夜明け前の攻防戦
坊ちゃんのケポ、
それはいつも決まって朝方のこと。
昨日、耐えきれずゲーッとやったのは朝5時頃。
日曜日に始まったケポ騒動、
その後もやるのは決まって朝方です。
ここ数日、朝方4時5時になると自然と眠りが浅くなり、
坊主の動向に神経を尖らせている自分がいます。
今朝も、坊主の爪がフローリングを叩く音に起こされた私は、
ヤツの居場所ヤツの息遣いに聞き耳を立て、
布団の中で異変の起こらないことをただただ祈り続けます。
私の枕元へやってきました。
顔をフンフン嗅ぐと、布団の中に潜り込みます。
このまま寝てくれれば安心かな。
時計を見ると、朝5時です。
私が再び眠りに落ちるのを待たずに、
坊主は布団から抜け出します。
玄関へと続くドアの方へ向かう尻尾がチラリと目に入ります。
あれれ、お外へ出たいのかな。
たもちゃ~ん、どうした? ウ○チくん行きたいのかな?
慌てて着替えドアを開けますが、
坊主は動こうとしません。
あー、私の早合点でした?
坊ちゃんは、動かず。
かと言って、気持ち悪そうな気配も見せず。
どーしよー。ここに放置する訳にもいかないし。
坊ちゃんは伏せの状態で、行く!と主張する訳でもありません。
どうしよ、たもちゃん?
ナデナデすると、満足げに横たわります。
スクラルファート、飲ませちゃう?
けど、気持ち悪くて起きたんだよね、たぶん。
様子を窺ってると、お腹がキュルキュル鳴っています。
お腹ペコペコだね。
ここへ来て、フードは半生、オヤツは粉状のボーロのみ。
絶対量からしても、物足りないのは分かります。
胃酸の出過ぎで気持ち悪いなら、
半生ちゃんを少しあげようか?
初めての試みですが、
吐きそうになる前に、食べさせてみることにしました。
このフード、本当に美味しいらしいです。
少しずつね~と言うのに、坊ちゃんがっつきが激しいです。
やっぱり空腹は良くないよね。
たもつも少しホッとしているように見えました。
それから程なくして……。
坊ちゃんの様子がちょっとおかしい。
身体を伸ばしてみたり、
お腹を床にペタンとつけたり。
ドアをカリカリ、玄関へ行きたいと言い出します。
再び散歩バッグを手に取ると、
坊主と二人玄関へ。
……ですが、そこへお腹をペタンとつけると、
坊ちゃん小刻みに震え出してしまいました。
これ、吐き気に耐えてる、不快感に耐えてる、
とても辛い状態なんです。
震えは止まらず、かと言って吐く気配もなく、
苦痛に耐える目は、私にどうにかして!と訴えている。
このとき、まだ6時前。
立ち上がり、座り込み、お腹を伸ばしてはまた伏せの状態に。
目の前で何度となく繰り返されるこの動作に、
私は気が変になりそうでした。
その後再び外へ出たいと言うので、
リードを付けドアを開け、
それでもポーチに伏せたまま動こうとしない坊主に、
私は言いました。
中に、入ろうか?
坊主はすっと立ち上がると、
振り返り玄関の中へ。
首輪を外しいいよと言うと、
そのままスタスタ歩きリビングへと戻ります。
遅れて戻った私が見たものは、
一連の騒ぎがウソのようにケロッとした表情で
座布団の上に陣取る坊ちゃんのお姿。
あ、いや、いいんですけどね。
そりゃ、不快感が去ってくれたんならいうことないですけどね。
掛かり付け医が休診の今日、
こりゃ、少し離れた年中無休の病院へ行くしかないかと
頭を巡らせていましたが、
どうにか、落ち着いたようです。
後になって、色々考えました。
坊ちゃん、元々吐きたかったのか?
そこへフードなど流し込んだものだから、
更に苦しくなってしまったということはないか?
頭の中がグルグルしてしまいますが、
いくら考えても分かる筈などありません。
ともかく、今朝は吐くことはありませんでした。
ただ、とんでもなく苦しそうな表情で耐える姿に、
吐かなかったことが良かったことなのかどうか、
疑問も残ってしまいます。
暫くしてからスクラルファートを投与。
時間を空けて、半生フードを少し。
お散歩に出ます。

よく歩き、

クンクン。
こらぁ、要らんものほじくり返さないよ~。

よく歩き、

スンスン。
ここ数日、お天気だけはいいんですよね。

変なカッコで構えてるのは、

遠くから顔見知りワンコさんがやってくるから。
あんまり気持ち良さそうに過ごしてるので言い難いのですが……。
たもちゃ~ん、そろそろ帰りませんかぁ?

え

。
スタスタ歩くし、時にはダーッと走るし、
斜面を駆け下りたり駆け上ったりするし、
気に入らないワンコにはウガウガ言うし、
私には反抗的な態度取ってみせるし……。
けど、本調子にはほど遠い。
こういう時人間なら、
調子もイマイチだし、運動も控えめにするか……、
なんて自分なりに調整するものですよね。
ワンコさんには、なんて言い聞かせればいいんだろ?
もっと身体を労わりなよぉなんて言っても分かる筈ないし。
「吐く辛さ」から解放してあげるにはどうしたらいいのでしょ。
朝方など空腹時の嘔吐は、胃酸の逆流が原因です。
空腹状態が続くと脳に指令が出て、空腹→食事という条件反射が生じ、
胃酸の分泌が促進されます。
胃酸濃度だけが上がると、
食道→胃へ送り出す力と、胃→食道への逆流のバランスが悪くなり、
食道の方へ胃液が逆流します。
白い泡状のものは胃液。
黄色い液体のものは胆汁液。
胃の内容物がなく胆汁液が逆流すると出るのは黄色い液体。
適当でない量の食物繊維や脂肪も胃酸過多の原因になります。
食物繊維は長く胃に留まり胃壁を刺激するので、
胃酸の分泌量が増加します。
脂肪も犬が持つ消化酵素では分解されにくく、
量が多いと長く留まり胃壁を刺激するので、
同様に胃酸の分泌量を増加させます。
空腹を長引かせることはいいことではないんですね。
たまに、ご飯は1日に1回というワンコさんもいますよね。
そういう子は恐らく、消化器系に問題のない子なんですね。
うちは、呆れるくらい回数を分けて与えていました。
それでも、胃酸の出過ぎになってしまうものなんですね。
夜食あげたり、朝一オヤツあげたり、
胃酸が……と問題になる以前より
色々してきたつもりなんですけどね。
ワンコの中には、草を食べて吐くような子もいますよね。
吐き気をもよおしたり、胃酸過多で胸やけを起こした時などに、
食べた草の刺激で胃の中に滞る食べ物や
余分な胃酸を吐き出そうとするそうです。
うちは草は食べるのですが、吐くことはほとんどありません。
ほとんどウンPと一緒に出てしまいます。
まあ、これはこれで大変な騒ぎになるんですけどね。
調べれば調べるほど、
朝の嘔吐は空腹によるものが大きい……と出てきます。
就寝前のスクラルファート、
就寝前の食事、
時間配分が難しいですが、なんとかやってみようと思います。
ちなみに、たもつが飲んでいる胃薬は「オブランゼ10」
胃酸分泌を抑制する働きがあります。
胃の壁細胞から胃酸を胃内腔に分泌する為のポンプを直接阻害するため、
強力に胃酸分泌を抑制するそうです。
不快感があるのか、
相変わらず口をクチャクチャさせてる坊ちゃん。
頑張ろうね、みんなでたもやんを守るから
それはいつも決まって朝方のこと。
昨日、耐えきれずゲーッとやったのは朝5時頃。
日曜日に始まったケポ騒動、
その後もやるのは決まって朝方です。
ここ数日、朝方4時5時になると自然と眠りが浅くなり、
坊主の動向に神経を尖らせている自分がいます。
今朝も、坊主の爪がフローリングを叩く音に起こされた私は、
ヤツの居場所ヤツの息遣いに聞き耳を立て、
布団の中で異変の起こらないことをただただ祈り続けます。
私の枕元へやってきました。
顔をフンフン嗅ぐと、布団の中に潜り込みます。
このまま寝てくれれば安心かな。
時計を見ると、朝5時です。
私が再び眠りに落ちるのを待たずに、
坊主は布団から抜け出します。
玄関へと続くドアの方へ向かう尻尾がチラリと目に入ります。
あれれ、お外へ出たいのかな。
たもちゃ~ん、どうした? ウ○チくん行きたいのかな?
慌てて着替えドアを開けますが、
坊主は動こうとしません。
あー、私の早合点でした?
坊ちゃんは、動かず。
かと言って、気持ち悪そうな気配も見せず。
どーしよー。ここに放置する訳にもいかないし。
坊ちゃんは伏せの状態で、行く!と主張する訳でもありません。
どうしよ、たもちゃん?
ナデナデすると、満足げに横たわります。
スクラルファート、飲ませちゃう?
けど、気持ち悪くて起きたんだよね、たぶん。
様子を窺ってると、お腹がキュルキュル鳴っています。
お腹ペコペコだね。
ここへ来て、フードは半生、オヤツは粉状のボーロのみ。
絶対量からしても、物足りないのは分かります。
胃酸の出過ぎで気持ち悪いなら、
半生ちゃんを少しあげようか?
初めての試みですが、
吐きそうになる前に、食べさせてみることにしました。
このフード、本当に美味しいらしいです。
少しずつね~と言うのに、坊ちゃんがっつきが激しいです。
やっぱり空腹は良くないよね。
たもつも少しホッとしているように見えました。
それから程なくして……。
坊ちゃんの様子がちょっとおかしい。
身体を伸ばしてみたり、
お腹を床にペタンとつけたり。
ドアをカリカリ、玄関へ行きたいと言い出します。
再び散歩バッグを手に取ると、
坊主と二人玄関へ。
……ですが、そこへお腹をペタンとつけると、
坊ちゃん小刻みに震え出してしまいました。
これ、吐き気に耐えてる、不快感に耐えてる、
とても辛い状態なんです。
震えは止まらず、かと言って吐く気配もなく、
苦痛に耐える目は、私にどうにかして!と訴えている。
このとき、まだ6時前。
立ち上がり、座り込み、お腹を伸ばしてはまた伏せの状態に。
目の前で何度となく繰り返されるこの動作に、
私は気が変になりそうでした。
その後再び外へ出たいと言うので、
リードを付けドアを開け、
それでもポーチに伏せたまま動こうとしない坊主に、
私は言いました。
中に、入ろうか?
坊主はすっと立ち上がると、
振り返り玄関の中へ。
首輪を外しいいよと言うと、
そのままスタスタ歩きリビングへと戻ります。
遅れて戻った私が見たものは、
一連の騒ぎがウソのようにケロッとした表情で
座布団の上に陣取る坊ちゃんのお姿。
あ、いや、いいんですけどね。
そりゃ、不快感が去ってくれたんならいうことないですけどね。
掛かり付け医が休診の今日、
こりゃ、少し離れた年中無休の病院へ行くしかないかと
頭を巡らせていましたが、
どうにか、落ち着いたようです。
後になって、色々考えました。
坊ちゃん、元々吐きたかったのか?
そこへフードなど流し込んだものだから、
更に苦しくなってしまったということはないか?
頭の中がグルグルしてしまいますが、
いくら考えても分かる筈などありません。
ともかく、今朝は吐くことはありませんでした。
ただ、とんでもなく苦しそうな表情で耐える姿に、
吐かなかったことが良かったことなのかどうか、
疑問も残ってしまいます。
暫くしてからスクラルファートを投与。
時間を空けて、半生フードを少し。
お散歩に出ます。

よく歩き、

クンクン。
こらぁ、要らんものほじくり返さないよ~。

よく歩き、

スンスン。
ここ数日、お天気だけはいいんですよね。

変なカッコで構えてるのは、

遠くから顔見知りワンコさんがやってくるから。
あんまり気持ち良さそうに過ごしてるので言い難いのですが……。
たもちゃ~ん、そろそろ帰りませんかぁ?

え



スタスタ歩くし、時にはダーッと走るし、
斜面を駆け下りたり駆け上ったりするし、
気に入らないワンコにはウガウガ言うし、
私には反抗的な態度取ってみせるし……。
けど、本調子にはほど遠い。
こういう時人間なら、
調子もイマイチだし、運動も控えめにするか……、
なんて自分なりに調整するものですよね。
ワンコさんには、なんて言い聞かせればいいんだろ?
もっと身体を労わりなよぉなんて言っても分かる筈ないし。
「吐く辛さ」から解放してあげるにはどうしたらいいのでしょ。
朝方など空腹時の嘔吐は、胃酸の逆流が原因です。
空腹状態が続くと脳に指令が出て、空腹→食事という条件反射が生じ、
胃酸の分泌が促進されます。
胃酸濃度だけが上がると、
食道→胃へ送り出す力と、胃→食道への逆流のバランスが悪くなり、
食道の方へ胃液が逆流します。
白い泡状のものは胃液。
黄色い液体のものは胆汁液。
胃の内容物がなく胆汁液が逆流すると出るのは黄色い液体。
適当でない量の食物繊維や脂肪も胃酸過多の原因になります。
食物繊維は長く胃に留まり胃壁を刺激するので、
胃酸の分泌量が増加します。
脂肪も犬が持つ消化酵素では分解されにくく、
量が多いと長く留まり胃壁を刺激するので、
同様に胃酸の分泌量を増加させます。
空腹を長引かせることはいいことではないんですね。
たまに、ご飯は1日に1回というワンコさんもいますよね。
そういう子は恐らく、消化器系に問題のない子なんですね。
うちは、呆れるくらい回数を分けて与えていました。
それでも、胃酸の出過ぎになってしまうものなんですね。
夜食あげたり、朝一オヤツあげたり、
胃酸が……と問題になる以前より
色々してきたつもりなんですけどね。
ワンコの中には、草を食べて吐くような子もいますよね。
吐き気をもよおしたり、胃酸過多で胸やけを起こした時などに、
食べた草の刺激で胃の中に滞る食べ物や
余分な胃酸を吐き出そうとするそうです。
うちは草は食べるのですが、吐くことはほとんどありません。
ほとんどウンPと一緒に出てしまいます。
まあ、これはこれで大変な騒ぎになるんですけどね。
調べれば調べるほど、
朝の嘔吐は空腹によるものが大きい……と出てきます。
就寝前のスクラルファート、
就寝前の食事、
時間配分が難しいですが、なんとかやってみようと思います。
ちなみに、たもつが飲んでいる胃薬は「オブランゼ10」
胃酸分泌を抑制する働きがあります。
胃の壁細胞から胃酸を胃内腔に分泌する為のポンプを直接阻害するため、
強力に胃酸分泌を抑制するそうです。
不快感があるのか、
相変わらず口をクチャクチャさせてる坊ちゃん。
頑張ろうね、みんなでたもやんを守るから

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