ちゃんと聞いてるよ
ワンコの性格って、種類によってその特徴も様々ですよね。
ワンワンお喋りするのが好きな子や、クンクン匂いに敏感な子や、
水遊びが大好きな子もいれば、
シャワーひとつで大騒ぎになっちゃう子(← うちのヤツ)も。
更には生まれ持ったものから、その環境に育まれたものまで、
ワンコそれぞれに、その子の個性があると思うんです。
散歩道の顔見知りに、柴ワンコさん(♀ 4歳)がいます。
この子、たもつのほぼ1歳後輩で、彼女が1歳の頃から交流があるのですが、
同じ柴でもうちの坊主とはずいぶんとその性格も違うんですよね。
先日飼い主さんとお話ししていた時も……。
「たもちゃんはいいわねぇ~。人懐っこくて」
(アホ面でぴょんぴょん跳ねてるだけなんですけど
)
「うちは愛想ないのよぉ。尻尾なんか振ったの見たことないし」
「愛想悪いなんてそんなことないよねぇ、○○ちゃん」
(よその人に無駄に愛想振りまかない子、珍しくないですよね
)
「私が外から帰ってきても知らんぷりなのよ~」
「スゴイっ、自立してるってことじゃないですかっ
」
「そんなことないわよ~、可愛げないのよねぇ」
(まあまあ、そんなこと仰らず
)
「うちは、私の前で1回もお腹見せたことないのよね」
(↑ これ、所謂『へそ天』のことですね)
「え
、うちなんかお腹出しっぱなしですよ
」
「いいわねぇ。あれって、『服従』してるってことなんでしょう?」
(『服従』って言うか、
我が家の場合『ナデナデ』のサインですけど
)

「あはは。うちは甘ったれに育てちゃったもんで……
」
「いいわねぇ。うちは尻尾も耳も触らせてくれないのよぉ」
「あぁ。でも、そういうとこ触らせたがらない子多いですよね。
○○ちゃんは、繊細なんだよね~
」
「扱い難いのよぉ、すっごく神経質
」
ここで飼い主さん、突然我が子をぐっと引き寄せてみせますが……。
この柴ワンコさん、
身体をギュッと強張らせてみたり、頭をヒョイっと引っ込めてみたりで……。
飼い主さんの手が頭上で上下左右するのを嫌うように、
彼女はなんとも落ち着かない様子を見せているのです。
「ほらね、この子『何かされる』と思ってるのよぉ」
彼女の敏感すぎる反応に、飼い主さん自身嫌気が差しているようでした。
「触ろうとすると逃げるのよ~。可愛げないねぇ
」
(お願いだから、そんなこと言わないで~
)
彼女は生まれついての怖がりちゃんなのかもしれないし、
人に触れられるのが苦手な子なのかもしれません。
よその人やワンコに関心がないのだってその子の個性だし、
へそ天しないのも尻尾振らないのもその子の自由だと思います。
それに…………。
彼女はたぶん、いっつも耳を傾けていると思うんですよね、
自分の飼い主さんの放つひと言ひと言に。
だって、普段ボケーっとしてるように見える我が家の坊主ですら、

こんな体勢だったり、

こんな耳の向きだったりで、
私たち大人の会話に耳を傾けていますからね。
夜、夫が帰宅すると、
我が家では『三者会談』の如く輪になって、
その日の出来事を報告し合うんです。

たもつもほらこんなふうに、
父ちゃんの脱いだ靴下抱え、私たちの会話に参加しています
飼い主さんの言葉には、『謙遜』や『自嘲』も恐らく含まれているのでしょう。
でも、さすがのワンコにもそこまで分からない……ですよね?
だからなるべくなら控えてほしい、
我が子の前でのネガティブワード。
エヘラエヘラ笑ってるたもつや友達ワンコから距離を置き、
独り退屈そうに大人たちの長話が終わるのを待つ彼女の後ろ姿が、
『みんなの話、あたし、ちゃんと聞いてるよ』
と訴えているようにも見えてきて……。
彼女は今何を思っているのだろうと想像すると、
なんだか切なくなってきてしまったんですよね。
悪口言わないでね、

おいら、ちゃんと聞いてるよ。
ワンワンお喋りするのが好きな子や、クンクン匂いに敏感な子や、
水遊びが大好きな子もいれば、
シャワーひとつで大騒ぎになっちゃう子(← うちのヤツ)も。
更には生まれ持ったものから、その環境に育まれたものまで、
ワンコそれぞれに、その子の個性があると思うんです。
散歩道の顔見知りに、柴ワンコさん(♀ 4歳)がいます。
この子、たもつのほぼ1歳後輩で、彼女が1歳の頃から交流があるのですが、
同じ柴でもうちの坊主とはずいぶんとその性格も違うんですよね。
先日飼い主さんとお話ししていた時も……。
「たもちゃんはいいわねぇ~。人懐っこくて」
(アホ面でぴょんぴょん跳ねてるだけなんですけど

「うちは愛想ないのよぉ。尻尾なんか振ったの見たことないし」
「愛想悪いなんてそんなことないよねぇ、○○ちゃん」
(よその人に無駄に愛想振りまかない子、珍しくないですよね

「私が外から帰ってきても知らんぷりなのよ~」
「スゴイっ、自立してるってことじゃないですかっ

「そんなことないわよ~、可愛げないのよねぇ」
(まあまあ、そんなこと仰らず

「うちは、私の前で1回もお腹見せたことないのよね」
(↑ これ、所謂『へそ天』のことですね)
「え


「いいわねぇ。あれって、『服従』してるってことなんでしょう?」
(『服従』って言うか、
我が家の場合『ナデナデ』のサインですけど


「あはは。うちは甘ったれに育てちゃったもんで……

「いいわねぇ。うちは尻尾も耳も触らせてくれないのよぉ」
「あぁ。でも、そういうとこ触らせたがらない子多いですよね。
○○ちゃんは、繊細なんだよね~

「扱い難いのよぉ、すっごく神経質

ここで飼い主さん、突然我が子をぐっと引き寄せてみせますが……。
この柴ワンコさん、
身体をギュッと強張らせてみたり、頭をヒョイっと引っ込めてみたりで……。
飼い主さんの手が頭上で上下左右するのを嫌うように、
彼女はなんとも落ち着かない様子を見せているのです。
「ほらね、この子『何かされる』と思ってるのよぉ」
彼女の敏感すぎる反応に、飼い主さん自身嫌気が差しているようでした。
「触ろうとすると逃げるのよ~。可愛げないねぇ

(お願いだから、そんなこと言わないで~

彼女は生まれついての怖がりちゃんなのかもしれないし、
人に触れられるのが苦手な子なのかもしれません。
よその人やワンコに関心がないのだってその子の個性だし、
へそ天しないのも尻尾振らないのもその子の自由だと思います。
それに…………。
彼女はたぶん、いっつも耳を傾けていると思うんですよね、
自分の飼い主さんの放つひと言ひと言に。
だって、普段ボケーっとしてるように見える我が家の坊主ですら、

こんな体勢だったり、

こんな耳の向きだったりで、
私たち大人の会話に耳を傾けていますからね。
夜、夫が帰宅すると、
我が家では『三者会談』の如く輪になって、
その日の出来事を報告し合うんです。

たもつもほらこんなふうに、
父ちゃんの脱いだ靴下抱え、私たちの会話に参加しています

飼い主さんの言葉には、『謙遜』や『自嘲』も恐らく含まれているのでしょう。
でも、さすがのワンコにもそこまで分からない……ですよね?
だからなるべくなら控えてほしい、
我が子の前でのネガティブワード。
エヘラエヘラ笑ってるたもつや友達ワンコから距離を置き、
独り退屈そうに大人たちの長話が終わるのを待つ彼女の後ろ姿が、
『みんなの話、あたし、ちゃんと聞いてるよ』
と訴えているようにも見えてきて……。
彼女は今何を思っているのだろうと想像すると、
なんだか切なくなってきてしまったんですよね。
悪口言わないでね、

おいら、ちゃんと聞いてるよ。
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