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救急車は誰のもの?

  「救急車呼ぼうか? 


「呼ばない 


  「呼んだ方がいいんじゃない? 


「大丈夫だから、呼ばない 



   これ、土曜の夜の我が家での会話です。


 問い掛けてるのは私、救急要請を頑なに拒んでいるのは夫です。


  みなさんは、救急車の出動を要請したことはありますか?


    勿論、無いに越したことはないのですが……。




  我が夫、1週間ほど前から喉風邪を患っておりました。


 風邪薬やらうがい薬やらで凌いでいましたが、


   金曜の夜を迎える頃にはいよいよ限界という感じに……。


 それが土曜の朝、回復に向かい始めたこともあり、


  病院の診察を受けることを疎かにしてしまったんですよね。


 「大丈夫大丈夫、熱もないし~ 


   なんて呑気に構える夫を信じた私がバカでした 




   結局その日の晩、


 「頭がズキンズキン痛くて、目がグルングルン回って、


   吐き気もするような……眼球の奥も痛いような…… 


  と言い出した夫。



   そりゃ、こっちの頭の中だってグルングルンしちゃいますよ 


 ……で、あれこれ妄想しちゃう訳ですよ。


    頭痛? 吐き気?


  脳や血管に異常?とか。 手遅れになっちゃうかも?とか。



   「救急車呼ぶ?」


「大丈夫」


   「救急車呼ぼうよ」


   なんて押し問答の挙句、夫の口から出てきた言葉は……、



      「#7119に掛けてみて」



   「ん?」


  みなさんはご存知でしょうか?


  救急相談センター


急な病気やケガをした場合に、

「救急車を呼んだほうがいいのかな?」

「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口として、

「東京消防庁救急相談センター」を開設しています。


   ★東京消防庁救急相談センター(24時間対応・年中無休)★
 
 短縮番号 #7119(携帯電話、PHS、プッシュ回線から)

(ダイヤル回線からは) 23区:03-3212-2323 
           多摩地区:042-521-2323



   結局今回、救急車を呼ぶことはなく、


  こちらの救急相談センターのお世話になったのですが……。


   夫の症状を説明したところ、


 具体的にどのような処置をすれば良いかという指導はできないとのことでした。


   それでは何をしてくれるのかと言えば……、


 火傷や止血等の応急措置のようなことは指導してくださるとのことです。


  今回は、近隣の病院3ヶ所を紹介していただき、


 そのうちの1つの病院にタクシーで向かうことに。

 
幸いタクシーを呼ぶ頃には夫も自力で立ち上がれるようになったので、


   不安そうな面持ちのたもつを残し、


  私たちは夜10時過ぎに病院へ。



    夜間押し掛けたのにも関わらず、


  先生はとても丁寧に診察説明をしてくださいました。


 脳の検査を行い、脳梗塞や脳卒中の危険がないことも分かり一安心。


   騒々しい中にも夜は更けて行き、


 突然の留守番に戸惑いを隠せなかった様子のたもつも私たちの帰宅に大興奮。


帰宅後早々に布団へ舞い戻った夫に不満げな様子を見せていましたが、


 思いの外素直にボール遊びを諦め、


   彼もまた夫とともに就寝態勢に。



    「#7119に掛けてみて」


健康に無頓着な夫がなぜこの番号を知っていたかといいますと……。


 夫は先月『 赤十字 救急法 救急員 』の認定証を


              取得しているからなのです。


   そしてその講習会で、説かれるのだそうです。


 ・救急出動要請が増え続けていること。


 ・出動件数が増えれば救急隊員の数が足りなくなること。


 ・遠方からの出動を余儀なくされ、結果到着が遅れること。



   本当に救急車を呼ぶ必要があるのか、


  自ら病院へ向かうことは難しいのか、


   その救急車利用は適正なのかを考え直してほしい。



 救急車を本当に必要としている人のために

  みなさんのご理解とご協力をお願いします  
  



   東京消防庁のホームページでもそのように訴えていますし、


 より緊急性の高い人が利用すべきというのは、


   勿論、私自身理解しているつもりです。


 
  それでも……、


 「じゃあ、どんな事態だったら救急車呼んでいいわけよ?」


   モヤモヤした私は週末じゅう夫に当たり散らし、


 回復途上の夫はただ黙ったまま、嵐に耐えておりました。
 


   それでも、夫は尚も繰り返します。
   
  
 「救急車は本当に必要な人が使うべきなんだよ」


 「あなたが救急車必要な事態にでもなって、

   もし『救急車が足りません』なんてことになったら……。

  俺はそういう事態を引き起こす側にはなりたくないんだ」


 
    分かります、分かりますよ。


  けどね……、


 こっちは口から心臓出るんじゃないかってくらい


    切羽詰った状態だった訳ですよ。


  そりゃ出ませんよ、


 出せって言われても、口から心臓なんか。


  けどまあ、それくらい心配したってことですよ。


 それでも頑なに「救急車は呼ばない」夫。


   「おのれーっ 」ってなりますよ 





  この救急要請、


 いったいどのくらいのレベルからなら許されるものなのでしょうか?


週末いくら頭を巡らせてもその答えは出ないままです、モヤモヤ 






     12-10-28_1544.jpg



          まあまあ、母ちゃん落ち着いて 




  あ、誰も気にしてないと思うけど……、


   お陰さまで夫の体調は回復しつつあります 



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プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ

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