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花祭りと一周忌法要

 昨日ですが……、



 実家の母の一周忌法要を無事済ませてまいりました。




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 幸い天候にも恵まれ、


 花に囲まれたお寺での法要に、


 伯母たちも


「私も桜の時期に逝こうかしら、それなら絶対忘れられないものね」


 などと口走る始末。



 でもその気持ち、少しだけ分かるような気もしています。


 一年前母が逝った時も、


 例年より咲き始めの遅かった桜が八分咲きで、


 葬儀のその日には満開の桜が母を送ってくれたのを、


 今でも鮮明に思い出すことができるからです。





 大切な家族が逝ったというのにおかしなもので、


 父と姉と私の三人は、


 満開の桜を背に記念撮影などしたりして。




 その時戸惑い気味に笑みを作った父や姉の写真を見る度に、


 母を送る朝、私たちは皆いったい何を思っていたのだろうと、


 失いかけた記憶をつい辿りたくなったりもします。






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 話は変わりますが……、


 みなさんは四月八日の「花祭り」をご存知ですか?


「灌仏会」と言った方が分かり易いでしょうか?




 灌仏会 :


 釈迦の誕生を祝う仏教行事である。日本では原則として毎年4月8日に行われる。

 
 日本では、様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)を作って、その中に灌仏桶を置き、甘茶を満たす。

 誕生仏の像をその中央に安置し、柄杓で像に甘茶をかけて祝う。

 甘茶をかけるのは、釈迦の誕生時、産湯を使わせるために9つの竜が天から清浄の水を注いだとの伝説に由来する。

 宗派に関係なくどの寺院でも行う。

 甘茶は参拝者にもふるまわれ、甘茶で習字をすれば上達すると言われたり、害虫よけのまじないを作ったりもする。

                   by Wikipedia



 
 
 お寺の経営する幼稚園に通っていた私には「花祭り」という言葉の方が馴染みがあるのですが、


 まあ「花祭り」の意味もよく理解せぬまま、


 皆でお釈迦様の像に甘茶をかけ、


 そして私たちも甘茶を頂き……。


 不思議なもので、その時の甘茶の香りは未だに記憶に刻まれているんですよね。





 法要を執り行った寺や母の眠る墓地からさほど遠くないところで七歳までを過ごした私は、


 この近くを訪ねると、


 どうしてもあの甘い香りを思い出さずにはいられなくなるのです。




 それは全てが両親の庇護の元にあった、


 甘い記憶がそうさせるせいかもしれません。






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   仏教に目覚めたのか瞑想中のたもつさん



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            ………………じゃなくて、




      お昼寝中のたもつさん



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   いいなぁ、キミは迷いがなくて…… 


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プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ

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