いつもの朝の風景

朝に弱いたもつさん……、
そんな彼にも、毎朝必ずすることがあります

それは、
朝一で台所に立つ私のところへ、前菜を貰いにやってくること


今朝の前菜は何かな~

気が急いている私が気付かぬ振りをしていると……、

足先に尻尾のモジャモジャを乗せ、その存在をさり気なくアピール

えぇ



「おはよう



たもつさん、
前菜を一つまみすると、早々に台所を退散し……、
「あれ~、たもちゃん何処行きました~?」

あ? 二度寝に、突入ですね

その後、出勤する父ちゃんを玄関ポーチまで見送りに出ると、
(寒~い朝は、外気に触れるか触れないかという所で、立ち止まってしまいますが

あれっ? たもちゃん、また居なくなった

あ……、寝・て・る?

なんだか、もの凄~く眩しそうですが


この体勢が、楽なんですかねぇ


ギャハハ、イビキまで掻いてるし


あっ、起きた

「たもちゃ~ん、ボチボチお散歩行きませんかぁ?」
そう言って、ズボンに片脚突っ込んだ私を見付けると、
すかさず、もう一方のズボンの裾をガッチリ確保


「今日はお出掛けしない」って、母ちゃん約束したよね……

(必死の訴え

たもちゃん、またお留守番なのかと心配してるのですね……

「いやだなぁ、たもちゃんのお散歩に行くんですよぉ

やっぱり「 お散歩 」は分かってないか



それでも、
いざ河原に出掛けると……、

おいら、散歩、大好きだぁ~



「そろそろ帰りますよ


おいら、帰らないもんね~

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