色の白いは百難隠す!?
今年の夏も、本当によく日焼けしました 
「そこらの小学生にも全然負けてないし
」
……と高笑いしてみせる私を横目に、
“
白肌こそ美の基本
”
そう信じて疑わない夫は、見事な褐色に日焼けした私の両腕に目を遣ると、なんとも切ない表情を浮かべてみせます。
そして、テレビの中の麻生久美子さんと私を見比べては、小さく溜め息を吐いてみせるのです。

「白いって、素晴らしい
」
……って、どこぞの美白大臣ですかっ

いやぁ確かに、今年の夏も見事に焼けました
「ありゃりゃ、少し黒くなってきた?」
気付いた頃には時既に遅し
世の女性たちが紫外線を気にし始めるのは春先からだと言うし、勿論年間通して日焼け止めを使い続けると言う方もいらっしゃるようなので
夫がたもつさんを洗脳し始めてしまいました
「たもつ~『今はベタベタしない日焼け止めクリームも売ってる』って教えてあげてよぉ」
「たもつ~『今の日焼け止めは肌の弱い人にも優しいらしい』って教えてあげてよぉ」
分からないながらも、一生懸命耳を傾けるたもつさん

いと カワユス
「たもつ~『色の白いは七難隠す※』って教えてあげてよぉ」
あ~、聞こえない振り聞こえない振り
※ 色の白いは七難隠す
肌の色が白ければ、少しくらいの欠点は隠れて美しく見える、の意。
……で、ふと思い出したんですよね、昔お世話になった会社の社長のこと。
夫と私がお世話になった会社の社長は、豪快で面倒見が良くそして何よりとても話し好きな方でした。
海外出張での話を面白おかしく話して聞かせる社長の周りにはいつも社員が集まり、その話に耳を傾けるのが常だった訳ですが……。
この社長、結構頻繁にやらかしちゃうんですよね、ちょっとした言い間違い
「○○さんは、色が白いねぇ。“色の白いは 百難 隠す”って言うからなぁ」
「……ん? ひゃ、百難
それを言うなら、七難では
」
「『 百難 』って、いったいどんだけ『 難 』があるんだよっ
」
自宅に戻ってからも、夫はそう言っていつまでも笑い転げておりました。
そんな思い出も遠い昔のこと。
その社長も既に他界され、あれから二年半の月日が流れました。
あの日、慌てて駆け付けた通夜から戻った私たちは、ケージの中で嬉しそうに飛び跳ねるたもつの姿にひと時だけ哀しみから解放されるのを覚えたものです。

だからこそ、
こんなギラギラした太陽の下でも、

くぅ~ん

「え? 何? おトイレ?
」
ふぅ~ん

「なっ
何? また
」
望みとあらばいつ何時でも、河原へGO
そんな訳で……、
朝気合を入れて髪を盛るコトも(←そもそも盛ってなかったか
)、
夜まったりと髪をブローすることも、儘ならないような状態で
「最近、全然髪伸ばさないね~」
「髪の毛に構ってるヒマがない訳ですよ
」
……ということで、髪を掻き上げてみせる得意のセクシーポーズも、いま何処
あ、そう言えば、
“髪の長きは七難隠す”という言葉も、聞いたことがあるような
「私、最近益々オジサン化してきたような気がするんですよねぇ
」
「えぇ
せめてオバサン化にしてよぉ
」
気を付けま~す

「そこらの小学生にも全然負けてないし

……と高笑いしてみせる私を横目に、
“


そう信じて疑わない夫は、見事な褐色に日焼けした私の両腕に目を遣ると、なんとも切ない表情を浮かべてみせます。
そして、テレビの中の麻生久美子さんと私を見比べては、小さく溜め息を吐いてみせるのです。

「白いって、素晴らしい

……って、どこぞの美白大臣ですかっ


いやぁ確かに、今年の夏も見事に焼けました

「ありゃりゃ、少し黒くなってきた?」
気付いた頃には時既に遅し

世の女性たちが紫外線を気にし始めるのは春先からだと言うし、勿論年間通して日焼け止めを使い続けると言う方もいらっしゃるようなので

夫がたもつさんを洗脳し始めてしまいました

「たもつ~『今はベタベタしない日焼け止めクリームも売ってる』って教えてあげてよぉ」
「たもつ~『今の日焼け止めは肌の弱い人にも優しいらしい』って教えてあげてよぉ」
分からないながらも、一生懸命耳を傾けるたもつさん

いと カワユス

「たもつ~『色の白いは七難隠す※』って教えてあげてよぉ」
あ~、聞こえない振り聞こえない振り

※ 色の白いは七難隠す
肌の色が白ければ、少しくらいの欠点は隠れて美しく見える、の意。
……で、ふと思い出したんですよね、昔お世話になった会社の社長のこと。
夫と私がお世話になった会社の社長は、豪快で面倒見が良くそして何よりとても話し好きな方でした。
海外出張での話を面白おかしく話して聞かせる社長の周りにはいつも社員が集まり、その話に耳を傾けるのが常だった訳ですが……。
この社長、結構頻繁にやらかしちゃうんですよね、ちょっとした言い間違い

「○○さんは、色が白いねぇ。“色の白いは 百難 隠す”って言うからなぁ」
「……ん? ひゃ、百難


「『 百難 』って、いったいどんだけ『 難 』があるんだよっ

自宅に戻ってからも、夫はそう言っていつまでも笑い転げておりました。
そんな思い出も遠い昔のこと。
その社長も既に他界され、あれから二年半の月日が流れました。
あの日、慌てて駆け付けた通夜から戻った私たちは、ケージの中で嬉しそうに飛び跳ねるたもつの姿にひと時だけ哀しみから解放されるのを覚えたものです。

だからこそ、
こんなギラギラした太陽の下でも、

くぅ~ん

「え? 何? おトイレ?

ふぅ~ん

「なっ


望みとあらばいつ何時でも、河原へGO

そんな訳で……、
朝気合を入れて髪を盛るコトも(←そもそも盛ってなかったか

夜まったりと髪をブローすることも、儘ならないような状態で

「最近、全然髪伸ばさないね~」
「髪の毛に構ってるヒマがない訳ですよ

……ということで、髪を掻き上げてみせる得意のセクシーポーズも、いま何処

あ、そう言えば、
“髪の長きは七難隠す”という言葉も、聞いたことがあるような

「私、最近益々オジサン化してきたような気がするんですよねぇ

「えぇ




気を付けま~す

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