「あ、1歳5ヶ月(3ヶ月だったかな?)です~

「あー、うちのは若い子に手厳しいんですよぉ

「あ。でも、それも勉強だから、ね?」
……なんて、ご夫婦顔を見合わせて仰る。
なんていい人たちなの~。
ではでは、足場の悪い斜面で、恐る恐るご挨拶。
ウー。
案の定、坊主が嫌~な感じの声を出しますよ

「ご、ごめんなさいっ!」
ウーと言われてる意味が分かってない黒柴ちゃん、
もっともっとぉ♪と接近してきて更ならウーを貰い、
敢え無く撤退。
そこへ昔からのお友達が登場。
「あ、この子なら優しいから大丈夫かも」
……なんて黒柴ちゃんの前に差し出したのが、

白柴のはるちゃん。
……で、改めてお互い自己紹介。

名前は、ロデム。
思わず「ロ、ロデム?」と訊き返す私に、
「あ、はは。バビル2世の……。あはは

なんてしどろもどろになっているお二人。
「おー、バビル2世のねぇ。
いやぁ、分かっちゃう世代だから大丈夫ですぅ」
若い人は分からないだろうから一応、バビル2世
ここに出てくるクロヒョウの名が「ロデム」

そう、黒いから「ロデム」なのね~。
ちなみに夫は「ロデム」も「バビル2世」も
「なにそれ~?」だった……。

3色揃い踏みですよ。
みんなあっちを向いちゃってるのは、
ロデムのおかーさんがカメラを構えているから。
こっちも向いとくれ~

その後 ロデムに向かって「カワイイね~

を連発する私のことが気に入らなかったのか、
坊主はソッポを向いて立ち去る気満々に

大人気ないねぇ、キミは。ちょっとは遊んであげなさいよ。
坊主は若い子の相手するのを面倒がるんですよね~。
自分が子供の頃は年上の子たちに散々相手してもらってたのに。
今でも自分の面倒を看てくれるワンコのことはよく分かっていて、
先輩ワンコのところばかり貼り付きに行くんですよ。
もういいオッサンなんだから、
そろそろ年下の面倒も看てほしいんですけどね。
数日後の河原で出逢った、

シェパード、3ヶ月。
メチャメチャ可愛いんですよ~

何度か見掛けてはいたのですが、
なかなか声を掛けられなかったんですよね。
坊主がウガウガ言って驚かせたら……と思うと、なかなか。
この日は幸いワンコ友達と一緒だったので、たもつを彼女に預けて。
写真を何枚か撮ったんですけどね、
クニャクニャしちゃって真っ直ぐしてられなくて……。
そこがまたキュンキュンなんですよ

脚が既にたもつより頑丈そうな感じなんですけどね、
お顔を触ったらまだフニャフニャな反応で。
も~、可愛くて堪らんのですよ

振り返ると……、
そこに坊主の姿はなく。

↑ 音吉と、その飼い主さんと、たもつ、
3人仲良く、河原を後にするところでした。
「たもちゃ~ん、ごめんごめん

ん? 聞こえてないか?
「たもちゃ~ん。ごめん、待って待ってぇ

……って、振り向きもしませんよ。
「たーもー、ごめんごめん

聞こえてる筈なのに、まったく耳を貸そうとしない坊主。
「ねぇねぇ、たもちゃ~ん


……プイッ。
橋の上でね、↑ こんな表情して拗ねるんですよ。
……でね、

「かーちゃん、よそのヤツに『カワイイ

『カワイイ

使うのを許された言葉ですよね

メンドクサイな~

「いいよ、もぉ。じゃあ、音くんちの子になっちゃえば?

という私の暴言を聞いた坊主。
音吉の飼い主さんの元へトコトコ。
行っちゃうんかいっ!

どんだけ俺さま第一主義なんだよ

連れて帰りましたけどね、坊主を、我が家に。
「たもちゃん、
そんなに『カワイイ



え?

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