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この布団が一番落ち着くんだよ

     心の準備からの続きです。



     私に抱えるのは無理と判断したのか、

  夫は力の抜けきった9キロのたもつを抱えたまま、

     マンション駐車場の階段を駆け上がります。

 夫に運転を任せ後部座席でたもつの様子を窺うと、

    呼吸は荒くないものの、

  意識障害?なのか反応がいつものそれとは違うのです。


     午後8時過ぎ、病院に到着。

 たもつは声も上げず心拍も落ち着いているように見えましたが、

    やはり身体に力が入っていないようでした。

  
  診察室に通されました。

   体重は8.96キロ。

  体温は少し高く39.3℃。

    え? 身体はこんなに冷たいのに?

先生曰く「体温が高いのに体表温度が低いのは良くないんです」と。

  「普通体温が高ければ末端まで温かくなる筈なんです。

    それがないのは良くない状況なんです」とのことでした。

メラノーマの右下顎骨切除のこと、肺への転移が認められること、

  10月1日から脚が立たなくなったこと、

それに伴ってか排尿のコントロールが上手くいかなくなっていること、

   それまではオシッコ量が多かったが、

 この日に限り午前9時台を最後に全く出なくなっていたこと、

午前中手羽先の煮込みを食べて以降はほとんど食べていないこと、
 
  午後5時過ぎにレメロンを服用していること、

 その際クリームチーズを1口食べたが2口目は拒絶したこと、

  3日間便秘が続いていたが、この日3回も排便したこと、

    思いつくことを全て先生に伝えました。

 1週間前にかかりつけ医で行った血液検査の結果を見せると、

   やはり、CaとCRPの数値が気になるとのことでした。

  再度血液検査とレントゲン撮影を行うことになりました。

 眼振が見られるとの指摘を受けましたが、

    自宅ではそれは確認ができませんでした。

 先生曰く「所謂前庭障害ではなく、

   脳障害というレベルのものです」とのことで、

その深刻さに鈍器で頭を殴られたような気持ちになります。

  前回載せた動画(走っているように前脚を動かす様)は

    所謂「せん妄」とのことで、妙に納得がいきました。

 
 たもつは既に自らの身体をコントロールできない状態になっている。

   脳障害が発生していることにより、悲痛な鳴き声を上げ、

        無意識に前脚を走らせている。


         見ていられませんでした。


    暫く待つと、血液検査の結果が出ました。

  1週間前かかりつけの病院で行った検査と比べると、

       驚くほど状態は悪くなっていました。

 基準値に収まっていた腎臓の数値は大きく跳ね上がり、

    脳圧降下剤は使えないとの診断が下されました。

 たもつの視線は定まらず、

   私たちのことを認識できているのかどうかも怪しく、

  どれくらい回復するかと訊くと、先生も唸ってしまいました。

     処置を施してもらっても、

 もう一生私たちのことを認識できないかもしれない……。

  「やはり、ご自宅で看取りたいのではないかと思います」

   先生の言葉に、私たちもただ頷くしかありません。

 やり切れない思いのまま、それでもたもつの命が繋がればと、

      点滴等の処置をお願いしました。

  処置に4時間ほどを要するとのことで一旦帰宅、
 
    お迎えは午前2時頃が予定されました。

     「何かあったらその前に連絡します」

     先生の口を突いて出た言葉に絶句。

       え? 何かあったらって、何?

 病院を出る前、病室にいるたもつに会わせてもらいました。

  エリザベスカラーを着けたたもつは、ぐったりとしていました。


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    それでも夫が声を掛けると、


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   こちらに視線を向けているように見えます。




    その後は一旦帰宅。

 「少し寝た方が良いよ」夫にそう促しましたが、

  ソファで目を瞑った夫は歯を食いしばったまま、
 
   如何にも苦しげに顔を歪ませています。

      

    午前2時前、病院に着くと、

 待合室は以前にも増して混み合っていました。

     診察室に通されました。

 表情を強張らせ何から説明すべきかと

   少し躊躇いを見せる先生の姿に

私は自身の身体が硬直するのを感じていました。


    血液検査の結果、

 1週間前には基準値内だった項目の数々が、

    あり得ない数値を叩き出していました。

  前述した通り、腎臓の数値も悪く、

 特に、体内の炎症を見るCRPが急上昇していました。

1週間前には4.0(軽度)だったものがこの時には>21.0、

   (重度)を遥かに振り切った数値となっていました。
 
     これはもう……、厳しいのかもしれない。

   他にも様々な症状が出ていました。

 ・メラノーマによる高カルシウム血症の可能性。
   食欲不振・腎障害・傾眠傾向。

 ・1回粘血便。

 ・意識状態昏迷。

 腎機能も消化器機能も一気に悪化したように思われます。

   ただ、心肺音には異常を認められず、
  
    胸水・腹水などもありませんでした。

  レントゲン写真を見せてもらいましたが、

 腫瘍が大きくなっているのか、或いは肺炎の影なのか、

      判断は付かないとのことでした。

  でも、今更もうそんなことはどうでも良かったのです。


 この後、私たちはたもつの為に何をすれば良いのだろう。

  先生の説明によると、

 かかりつけ病院へデータが送られるので、

   今後はそちらでの処置ということで、

・今後皮下点滴になるのか静脈点滴になるのか分からないので、
   針は付けたままで帰宅。

・食事は何を摂るのか、かかりつけ医と相談。

・食事も水もシリンジで摂ることになると思うが、誤飲に注意。


   夫が「どれくらい持ちそうですか?」と訊くと、

  「食べてくれれば1週間くらい……でしょうか」と

     先生は答えを絞り出しました。


    それならギリギリ、

  19日の誕生日まで持つかもしれない。

 たもつは14歳の誕生日を

   家族と共に迎えることができるかもしれない。


  一度待合室に戻り、

 次はたもつのいる診察室へと招き入れられました。

  
   顔を上げ目をキラキラさせ

 私たちとの再会を喜んでくれる姿を期待していましたが、

     やはり状況は厳しいものでした。

  たもつはぐったりと身体を横たえていましたが、
 
 夫が声を掛けると、瞬きをし応えてみせてくれました。

   夫がたもつを抱え、診察室を後にします。

  看護師さんが深々と頭を下げる姿に、

    状況の切なさを思い知らされます。

  
   たもつを抱え駐車場まで歩く夫は、

 「連れて来た時より身体がしっかりしている感じがする」と

      そう話しました。

  やはり、処置をしてもらって良かった。

   後部座席に寝かせ隣に座ると、息遣いも落ち着き、

    もう哀しげな声を上げることもありませんでした。

 「呼吸が落ち着いた? さっきより穏やかになったよね」

      少し浮かれて話す私をよそに、

   「それが怖いんだよ」と、夫はそう呟きました。


 帰宅後、防水シーツを広げた布団にたもつを降ろそうとすると、

  抱き抱えていた夫の腹に彼はオシッコを漏らしていました。

    布団の上にたもつを横たえると、

 息遣いは不規則ながら、苦しそうな様子は見られません。


    左半身を下に寝かせたので、

 右前脚と時折右後ろ脚も、走りっこでもするように動かしています。






   右前脚をあんなに痛がっていたのに……。

  今はそれも忘れ懸命に走る姿に胸が詰まります。

   せん妄による症状なのだと分かってはいても、

 懸命に走っているように見えてしまい、なんだか愛おしい。


 前日訪れた神田明神でのお願い事が神様に通じたのか、

  たもつはこうして無事我が家に帰ってくることができました。

   いつものように私の布団に、

 いつものように夫の方へとその顔を向け、

   それがたもつのベストポジションでした。

とにかく、たもつが安心する場所に帰って来られて良かった。






 たもつの肉球に触れてみると、驚くほど冷え切っていました。

  涎の誤飲がないようにと、タオルで枕を作りました。

 「誤飲の心配もありますが、

首を立て過ぎるとそれも詰まりに繋がります」と言われていたので、

    枕の高さに慎重になってしまいます。

 でも、たもつはもう文句1つ言うことはありませんでした。


   たもつの身体を撫でながら、

 「たもちゃん大好きよ。たもちゃんありがとうね」

   「たもちゃん、ちゃんとおうちに帰って来られたね」

  「たもちゃん、頑張ったね。とっても立派だよ」

 しつこいくらいに、私はたもつに声を掛け続けました。

  「たもちゃん大好きよ」「ありがとうね、たもちゃん」

 顔を寄せそう伝えると、たもつはウィンクで応えてくれました。

       ちゃんと伝わってる!

  「たもちゃん大好きよ。たもちゃんありがとうね」

 いつもより冷たいたもつの身体を摩りながら、

    私は必死に思いを伝え続けていました。


 その後は夫がひと足先に布団に入り、

     たもつに寄り添いました。

  暫くして様子を見に行くと、

 たもつの眠りは安定しているように見えました。


 私はパソコンに向かいターミナルケアのことを改めて学び、

  一方で「お別れの時にすること」にも目を通していました。

来週の誕生日まで持つだろうか、せめて後数日持つだろうか。

  午前4時40分、私が布団に入る時にも、

   たもつの心拍は安定しているように見えました。

 時折ブーブー、時折スース―と、

  たもつの呼吸音は不規則に聞こえましたが、

   決して苦しそうなそれではありませんでした。

 それまでの睡眠不足が響いたのか、

  たもつの呼吸音に神経を尖らせていた筈の私も

    いつしか深い眠りに落ちていました。

   外は既に、白み始めていました。







     長いので続きます。




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心の準備

    突然のご報告になりますが、

     10月12日火曜日明け方、

    私たちの大切な大切な子たもつが、

           永眠いたしました。



 ここからは最期まで闘い抜いたたもつと家族の記録です。

    暗いの苦手という方は、

   どうぞサイトを閉じてくださいね。



    前回も書きましたが、

  10月10日(日)は神田明神へお参りに。

 オムツのお世話になっても、脚が立たなくなっても、
 
     車に乗るのは全く問題ない!

   
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      家族みんな自信を高めたところでした。










    明神さまの裏の公園、たもつもご機嫌です。




   翌10月11日午後、かかりつけの病院へ。

     4月末に受けた右下顎骨切除後、

 徐々に噛み合わせに不快感を覚えるようになっていった坊ちゃん。


    
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   こうして頭を起こしている時には全く問題がないのですが、

      身体を横たえる際頭部を斜めにしていくと、

     どうしても噛み合わせにズレが生じてしまうようで。

 横になろうとすると違和感、体勢を整え直そうとしても違和感、

   
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   枕の位置がピッタリとはまると良く眠ってくれるのですが、

  そうでなければ噛み合わせを気にしてのたうち回ってばかり。
  
    身体の沈む布団より

 噛み合わせのズレない硬い場所で眠る方を好むようになってからは、

   私もそれに付き合いフローリングの上で夜を明かしたことも。

  それでも全く違和感がないという訳ではなく、

    硬いフローリングの上で激しく動き回るので、

 頭を打ち付けないようにと

   身体を抱え込むように坊主の頭の下に腕を差し入れ、

 撫でながら宥めながら時が過ぎるのをただ耐えて待つのみです。

  差し出した腕はそのうち疲れて寝入った坊主の枕となるので、

 私は微動だにせず冷えたフローリングの上で身体を凍らせます。


   このままじゃ、共倒れになっちゃう。

 噛み合わせをどうにかできないかと、かかりつけの病院へ。

    診察室に入り先生から声を掛けられるも、

      たもつの反応は薄いまま。

  バギーから降ろし診察台に乗せるも、

 後ろ脚を前に伸ばした状態でのお座りになってしまい、

     なんだか力が入りません。

 顎の状態を診てほしくレントゲン撮影をお願いしましたが、

   顎にズレは見られず、問題はないとのことでした。

  体重は更に減り、9キロを切ってしまっていました。

 食べられないということ、特に「悪液質」が、

   先生が最も懼れている事態のようでした。

 ※がん悪液質:

 体重減少・骨格筋量減少・食欲不振で、

  それに付随して倦怠感・疼痛・不安・抑うつなどが起こる。

  
    食欲を刺激できないかと、

  再び「レメロン」を処方してもらいました。
  
 この日の食事は、午前中ほんの少しだけ口にした

  手羽先の煮込み(ボーンブロススープ)のみでした。

食べ渋りが激しくてもこれだけは口にしていたヒルズの缶詰も、

         この日は拒絶。

   私が作った手羽先の煮込みが、

 坊主が最期に口を付けてくれたものだと思うと、

     それだけは救いになりました。

 病院から帰宅後クリームチーズで薬を包み坊主の口元へ。

    訳の分からないまま飲み込んだ様子でしたが、

   クリームチーズをもう一かけら口に運んであげるも、

         坊主はそれを嫌いました。


     前日まで3日間便秘が続いていましたが、

   この日の朝、夫を見送る前に

     雄叫びを上げながら綺麗なウンチをしました。

  その後、(恐らく)病院の診察室でウンチをしたので、

      帰宅後オムツを脱がせ浴室へ。

 それまでは(濡れて良いのはお尻周りだけ!)と気合を入れ、

前半身を上手に起こすことができていた坊ちゃんですが、

   この日は前半身に全く力が入らない様子だったので、

  左腕で頭を支え右手で尻周りにシャワーを当てるという力技で、

      どうにか坊主の洗浄を終えました。

   洗浄後、オムツを穿かせずリラックスさせていると、

     坊主はこの日3度目のウンチをしました。


         え? なんか……、オカシイ。


    便秘続きだったのは確かなのですが、

      それでも、こんなにどんどん出る?

  お尻を拭ってみると、血液?のような赤い滲みが。

     ウンチの状態はとても良かったのですが、

           え? 血?

    これ、やっぱりオカシイ。

     身体の中を綺麗にし始めている?

   これ、旅立ちの準備とかじゃないよね?

     そういえば、今日はオシッコをしていない。

 朝9時過ぎに河原に行き、1度だけオシッコをした後は、

    夕方になってもオシッコは出ませんでした。

  前日まではオムツの安心感からか

     オシッコの頻度が増していた坊ちゃん。

   「デトックスになるから良いことだよね」

「たまに横から漏れちゃうこともあるけれど、出ないよりはマシ」

     夫ともそう話していたばかりでした。

    オシッコが出ないって、すごく危ない。


   心の準備が必要なのかもしれない……、

     坊主を我が家に迎えて初めて、

        そのことを思いました。


  その後トイレに行きたいような素振りを見せたので、
 
      バギーに乗せ河原へ。

やっぱりオムツが嫌なのかな、お外に行きたいって言ってるもんね。

    薄暗くなった河原、

 よそのワンコさんに邪魔されない辺りでバギーを止めると、

     「たもちゃ~ん、降りてチッチしようか」


      え? たもつの身体、冷たくない?

   それでも、腹部の動きを確認できたことから、

 更にたもつに声を掛け草の上に降りてみないかと促します。

     たもつは頭を上げることもなく、

抱え上げてももう草の上に立つことはできないような気がしました。

   朝はヨロヨロしながらも立つことができていたのに……。

  圧迫排尿などせずに、

    自力でしっかりオシッコを出すことができていたのに……。


   帰宅後、クッションを枕にたもつを寝かせ様子を見ます。

  噛み合わせの不快感に暴れることはありませんでしたが、

         やはり何か、様子がオカシイ。

       「オーン、オーン」

    時折なぜか、哀しげな声を上げ鳴くのです。

   「たもちゃん、大丈夫? たもちゃん、どうしたの?」

 時計に目を遣ると、病院の診察受付時刻を過ぎていました。
 
        もう、電話も繋がりません。

  ※ コロナ禍で診察に関する制約が厳しくなっていました。

    少しでも早く帰れないかと夫に電話をしますが、

           全く気付いてくれません。

 電話を掛け始めてから20分ほどが過ぎた頃、

   ようやく夫から連絡が入りました。
  

  「たもつが変、救急に連れて行きたいんだけど!」

 電話を切ると、たもつは未だ不安げな声で鳴き続けています。

 「○○(←夫の名)もう帰ってくるよ。もうすぐよ、頑張ろうね」

    「○○(←夫の名)すぐ帰ってくるからね」

 夫の名を出すと、それまで不安げな声を上げ続けていたたもつが、

        目を瞬かせ反応を見せてくれました。

  たもつは昔からウィンクで気持ちを返してくれる子だったので、

 (大丈夫! ちゃんと分かってくれてる、意識はしっかりしてる!)

    そう確信を持ち、その後もたもつのことを励まし続けました。

   連絡が取れてから約30分、夫が帰宅しました。

     夜間救急の病院に電話を入れ、慌てて準備。






  その時の状態を医師に見せる為、夫が撮影しました。


    病院へ運ぶ為たもつを抱え上げると、

        「あー、ダメだー」

      夫は悲痛な声を上げました。


     見ると、

  抱き上げられたたもつは上半身をぐったりとさせ、

   口からは夥しい涎がダラダラと滴り落ちていました。

 



        長くなるので続きます。



四重苦

 ここへ来て難題が一気に押し寄せてきているたもつ家です。

  あれこれ不安を抱えているので、

      連日かかりつけの病院を訪れています。

 
 難題1つ目、後ろ脚が立たなくなった問題。

10月1日夜、突然後ろ脚が立たなくなってしまった坊ちゃん。

  先生からも指摘がありましたが、

 太股の筋肉がかなり落ちてきてしまっています。

それから、後ろ左脚の神経が若干麻痺のような感じで、

        反応が鈍くなっているのです。

    これ、立てるようにならないかもしれないな。

 それでも、先日のブログをお読み頂いた方はご存知の通り、

自力でグッと立ち上がることはまだ可能なことも分かりました。

  あのブログを書いた後、

 やはり同じような状況で再び立ち上がり、

   その雄姿を夫も確認することができました。

 そしてその後、関東地方を襲った震度5強の地震。

   我が家もなかなかに揺れました。

揺れている最中はジッとしていたたもつだったのですが、

  その後何かの拍子にグッと立ち上がり、

 何と駆け出すように数歩進むことができました。

  まあ、すぐにヘニャヘニャと座り込んでしまいましたが。

 しっかりと立つことができなくなって1週間、

放っておくと一気に衰えていってしまうことが予想されますが、

 実は坊ちゃん、今現在日夜ハードなトレーニングに追われています。
 
    あ、飼い主が無理強いしている訳ではありません。

          理由は後述しますね。

 後ろ脚が弱ったとはいえ、

相変わらずトリッキーな体勢でお股を舐めたり耳を穿ったり、

     どこがどう悪いのか飼い主にもよく分かりません。

 先日別室で休んでいてもらった際チラッと覗きに行ってみると、

麻痺してるかも?の左足を使い耳を穿ろうとしている瞬間を目撃。

目が合った時の坊主の「あ!」みたいな表情が脳裏から離れません。

    やはり東洋医学での治療を検討してみようかしら。

 10月8日の夜には、勢いを付け尻をグイっと上げ

    ドタバタと数歩進むことができるようになっていました。

  どうも布団まで辿り着きゆっくり横になりたかったようで、

 飼い主が気が利かないせいで、

     ここへ来て自立心が芽生えた模様です。

   夕散歩でお友達ワンコさんに会い、

 飼い主さんからシニアケアに関する様々な情報を頂きました。

   優しい人たちに囲まれ、たもつは本当に幸せなワンコです。



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   今日の夕散歩。河原でお座りする坊ちゃん。

     お座りと言っても「変形型」です。




  難題2つ目、お漏らし問題。

 お漏らしをするようになったのは、

   後ろ脚が弱ってしまってからのことです。

  腎臓に問題があるのか、

 脳腫瘍の症状の1つ多飲多尿になっているのか、

   加齢による失禁なのか、とにかくネット検索に明け暮れました。

 摂取水分量を見続けてきた結果、

  多飲というほどの量ではなさそうなことは確認できました。

 オシッコの量が極端に多くなったというより、

我慢することが難しくなっているということなのかもしれません。

 ただ、今摂取しているサプリについて

「腎臓の数値に問題がある子・甲状腺機能亢進症の子は摂取NG」との

        書き込みを見付けたこともあり、

    念の為血液検査をして頂くことにしました。
 
  先生に事情を説明し、血液採取。

・BUN(尿素窒素)・CRE(クレアチニン)など、

  腎臓に関する数値に問題はありませんでした。

・甲状腺機能は <0.50  基準値1.0-2.9ug/dL

  以前より変わらず、甲状腺機能低下症寄りの数値でした。

  不安視していたサプリは、

今のたもつには寧ろ必要なものだということが分かりひと安心。

  お漏らしをしてしまうとはいえ、

  いつでもどこでも出てしまうということではないようで……。

  オムツをしていても、

「オシッコ出ます! 連れてって!」という意思表示はしてみせます。
 
  ならばと思い外へ連れ出し草の上に下ろし、

 おまけに排尿の為のマッサージまで施してみるも

        出る気配はありません。
 
  あれ? おかーさんの勘違いだった? 

      諦めて帰ろうとすると……。

   バギーの中、
 
 シレっとした顔でチロチロと放尿している坊主の姿が!
 
      何これ! 嫌がらせ?(笑)

  オムツを穿かせっ放しもストレスになるかと思い

     それなりに裸体時間も設けていますが、

    意外に漏らさないのが不思議です。



  難題3つ目、口腔内メラノーマの肺転移。

   かかりつけ病院で、口腔内を丁寧に診て頂きました。

 口臭が気になっていたのですが

    (メラノーマは独特の臭いがします)、

     それらしい所見はないとのことで安堵。

 食欲不振が気になっていましたが、

飲み込み難い原因となるものは一切できていないとのことでした。
 
  気になるとすれば衛生環境があまり良くないということ。

      これは全面的に飼い主の責任です。

 以前処方されたスプレーで清潔を心掛けるしかありません。

  血液検査で基準値外の数値が出たものは……。

・WBC(白血球数) 181 基準値60.0―150.0

 これまで「若干の貧血気味」を指摘されていた項目は

      全て基準値内でした。

・TP(総タンパク) 8.6 基準値6.0―8.0

 但し、4月2日検査時よりかなり改善されています。

・ALP(アルカリフォスファターゼ) 202 基準値~89.0
 
 もっと高い数値を叩き出したこともあるので、

       寧ろ改善されたという感じです。

・Ca(カルシウム)  >16.0 基準値9.3~12.1

  4月2日検査時は12.2。

 「骨(骨の中身)を食べているので、

   カルシウム摂り過ぎですか?」と訊くと、

それとは無関係で「カルシウムが(過度に?)

   流れ出てきてしまっている状態」とのことでした。

 これは腫瘍の影響大のようで、

   それで「やる気が出ないということはあります」とのこと。

  腫瘍に関しては、この数値が気になるところです。

・TG(中性脂肪)  455 基準値23.0~149.0

 今現在摂取している「ヒルズ 回復期ケア」が

     高脂肪フードであることから

    この数値が出たのかと思いましたが、

 4月2日検査時の数値は>500だったので、

     実は改善されていました。

    それでもこのフード以外に

タンパク質をしっかり摂った方が良いでしょうとの

           指摘を頂きました。

 

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     様々試しているのですが、



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   ヒルズの回復期ケアだけは食べ渋りがありません。


・CRP(炎症性タンパク) 4.0 基準値0.0~1.0
 
   4月2日検査時は0.0でした。
  
口腔内にデキモノを見付け腫瘍の可能性を言われた時

「CRPからその可能性を測ることができる」との記事を読み、
 
       血液検査をお願いしたのです。

  この時の数値は0.0。

 先生からも

「体内に不快感はないでしょう」との言葉を頂いていました。

  今回の数値を目の当たりにすると、

 やはり肺転移からの影響を受け止めざるを得ません。

     体重は更に減っていました。

  点滴(ラクテック)を打ってもらうと、

会計を待つ頃にはたもつは顔を起こし

   少し表情も明るくなったようにも見えました。

  それから、レメロン(食欲増進剤)も3日分処方されました。
 
 たもつは薬に弱いからと先生は処方を躊躇っていましたが。
  
      え、そんなに強い薬なの?
 
  先生曰く「一時凌ぎに過ぎないです。

薬を止めるとまた食べなくなる可能性もあります」とのことでした。

    それでもとにかく食べてもらわなければ。

  点耳タイプの薬もあるとのことでした。

内服薬で効かなければ次は点耳薬を試してみましょうとのことで、

    点耳薬の方が強いのかもしれません。

 16時に服薬、その後若干ソワソワしているように見えたので、

    私の方が尚更ソワソワしてしまいます。

 家を出る頃には若干震えが見られましたが、

         帰宅する頃には落ち着いていました。
 
  ラクテックが効いたのかレメロンが効いたのかは分かりません。
 

※レメロン:・犬猫用のメンタルの薬(本来は人間用の抗うつ剤)
  
・環境変化や病気などによる食欲減退時に食欲刺激作用として
・制吐作用
・有効成分ミルタザピン
(脳内のノルアドレナリン神経、セロトニン神経の活動を高めることで、
神経伝達物質の放出を促し不安をやわらげ、意欲を高める効果がある)
 
 18時半頃、恐る恐るササミの缶詰を出してみると、

    一瞬躊躇った後ほぼ1缶を完食しました。

 たもつはそもそも少食なので、缶詰1缶を完食するのも珍しいです。

  勢いに乗り手羽先も進呈、

 大きな皿で出しましたがモリモリと食べてくれました。

  それにしても……、こんなに急に食べるようになるなんて、

          薬ってコワイ。


  難題4つ目、噛み合わせの悪さ問題。

 4月末、右下顎骨切除手術を受けた坊ちゃん。

思いの外回復が早く、ズレてしまいがちな噛み合わせも

   短期間で上手に直すことができるようになりました。

 それでもやはり骨を失ったのは大きかったようです。

  嚙み合わせが、徐々に合い難くなってきてしまいました。
 
 その不快感から噛み合わせを直そうと七転八倒することが増え、

       その運動量は半端なものではありません。

     何これ、ビリーズブートキャンプ?(古くてすいません)

 後ろ脚が弱り身体を横たえる時間が増えると、

  頭を起こしたり向きを変えたりといった些細な動きで

    噛み合わせが不安定になるようで、

 その後は終わりの見えないジタバタが始まってしまいます。

 本当に、どの筋肉を使ったらこんなに動けるのかと思うほど、

     俎板の鯉状態?で動き回っているのです。

 同じ布団で横になる私はほとんど眠ることができず、

    隣で横になる夫の眠りもまた常に浅いものになっています。
 
 これだけ暴れていれば、体重は減っても増えることはないでしょう。

   少食に加えエネルギー消耗の激しい坊ちゃん、

      さて、どうやって体重を増やせば良いのやら。


   お外で運動すれば良いものを、



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     河原ではまったりするのが好き。



 
  突然バタバタと様々な症状がたもつに表れて、

    とても混乱していたたもつ家(あ、今もだけど)

 オシッコが我慢できなくなったり、

食の好みが極端に変わったり、腰が立たなくなったり……。
 
  「神経系の疾患では? もしかして脳腫瘍とか?」と

         不安は尽きません。
 
  それでも……、

「今から全身麻酔でMRIを受けさせることに積極的になれない」

   そう訴えると、

 先生も「うん、あまり意味はないのかなと思います」との

       考えを示してくれました。
 
  血液検査の結果を含め

脳腫瘍を疑う所見が見られないこともあるのかもしれませんが、

  既に肺に転移が見られることを考慮しても、

今後積極的治療を受けるべきなのかどうか疑問であると、

     そういうことなんだろうなと、感じました。


 10月に入ってから怒涛の1週間を過ごすこととなったたもつ家。

 不安のタネは尽きませんが、人間とは不思議なもので、

     その状況に慣れる……ものなんですね。

  難題を1つ1つクリアしていき、

たもつが楽しいと感じてくれるシニア期を作ることができればと、

        今はそう思っています。




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      今日の夕景。

    



   

たもつが、立てない

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     9月28日の朝散歩。

  右脚に痛みを感じているものの、なんとか歩けています。

    



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   9月29日午前、段差も難なく乗り越えベランダへ。

       日向ぼっこで微睡み中です。




  高度医療センターで処方された

メタカム(非ステロイド系消炎鎮痛剤)の服用を5日間で終え、

 その後の2日間はプレドニン(ステロイド系消炎剤)を服用させ

    (メタカムよりプレドニンの方が効いたように思います)

それでも相変わらず右前脚に違和感を訴えていた坊ちゃん。


   10月1日、朝散歩は雨のパラつく中河原へ。

やはり前脚を庇いながら、それでも懸命に歩を進めているので、

    慎重に見守りながらついて行きます。

  それでも悪化させてはいけないと思いひとまず帰宅。

 それから1時間経つか経たないかという頃、

台所に立つ私の横を急ぎ足で玄関へと向かう坊主の姿が。

  なんか猛スピードで歩いてる? 脚は? 痛くないんか?

 (あー、ウ○チ行きたいんだねー。この荒れ狂った中を……)

 外は既に大荒れ、(これ、カッパも役に立たないだろうな)

管理人さんの「気を付けて行ってらっしゃい」の声を背に、河原へ。

  河原に吹き付ける風は轟音を立て、カッパは捲れ上がり、

    坊主は強風に足元をさらわれそうになっています。

        こんな状態で、出る?

  草地に下ろされた坊主は呆然とした様子で、

    痛みを覚えている前脚を宙に浮かせています。

(いやこれ、絶対出ないでしょ。……っていうか、出せないでしょ)

それでも坊主はふと踵を返すと、右前脚を庇いながら歩き始めます。

    そして、強風の中徐に腰を屈め、目的達成。

  この日2度目のシャワーを終え、坊主もさすがに疲れたようで、

     その日の午後はただひたすら眠り続けていました。

   夜、夫が帰宅してから夜散歩へ出ようとしていると……。

         え? たもちゃん!?

            え? え!!!



       たもつが……、立てなくなっていました。



     え? 何これ? どういうこと?

 立たせようにも腰がゆらゆらと揺れていて、

      後ろ半身に力が入らない様子なのです。

     こんなことってある?

   え? 前庭疾患じゃないよね?

  夫に坊主を抱えてもらい、河原へ。

 草の上に坊主を降ろすも、

   腰が砕けてしまい立つことができません。

  何これ? いったいどうしちゃったの?

 ふら付く身体を4本の腕に支えられながら、

    坊主はどうにかオシッコを済ませることができました。

   いったいどうしたの? 

     昼前には普通に屈むことができていたのに……。
 

  10月2日、坊主をバギーに乗せかかりつけの病院へ。


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     なんとも冴えない表情の坊ちゃん。


 「先生、たもつが立てなくなっちゃった」そう訴えると、

  赤ちゃんの時からたもつを診てくれている先生は

        がっくりと肩を落としました。

   診察台に乗せてみるも、

  後ろ脚に力が入らず大開脚になってしまいます。

 「弱ったのは年齢的なものであろう」というのが、

         先生の見立てでした。

 右前脚を痛めていたこともあり寝かせてばかりだったので

    それで脚が弱ってしまったのでは?と訊くと、

 それだけが理由で立てなくなったりはしないということでした。

夫は「脳腫瘍の可能性は? 神経性の問題とか」と懼れていましたが、

     先生の反応からそうではなさそうと感じました。

  「このまま立てないということもあります」とそう言われ、

       私たちも返す言葉が見付かりません。

    その後、たもつを抱え夜の河原へ。

 私が胸の下に手を入れ支え、夫は尻を支えます。

   二人掛かりで支えていても、

 身体がゆらゆらと定まらず、どうにも危なっかしいのです。

     暫くその状態を続けていましたが、

 ふと、たもつが後ろ足を踏ん張り

    一瞬ですがしっかりと立つことができたのです。

 「たもちゃん立てるじゃん! まだまだ全然いけるじゃん!」

      感激のあまり、泣きそうに。


 10月3日、前日注文していた「歩行補助ハーネス」が届きました。

   シンプルな作りなのですが、使いこなすのが少々難しい。


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  坊主を吊り下げているような状態になってしまい、

     歩行はおろか立たせるのも難しいのです。

   これ、吊り下げられている状態じゃ、

      筋トレにもならないよね。

  実は以前


    18-12-08_2234_2021100718385435e.jpg



     こんなものを購入したことがあったのですが、

  これは登山などで負傷した犬を抱えて下りるもので、

    排泄に適した穴などが一切開いていないのです。

 ↑の歩行補助ハーネスはその辺りをクリアしているので、

      どうにか上手く使えるようになると良いのですが。


   週末はネット検索ばかりしていました。

  針治療・灸・ツボなど様々出てくるのですが、

 東洋医学は即効性はあまり期待できず、

数週間~数ヶ月を要することも……と書かれていたことから、

    なかなか決断ができません。



   21-10-05_1409.jpg


      温活中です。

  これ、人間の肩を温めるものです。

 レンチンすればOKなカイロが中に入っています。




 10月4日、他の事情でかかりつけの病院へ。

 坊主の太股に手を当てた先生、

「筋肉が、かなり落ちましたよね」と表情を暗くします。

 「筋肉を付けること、曲げ伸ばしなどの運動をすること、

    今はそれを頑張りましょう」

そう話す先生の顔に(あまり期待し過ぎない方が……)という気持ちが

   透けて見えたような気がして、

     色々な思いが頭の中を過ります。

  それから、夫も同様に感じていたようなのですが、

 どうも左後ろ脚の神経に問題があるように感じられます。

  押したり擦ったりしても、反応が鈍いのです。


   
   10月5日



   21-10-05_1055.jpg


    私が胸の下に手を入れるだけで、

  腰がへたり込んでしまうことなく立っていられるように。
 
   ただ、これも長くは続きません。

     


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  面倒臭くなって、筋トレを放棄の坊ちゃん。




  これまでは好き勝手にベランダへ出ていた坊ちゃん。

   自由が利かなくなり不満も溜まっているだろうと思い、



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     ベランダにベッドを出しました。



   21-10-06_932.jpg


     微睡んでいます。



   過干渉は良くないと思い暫く放置。




     21-10-06_951.jpg



   21-10-06_1022.jpg


     意外と、移動しています(笑)




  10月7日、坊主をバギーに乗せ朝散歩へ。

 トイレを済ませただけで早々に引き上げるのも可哀相なので、

    刺激にでもなればと連れ回すことにしました。

  あ、認知症とかではないでの、あまり効果はないかもですが。

   先日病院で「先生、認知症とかではない?」と訊いたら、

    「認知症では、ないです!」ときっぱり否定されました。

  先生から見ると「表情がしっかりしている!」のだそうです。


   話がズレてしまいましたが……。

  この日はお腹の調子が微妙だったらしく、

    オムツの中でユルウンをしてしまいました。

浴室で洗浄後、彼を少し待たせオムツの準備を整え戻ってみると、

  坊主は足拭きマットの上でちょこんとお座りをしていました。

     あ、そういう体勢は取れるんだ。

  「おー、スゴイじゃん。ちゃんとお座りできるじゃん!」

    興奮する私を見て、坊主はキョトンとしています。

 身体の右側を拭き終えると坊主は徐に身体を起こし

    「こっちも濡れてるよ」と言わんばかりに

   私の方へもう一方の脇腹を見せました。

     後ろ脚に不安はあるものの、

   腹筋背筋を駆使し自らの意思で

     身体の向きを変えることは可能なのです。

坊主を抱え上げる為「じゃあ、起っきしようか」そう声を掛けると、

  「ん? 起きるの?」と耳をパタつかせた坊主、

    「よっこいしょ」と言わんばかりに、

   なんと、そこに、立ち上がってみせたのです。

 
      え? ちょっと待って。

    え? たもちゃん、立てたじゃん!
 
 それは如何にも自然に、如何にも容易くやってのけた、

     そんなふうに見えました。
 
  しかしながら本人の表情にも不安の色が見えたので、

私は咄嗟に坊主を支え、彼もまた自身の身体を私に預けたのでした。

  それでも……、

前半身で弾みをつけ、後ろ半身を右後ろ脚でグッと押し上げることが

   まだ可能だということが分かり、

     私は独り舞い上がっていました。

肩を震わせ泣く私に抱えられ戸惑いを隠せない様子の坊主の顔が、

       洗面台の鏡に映っていました。









ただ寛ぐだけの犬

 呆れるくらいシモの話しかしていません。

     不快な方はどうぞスルー願います。

あくまでもたもつの記録なのでご了承くださいませ。




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    えっと……、トイレシートの上にいます。



   10月1日、関東地方に台風が近付いてきていた朝です。

  たもつは相変わらず右前脚を痛がっていたし、

     これから台風がやってくるしで、

   無理に外へは出ず

  この際おうちトイレに慣れてもらった方が良いのでは?

        ……という話になったのです。




    21-10-01_952.jpg


      えっと……、フツーに寛いじゃってますね。

子供の頃使っていたケージの底部分にトイレシートを敷いたのですが、

       「何ここ、新しいベッド?」状態です。

     トイレを促すスプレーもないし、やっぱり無理かな。


  諦めて河原に出ましたが、脚が痛そうで見ていられず、

       オシッコを済ませると早々に河原を後にしました。

    ウンチが出なかったけど、大丈夫かな。

 最近の坊ちゃんは便秘気味なので、お腹が苦しくないかと心配。

   午前10時過ぎ、外が大荒れになってきた頃になって、

      パタパタと急ぎ足にやってきた坊ちゃん、

     トイレに行きたいと訴えてきました。

 管理人さんの「気を付けて行ってらっしゃい」の声を背に河原へ。

草の上に立たせるも、坊ちゃん歩くのを躊躇い立ち尽くしています。

   うーん、ウンチしたいと思ったのは勘違いだったのかしら。

    「帰ろうか?」そう促すと、

 そこから数歩進んだところで不意に屈んでウンチをしました。


  数ヶ月前まではトイレのことでこんなに不安を覚えることなど

       想像もできなかったんですよね。

   たもつの幼馴染ワンコの飼い主さんとも、

 「昔は朝晩規則正しく出てたのに。
   
     今はトイレの心配ばっかりだよねー」と

       そんな話をしたばかりでした。


   
    まだブログに記していませんでしたが、

 実は数日前よりたもつは立ち上がるのが難しくなってきています。

   これは腫瘍によるものではないようなのですが、

  経緯を書くのに頭の中を整理しなければならないので、

       別の機会に載せるつもりです。


   
  台風が去った10月2日、みんなで朝散歩へ。

 脚がふら付いてしまい、オシッコをさせるのも大変です。

   踏ん張ることなど到底できないので、

     勿論ウンチはできません。

  それでも、オシッコする時に尻尾がギュッと上がるところが、

        なんとも愛おしい。

   この日の午後、夫と一緒にかかりつけの病院へ行き、

  脚のことを先生に相談しました(これについては改めて書きます)
   

    翌10月3日、

 前夜遅い時間に河原に出ていたことから、

   少しだけ朝寝坊をしていた私たち。

  目覚めると、何か臭います。


 たもつが私の布団でお漏らしをしてしまっていました。

  朝6時半に目覚めた時にはしていなかったので、

   その後の1時間ほどの間にしてしまったのでしょう。

 前夜河原に出てから7時間ほどしか経っていませんでした。

    こんなこと、今まで1度もなかったのに……。

  今後おうちトイレをしてくれることも想定し、

 「圧迫排尿」「圧迫排便」のやり方をネットで学びました。

    みんなで河原に出て試みると、

(圧迫排尿と関係なく)オシッコはすんなりと出してくれるのですが、

      ウンチの方が難しい。

  「圧迫排便」と合わせ、

 「肛門辺りを綿棒で刺激すると良い」というのを読んだので、

         夫が試みます。

      何これ? 虐待?

  私がお腹をさすり、夫が綿棒でお尻をコチョコチョ。

     事情を知らない人からしたら、地獄絵図ですよね。

   なかなか出ないので役を交替してみようかと

      たもつの身体を入れ替えます。


     すると……。

   ? ウンチ、落ちてない?

  「ちょっと待って。ウンチ、出たみたい」

      「え? それってたもつの?」
 
   拾い上げると、

(その温もりとニオイから)明らかにたもつのものだと分かりました。

  それにしても……、いつ出たんだろ?

  出る瞬間を捉えられなかったのは残念だったのですが

       (変態じゃないですよ)

    マッサージが効くと分かりひと安心。

 この日の深夜、たもつがトイレに行きたそうな目をするので、

  一応トイレシートまで運び圧迫排尿を試みるも、まったく出ず。

   お漏らしが怖くて河原へ行くも、

噛み合わせの気持ち悪さからジタバタしその場に寝転んでしまいます。

     「たもちゃーん、チッコしないのかー」

 その後たもつは河原で寛ぎ続け、私は途方に暮れ、

    背後では迷い犬が私たちのことを見ていました。


  10月4日の朝、

 またしてもたもつがお漏らしをしてしまいました。

私が6時半前に二度寝に突入する頃にはグースカ寝ていたので、

    その後の20分ほどの間にしてしまったようです。

オシッコで濡れた身体が冷えるのを防ぐ為、たもつの身体を移動。

   大量の洗濯物を前に途方に暮れてしまい、

        もうやる気も出ません。

  
 とにかくこの異変の原因を突き止めなければと、

  この日の午前中、かかりつけの病院へと向かいました。

   (検査等の詳細については別記事で書きます)

あ、腎臓に関しては異常な数値は認められませんでした。



   21-10-04_1144.jpg


   病院からの帰り道、

10月とは思えない強い陽射しにたもつは目を細め、

 勿論バギーから飛び降りようなどという元気もないまま、

         河原に到着。

   オシッコをさせておこうと思いバギーから降ろすも、

      本人まったくやる気が出ないご様子。


     ……で、あれ? なんか、オシッコ臭い?

   ちょっと待って。

 バギーの中に敷いたバスタオルが、オシッコで濡れていました。

     え? いったいいつしたの? 

  病院を出て河原まで、オシッコしてるような気配なんてあった?

      フツーの顔して、オシッコしてたんか?

   既に出しちゃったのならこれ以上河原に留まることもない訳で、

     たもつをバギーに乗せ早々に帰宅。

  こりゃ洗濯物がまた増えたな。その前にたもつを洗わなきゃ。

   シャワーの準備をしバギーに向かうと……、

       あれ? たもちゃん、オナラした?

     いやいや、なんかウンチ臭がしない?

 ……って、えー!? バギーの中に、ころりんウンチを発見!

         え? いつした?

  河原からマンションに入ってエレベーター乗って、

      その間こんな臭いしなかったよね。

    帰宅した時も臭いなんてなかったよね。

  じゃあ、私が家に上がってお散歩バッグ下ろして

      お風呂準備している間にした?
 
        ……って、どうやって? 

   お尻を浮かせることなんてできそうにないのに?
  
    え? 若干身体を捩れば、ウンチ出せちゃう?

  たもつはシレっとしているし、なんだか、笑えてきました。


     そうだよね、ウンチは溜めてちゃダメ。

       デトックスの為にも出さなくちゃ!

 ウンチは緩くなかったし、被害は少ない。問題ない!

 
   お腹のマッサージ、意外に効いていたのかもしれません。

 前夜にも硬いウンチをしていたのに、

     2日連続で出るなんてミラクル!

  シレっとバギーの中でオシッコもウンチもしちゃうたもやん、

        ますます愛おしいぞ。

身体をさっと洗い、マットレスの上に敷いたバスタオルの上に運ぶと、

       たもつは間もなく眠りにつきました。

         ホント、すぐに疲れちゃうんだな。


   その日の午後、マットレスの上で2度もお漏らし。

  こちらを振り返り切ない表情を浮かべていたけれど、

     「うんうん、お散歩行こうね」と

   声を掛けに行った頃には時すでに遅し……でした。

  
この日、仕事帰りの夫に、オムツを買ってきてもらいました。


     21-10-04_2022.jpg


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   ワンコ用ではありません、人間用です。

  色々と検索した結果、

 ・ ワンコ用より人間用の方が吸水性が良い。

 ・ ワンコ用より人間用の方がコスパが良い。

 ・ 尻尾を出す部分だけ切れば良い。

   ……らしいことが分かったので、人間用です。

 ※勿論ワンコ用オムツにも良いものはたくさんあるかと思います。


 いざオムツを入手したのは良いけれど、子育て経験のない私たち、

   「これ、どっち向き?」「このテープ、何だろう?」と

        アタフタしてしまいます。

 それでも、尻尾を通す穴を開けてみると、なんだか良い感じ。

 たもつに穿かせてみると、意外に嫌がりません。

     
    21-10-04_2050.jpg




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     急にオジイチャン感が増したな。
    
 なんだかんだで、

  夫が帰宅してから既に1時間ほどが過ぎていました。

   しかし、たもつがオムツを穿く日が来るだなんて……。

  
   
   その日の晩、転寝する夫に寄り添っていたたもつ、

     前足をゴニョゴニョ動かし何かを訴え始めました。

   オムツ、やっぱり気に入らないのかな。

      慌ててオムツを脱がせ、河原へ。

  マッサージをし暫く様子を見ていると、

    尻尾をグイっと上げてオシッコ。

 圧迫排尿はやり続けていてはダメなんですね。

暫くマッサージをしたら、少し様子を見てあげることが大切。

  本人にも出すタイミングというものがあるようだしね。

    取り敢えず1回出してくれたのでこのまま帰宅。

  とにかくオムツがあることが大きな安心感に繋がりました。


 10月5日、朝5時半過ぎからたもつがもぞもぞと動き出しました。
 
  たもつをトイレシートまで運びオムツを脱がせてみると、

     オシッコが数滴漏れ出てきていました。

 抱っこした時に出たのか、運んでいる間に出たのか、

オムツがオシッコをしっかりと吸収してくれているのが分かりました。

    たもつを置き、オムツを纏めていると……。

       ん? ウンチ出てる?

 見ると、たもつは身体を横たえたまま排便していました。

     そんなに器用に出る!? 
  
  圧迫排便のマッサージが効いているのかもしれません。


    オムツという大きな武器を手にしたお陰で、

飼い主も恐らくたもつ自身も大きな安心感を得ることができました。

  ※ ↑のオムツ、もの凄く良いです!

 これならば、近所への買い物くらいなら躊躇いなく行けそうです。





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     まだそんなにオジイチャンじゃないけどね!






プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ
2021年10月12日お空組に

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