続・食欲の秋なので

　赤トンボを目にすると、本当に秋がやってきたんだなぁと感じます　








　そういえば、河津桜の葉もすっかり黄クチナシ色に変わり……、


　あぁ、葉の半分くらいはもう落ちてしまいましたね。








　河原の様子に目を配っていると……、


　数年振りに目にしました、テントウムシ。










　こう過ごし易い陽気になってくると……、


　この方の食欲もすっかり復活するらしく　







　なんかちょーだい　


「仕方がないですねぇ、一つだけですよ　」


　何だかんだ言って、ちゃんと持ってるんじゃあないですか　







「そ、そんなに慌てなくても　」


　何が出てくるんだろ～、ワクワク　







「た、たもつさんっ　　　ヨダレが凄いですぅ　」





　柴犬さんは口のヒダヒダが締まっていることもあり、常日頃からヨダレダラダラということは無いんですよね　


　でも、ひと度オヤツの気配を感じ取ると……、


「たもちんのヨダレが、風に乗って流れて行きますぅ　」


　と、音吉の飼い主さんの失笑を買うことに　





　散歩を終え家に戻ると、


　食いしん坊さんの前で、夫が美味しそうなパンをこれ見よがしに取り出すものですから　


　あ、これっ　　　誰かさんのヨダレが、滴り落ちそうです　


　でもって、パンの袋がゴミ箱に放られるのを見るや否や……、　







「ゴミ箱を漁るんじゃありませんっ　」







「うわっ　　　これっ、止めんかいっ　　　」


「それじゃあ、どこぞのピッピさん（※）と変わりませんよ　」


　※ピッピ　：　友達ワンコのミニチュアピンシャー
　　　　　　↓　イメージ画像


　　　





　その後暫く、大人しく過ごしていたたもつさん　







　何やら、しおらしい表情して待ってらっしゃる　







　あれあれ、なんだか目が虚ろになってきましたよ　







　必死に目で追うその先には……、









　ジャーン　　　私のお昼ご飯の　肉まん　が　


「いやいや、さすがにこれは差し上げられません　」




　

　でもでも……、


　そっかぁ　　　作ればいいんですよね、肉まん





　そう言えば実家の母も、皮から手作りでよく肉まんを作って食べさせてくれました　


　たもつさんにも、今度作って差し上げますね、肉まん





　赤ちゃんの頃から食いしん坊　

















「これっ　　　それはご飯ではありませんよっ　」