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負けてなんかいられない

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    25日(土)、メラノーマ術後検診の為、

       高度医療センターに行ってきました。

  他県から訪れる患者さんも多く、

     週末の待合室は混み合っています。

   検査に数時間を要する場合もあるので、

 遠方からだと泊りがけで来る方もいるのでは?と思います。

   みなさん、我が子の為に必死なんですよね。
     
 
    さて、先月のレントゲン撮影で

肺の影が少々大きくなってきていることが判明したことから、

  「腫瘍を示唆するもの」との診断が下されていた坊ちゃん。



     今回は、どうでしょう。


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  左が8月21日、右が9月25日撮影のものです。

    影が、更に大きくなっていました。

   ここで初めて

「メラノーマの肺転移と考えられます」との診断が下されました。


 
   なんだかね、ズドーンと疲労感がやってきちゃいますね。

 そりゃ「影がすっかり消えてる!」みたいなことを

        期待していた訳ではないけれど、

      なんて言うか……、

   「影の大きさ、変わってないですね」くらいのことは

         密かに期待をしていた訳で。


  そっか……、案外速いスピードで大きくなるんだな。

    漢方薬も処方通りの量を飲めていないし、

 そりゃ、腫瘍が小さくなる理由なんて、全くないんだもの。

 ※ 漢方薬で必ず腫瘍が小さくなるという訳ではありません。




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      診察室でもリラックスの坊ちゃん。


   先生も優しいので、

 ここに来るのがストレスにはなっていない模様。



「現時点で腫瘍による(不快な)症状はないでしょう」とのことで、

    それだけが救いです。

 それでも、腫瘍の成長が思いの外速いことを思い知らされた飼い主、

   まずは「漢方薬をしっかり飲んでもらわねば!」と、

     こんなものを購入してみました。



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  これまでは「クリームチーズに包んで飲ませる」という

        手法を取ってきたのですが、

   坊ちゃん次第に騙されないようになってしまい、

         (騙すのもどうかと思うけど)

 最近は漢方チーズボールを軽く拒否するようになっていたのです。

   そうでなくても半日分を1日掛かりで飲むような有り様で、

      処方通りに飲むことが全くできていなかったので、

 ここは心を鬼にして、どうにかしっかり飲んでもらえるようにと、



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      せっせとカプセル作りをしています。

   カプセルのサイズ選びに困惑しましたが、

 幸い「柴飼いです」という方が丁寧なレビューを
 
       残してくださっていたので、

 そちらを参考に適当なサイズを選ぶことができました。

   これならクリームチーズを軽く纏わせるだけで、
 
        すんなり飲んでくれます。

  そのまま喉の奥に突っ込むこともできますが、

     数が多いことから無理強いはしていません。

  カプセルはゼラチンでできています。

    カイカイが出なければ良いんだけど。



 もうね、腫瘍の成長スピードに負けてなんかいられませんよ。


    以前購入した


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      このシロップのお陰か、



   先月購入した


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      漢方薬のお陰か、


   
  今の坊ちゃんはカイカイの症状もほとんど出ず、

       前庭疾患も発症せず、

 以前の悩みから解放された!?部分もあるのです。

    あ、今はアンヨの不調が長引いているので、

      それが大問題ではありますが。


   口腔内メラノーマ(の転移)では

 「放射線治療」を行う場合もあるようですが、

    我が家ではそれは考えてはいません。

 放射線治療は毎回全身麻酔が必要なこと、

遠方の大学病院まで何度も通わなければならないこと、

  それらが精神的にも肉体的にも

   たもつにとっては大きな負担になるだろう

         そう考えたからです。


  高度医療センターでの診察から2日後、

 かかりつけの先生に診て頂いたところ、

   「肺の音は綺麗ですね」と言って頂き、

      少しだけホッとしました。    




   
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   カンカンに晴れた日はベランダで寝るのが日課。


     あまりにも戻って来ないので、

  「たもちゃ~ん、いい加減にしないと干上がっちゃうよ~」と

          様子を見に行くと、



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     いつの間にか日影に移動してる(笑)




  今は脚の不調もあり目が離せない坊ちゃんですが。



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   私たちの家族になってくれて、

 愛に溢れた空間を作り続けてくれているキミに、

  たくさんたくさん恩返しをさせてほしいから、

    まだまだ遠くに行ったりしないでね、

         たもちゃん。




アンヨに違和感

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     病院へ行ってきました。



  気温も下がりお散歩には丁度良い陽気だったのですが、

     アンヨを痛めてしまった為、バギー乗車です。

   例の如く帰りはバギーから飛び降りようとするものだから、

      (本人、脚を痛めているという意識が希薄)

         河原をちょっとだけ散策しましたが。


   脚の異変に気付いたのは23日(木)の朝、

      布団から出てきた坊ちゃん、

     右前脚を庇うようにヒョコヒョコ歩いています。

          ん? どした?  

 この日はあいにく休診日だったので様子を見ることに。

   翌日、やはり右脚を庇うように歩いています。

 外に出ると張り切ってしまうので散歩も考えものなのですが、

      外に出ないとおトイレができない。

   高度医療センターの診察を翌日に控えていたことから、

  この日はひとまず様子を見ようと夫と話してはいたものの、

     夕散歩の前にかなり痛そうな仕草を見せたので、 

   炎症だけでも取れればと「プレドニン」を飲ませました。

  散歩に出てみると、

 薬が効いたのかあまり違和感を見せず歩いています。 

それでも……、プレドニンを毎日飲ませる訳にはいかないよなぁ。

翌25日(土)、メラノーマの術後診察の為、高度医療センターへ。

 夫の中では「脚の痛みは腫瘍の転移?」との懼れもあったようで、

      その辺りも含め先生に確認してみたところ、

    「このくらいの歳になると関節炎は珍しくないです。

 腫瘍転移の可能性は……、まあ稀ですかねぇ」とのことで、

         鎮痛剤が出ました。



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  メタカムチュアブル錠1.0mg(非ステロイド系消炎鎮痛剤)
 
     ファモチジン錠10mg(制酸剤)

 5日間服薬し、

  その後の様子次第ではかかりつけ医に相談ということに。



    服薬1日目、痛みが若干引いたように見える?

   服薬2日目、痛みに関しては……、効いているのか微妙な感じ。

 その日の夜10時頃、

   珍しくバタバタと小走りにやってきたと思ったら、

        そのままスタスタと玄関へ。

       あーこれ、お腹壊してるんだわ。

    薬の副作用で、ゲーリーになってしまいました。

暫くウ○チが硬めだったので1日目は下痢にならなかっただけで、

      やっぱり坊ちゃんのお腹には薬が強い模様。

    ……にしても、胃薬が効いてない?

この晩はビオフェルミン錠剤のお世話になり、寝てもらうことに。

       幸いその後、下痢は治まりました。


   脚の痛みは引いてないように見えるし、

 またまたゲーリーになってしまっては可哀相なので、

    今日はかかりつけの先生に診て頂きました。

   高度医療センターで処方された薬を見せてみると、

 「この胃薬(ファモチジン錠)は……、効かないんですよねぇ」と。

     おまけに

  「このお薬使っているところはもうあまりないような……」とも。

      
       !? !? !?


     いやいや、結構高い薬代だったけど?
  
  あ、高かったのはメタカム(鎮痛剤)の方だったのかな?


……で、メタカム(消炎鎮痛剤)は残り3日分も服用すること、

   胃薬については新しいものを出してくださることになりました。



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     かかりつけの先生が処方してくれたのが、

    タケプロンカプセル15(胃酸分泌抑制剤)です。

       こちらを1日2回服用。


 この後鎮痛剤を3日分飲み終えた頃には痛みが引くのか、

     はたまたその痛みはまだ続くのか、

        先生にもそれは分かりません。

   まずは薬を飲み終えてみて、

 その先のことはそれから考えましょうということになりました。


  実はネットでワンコ用のサポーターも見付けたのですが、

    それは服薬を終えてから考えた方が良さそうです。


   先生が再度脚を触診。

押したり曲げたりかなりムニムニ触っていましたが、

     たもつは嫌がりませんでした。

   若干、鼻に皴を寄せてはいたけれど(笑) 

  肩口から脚の付け根辺りを触診した感じでは、

 「炎症はあまりないように思います」とのことで、

           少しホッとしました。


    ふと思い出したのですが、

坊ちゃん少し前にソファから飛び降りたことがあったんですよね。

   我が家のソファ、もう随分前からたもつが上れないようにと

          封鎖をしています。

  上るのは良いのですが、下りた時の脚への負担を考え、

        一切上がれないようにしていたのです。


     それが……、

   ん? 今、たもつの身体が宙に浮いたような?



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    夫が封鎖を忘れ風呂に向かった隙に、

        坊ちゃんしっかりソファの上へ。

  以前より夫は「さすがにもう乗らないよぉ」と

     柵を立てるのを億劫がっていたのですが、

(いやいや、坊主を舐めるんじゃないよ)と私は思っていたので、

        封鎖を忘れた夫に対しモヤモヤ。

   まさか、その時ピョンと飛び降りて脚を痛めた?

  ※私がさっさと抱き抱えて下ろせば良かったのです。

 「ちょっと前にソファから飛び降りたことがあるー」と話すと

      先生ギョッとしていましたが、

「肺(の不調)の影響で関節炎が出ることもあるんですよね」と、

     新たな説も出してきたので、

        原因はもう、分かりません(汗)



  脚の違和感を見せた数日前には

    清里を訪れスタスタ歩いていたし、
 
  その前にはまだボールを追いかけ

      畳の上でスライディングをしていたし……。

 本当に、脚を痛めたきっかけが分からないのです。

    




    
     病院の帰り道。

   歩き方に違和感アリアリです。



     早く痛みを取ってあげなければ。






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     抱っこでなぜかアンヨをクロス。



    
    シニア期って問題目白押しですね。

       あ、我が家だけかな?

   脚の不調を早く取り除いて、

 お散歩に最高なこの季節を快適に過ごしてほしいです。

  


それは好みじゃないんだよ

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       歳のせいか、毎日よく寝る坊ちゃん。




    メラノーマの骨切除後も食欲モリモリで、

  体重も順調に増え続けていた坊ちゃんですが、

  先週辺りからどうも食べ渋りが激しくなってきています。




 ここ数年市販のオヤツを一切購入してこなかったたもつ家ですが、

先月から少しずつですが市販のものも取り入れるようになりました。

   変わったものを口にしてもお腹を壊すことがなくなったこと、

      カイカイも以前ほど出なくなっていること、

それから、残りの時間はせめてウキウキしちゃうような美味しいものを

  楽しんでもらいたい!という飼い主の思いからそうなりました。

      




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       たもちゃん、何してるの?





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       「スンスンいい匂いがしてるんだよ♪」


    たもつの食べやすい大きさに、

        夫がオヤツを切っている最中なのです。





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      「とーちゃん、まだなの?」







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      良い子で待つ坊ちゃん。

 食べ物もらう時は特に、ものすごーくお行儀が良くなるんですよね。






        ……ですが、

    こんなにワクワクしてくれていたオヤツも、

        最近はまったく関心を示さず。

 その後新たに購入した「ニオイ強め」なオヤツにも関心を示さず。

               ん?

   長期間市販のものを食べてこなかったので、

 「これは身体に合わないかも……」と自ら判断しているのかしら?
    
       いや待てよ……。

先日お友達ワンコのおかーさんが出してくれたオヤツは口にしたし、

  その後も地面に落ちてないかしつこくスンスンしていたよね?




   それからは、水でふやかしたフードもササミも食べず、

 多少脂ぎった手羽先もスンスンしただけで止めてしまい……。

      ちょっ! 栄養失調になっちゃうじゃん!

  10日ほど前病院で計量した際

      「ちょっと減ってるなぁ」とは思ったものの、

    その日は朝から食べてなかったので(わりとフツーなこと)

   まあ、すぐに戻るでしょと軽く考えていたのですが……。
    
1週間ほど前から前述のようにフードを食べ渋るようになったので、

      これ、あっという間に体重減っちゃうじゃん!と大慌て。




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     なんでも良いからお腹に入れてほしくて、

         あれこれ買ってきました。

  実はたもつはレバーを食べるとお腹が緩くなってしまうのですが、

       このところウ○チもカチコチなので、

     思い切って食べさせてみることに。

    ※ この缶詰でお腹が緩くなることはありませんでした。





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        ササミとチーズ。





    匂いに反応してすぐさまやってきた坊ちゃん。



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         まずはペロリンしてみて。





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          拒絶!

   鼻先でお皿を引っくり返そうとするこの仕草、

 「気に入らないからどっか行っちゃえ!」という意思表示です。



   それでもその仕草を何度か繰り返した後は、

     (飼い主が辛抱強く付き合うのが大切)




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         ガツガツ食べ始めました。


    いや、だったら……、最初からフツーに食べればいいやん。




 その後は少しずつですが、あれこれ食べてくれるようになりました。


    うちの坊ちゃん気難し屋で、

  匂いにそそられるように……と人肌に温めてみると、

     「なんか生温かい~」と拒絶。

 ならばと思い冷蔵庫から出してすぐのものを進呈すると

       躊躇うことなくガツガツ食べるので、

   次回もそのように……と思うと、

 今度は「ヒャッ! 冷たすぎるじゃん」とまたまた拒絶。

    
   スープで煮込んだ野菜はそもそもあまり食べないし、

  栄養バランスの取れたフードを食べ渋るようになると、

本当にもう、必要な栄養素がほとんど摂れなくなっちゃう!のです。


    まあね、オヤツは食べなくても良いですよ。

      けど、もうちょっとあれこれ食べてくれないと……。




  あまりにも食べないものだから、新たな問題も。

      それは、ヒドイ便秘!です。 

    2日続けて排便がなく、

  3日目の朝散歩も1時間以上歩いたのにまったく出ず。

    腸が破裂しちゃうのでは?と不安になり病院に電話。  

看護師さん曰く「猫さんだと緩下剤使うこととかあるんですけど、

  ワンちゃんだとあまり処方してないですねぇ」とのことで、

 先生からも「たもつは(前庭疾患の)痙攣などもあるので、

      なるべく薬は使わない方が良い。

          少し様子を見ましょう」との回答が。


   牛乳飲ませたりヨーグルト食べさせたり、

  お腹が緩くなりがちなレバーを食べさせたり、

 油分の多いサプリメント(アンチノール)を飲ませたり、

      これまでも色々やってきたんですけどね。

  マッサージはまあ、思うほどできなかったけど……。

   結局3日目の夜散歩で、

  しょーもないくらい小さなウ○チがようやく出ました。


   シニアになると代謝が落ちたり運動量が減ったりで、

  どうしても便秘になりがちと言われていますよね。

 日頃からマッサージやツボ押しを怠らないように……、

     手抜きしてる場合じゃないですね。





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    たもちゃん、もうちょっとしっかり食べておくれ。






     ※オマケ※


   先日訪れた清里サンメドウズ、

 山頂ポストに投函した絵ハガキが届きました。

    絵ハガキは無料で配られています。

切手不要で、ポスト近くにテーブルやペンも用意されています。




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         差出人は夫と私の名前。

 まあ、たもつが見ても何のことやら……って感じなのですが。

       良い記念になりました。






苦い薬は好きですか?

 
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      元気にお散歩中♪

  9月に入った途端ぐっと気温が下がったたもやん地方。

    この日の朝散歩、

   出発したのはなんと午前11時近くになってから。

     だってね、ずーっと起きないんですよ。

      「たもちゃ~ん、チッチ行こうよぉ」

  「たもちゃ~ん、ウ○チくんしないとお腹痛くなっちゃうよ~」

    何度声掛けしても、

  私の方をチラ見、そして爆睡に突入してしまう坊主。

     体力落ちてるのかと心配になるけれど、

 私がハーネスを手にすればダッシュで逃げ回るので、

       まあ、元気なんですよね、一応。



    涼しくてよく歩けたし、



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        お友達にも会えたし♪

  朝散歩が昼散歩になっちゃったけど、まあ良しとしよう。




    えっと……、

「肺の影が若干大きくなっている」との診断を受けた坊ちゃんですが、

   先日からこんなものを始めてみましたよ。



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      漢方薬です。

  
 元気堂という漢方専門薬局が、

ペット専用のオリジナル漢方を提供しています(ペット漢方


   たもつはアレルギー持ちということもあり、

 様々な植物を使う漢方には手を出し難かったのですが、

     問い合わせしてみると、

  配合予定だった生薬全てについて

 何科に属する植物なのか回答をくださいました。

   結果、「キク科」の蒼朮(そうじゅつ)・紅花(こうか)と、
 
 「マメ科」の黄耆(おうぎ)・甘草(かんぞう)を省き

   たもつ用に配合してくださるということに。


   たもつ用オリジナル漢方薬の成分は、

  桂皮(けいひ)・地黄(じおう)・芍薬(しゃくやく)

 川芎(せんきゅう)・当帰(とうき)・茯苓(ぶくりょう)

   人参(にんじん)・桃仁(とうにん)・霊芝(れいし)

 冬虫夏草(とうちゅうかそう)・田七(でんしち)……です。

   
     これを、1日1包×2回服用です。

       金額にすると、1日400円。

   高いのか安いのかよく分からないけど、

 色々検索した結果、良心的なお値段なのかなと思いました。


     開けてみると……、

   ザ・漢方って感じのニオイです。


  あー、これ、飲んでくれないヤツかもしれん。
   
 たもつのことを熟知しているワンコ友達に話してみても

  「たもつは飲まないよー、きっと」って言われたしなぁ。


  漢方薬をクリームチーズの中に埋め込み、

   恐る恐る坊主の前に差し出してみると……。



      ! ! ! ! !



        あ! 食べた!

  坊ちゃん、漢方チーズボールを躊躇うことなくパクリ。

    粉末が結構はみ出してるんだけどなぁ、

       全然気にならないんかい?

いやいや、ひと口目だったからついうっかり口にしちゃったのかも。

     恐る恐る、もう1ボールを進呈。

    あ……、フツーに食べるやん。

       なんか、拍子抜け。

  それでもその後どんな反応を示すか分からなかったので、

     この日は1包の1/4程度を服用して終了。

結果……、最初の1包(半日分)を服用するのに2日を要しましたが、

   漢方薬を飲むことに坊主は何の躊躇いもないご様子。

  飼い主が勝手にビビっていただけで、

これ、フィラリア薬(ネクスガードスペクトラ)飲むより楽勝じゃん♪

     基本の1日1包×2回服用より、

  もうちょっとスローペースになりそうな予感はしますが、

 治療薬ではないのでね、ボチボチやっていこうと思っています。


     他にもこんなところにも相談してみました。


・ ペット漢方研究会

  動物病院が処方している漢方薬なので安心かも。

 「漢方薬が効かない子も2割ほどいます」との説明もありました。
 
   メールの返信も早く、説明もとても丁寧でした。


・ コルディ
   
     冬虫夏草のサプリメントを扱っています。

  「玄米を使っているので不安がある」と伝えたところ

 (アレルギーの子用に小豆使用の製品もありますが、

        たもつはマメ科もNGです)

    「使用は難しいと思われます」との回答が。

  他に免疫についての解説など、

    勉強になることもたくさん書いてきてくださり好印象です。


  ↑の他にもサプリメント等様々調べてきましたが、

やはりアレルギー持ちのたもつには手を出し難いものも多いです。

  病院での補助医療についても調べましたが、

     薬剤に弱いたもつのこと、

身体への負担を考えるとやはり躊躇いが生じてしまいます。

  肺の影はあくまでも「腫瘍を示唆するもの」で、

 高度医療センターでも治療は勧められておらず、

    何かあれば対処療法をと言われています。


 この先どう過ごすのがたもつにとっての幸いなのか……、

   それを私たちなりに突き詰めてみたところ、

  「快適に、苦しむことが少なく、心穏やかに」

 もうそれしかないのでは?という結論に達しました。

  幸い、今現在たもつには何の症状も出ていません。

    体重も術後どんどん増え続けています(笑)


今は10頭に6.5頭がガンになるといわれる時代ですね。
  
   あちこちの病院を渡り歩き、

効くといわれる治療法を片っ端から試みれば、

      もしかしたら、

 たもつと一緒に過ごす愛おしい日が1日、1ヶ月、

    増えることもあるかもしれません。


 それでも、それが本当にたもつにとっての幸いなのか……。

    まあ、正直私たちにも分からないんですけどね。


   漢方を試してみようと考えたのは、

「腫瘍が悪さを始めてもその症状が比較的穏やかで済む子が多い」

       そう知ったからです。

  「薬で腫瘍を叩きのめす」ことに重きを置くのではなく、

「免疫力を上げながら、(できれば)腫瘍の成長を抑えながら、

      腫瘍と共存しながらでも、

 できるだけ長い期間を心穏やかに健やかに過ごせるように」

   それが今私たちが目指し始めた新たな場所です。



 
     ここ数日急に涼しくなったので、



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      お昼寝にもブランケットが大活躍。

  このブランケット、お友達からのプレゼントなのですが、

         軽くて肌触りがとっても良くて、

    おまけに可愛い動物がたくさん描かれていて、

        たもつは勿論、飼い主もお気に入り。



     急な冷え込みに丸くなっていたたもつも、



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   ブランケットのお陰でぬくぬくお昼寝できています。


        ありがとー!!!









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      みなさんに支えられ、たもつは今日も元気です。







6ミリじゃなかった

     お久しぶりです。

 前の書き込みからもう1ヶ月近くになりますね。

   ちょっと忙しくしていましたが、

     お陰さまでたもつは元気です。


 今日はメラノーマのその後の記録です。

   オモシロ要素ゼロなので、

  興味のない方はスルー願います。


   21日(土)高度医療センターへ。



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    待合室はとても混んでいました。

  たもつより若い子が多かったように思います。

   奥からは悲鳴にも似た叫び声が聞こえてきていて、

 待合室にいる患者さんたちが皆落ち着かない様子です。

あ、たもつは耳が遠くなっているので聞こえていなかったかも(笑)

    ニャンコさんを連れたご家族がいたのですが、

   旦那様が何度となくたもつの方へ目を遣り

    優しい笑みを浮かべていたのが印象的でした。


    前回(6ミリ)書いた通り、
 
  7月のレントゲン検査で

 たもつの肺には6ミリの影があることが確認されています。

    その時点での診断は

 「アヤシイ影がある」という域を出るものではありませんでした。

「アヤシイ影」に過ぎないことから治療を勧められる訳でもなく、

私たちも積極的に(民間療法等)何かに頼ることはありませんでした。

  たもつはアレルギー持ちなので、

 気軽に新しいものを取り入れることができないのです。


    この日は2度目のレントゲン検査。


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   左が7月時。        右が8月時。


  7月の検査では、上のオレンジ○で囲まれた部分に、

      6ミリ大の影を指摘されていました。

そして今回8月の検査で、その影が少々大きくなっていることが判明。

    先生が画像にスケールを置いてみると、

         前回が6.9ミリ、今回が7.6ミリ。


         !? !? !?


   ん!? 前回「6ミリ」って、先生言ってなかった?

まあね、レントゲン写真に写り込んだ影って、

    外枠の線が曖昧なんですよね。

 ついでに、先生がビューンと当ててみせるスケールだって、

   当てる度に起点が違うように見えるし、

1ミリ以下の誤差って気にしても仕方がないような気もします。

     6.9ミリが7.6ミリになったと言われても、

   (ホントに成長してる? 微妙な誤差じゃない?)と

     なんとも懐疑的になってしまうのです。

    ですが……、先生更に続けます。

  「ここ、ここにも新たに影が出てきてるんですよねぇ」と、

右側写真の画像にある下オレンジ○に囲まれた部分を指しながら、

 「1センチ大ですかねぇ。前回は写ってなかったんですよね」と。

    (えー、6ミリ以外にも、もう新しい影が?)

   嘆きながら7月(左側写真)の画像を見てみると、

 下青○で囲んだ部分には既に影があるようにも見えてきます。

   (ちょっ、これって見落とし? 

 いやいや、腫瘍でも何でもなく、そもそもあった影なのでは?)

「これって前にも写ってる感じじゃないですかー?」と訴えましたが、

 「うーん……」と呟きながら軽くスルーされてしまいました(笑)


今回の体重は10.64kg、前回の診察時よりは増えていました。

    咳などの症状もなく、生活も変わらぬままです。

    暑さのせいで散歩時の歩行距離は減っているけれど、
   
 家の中では走り回ったりボール遊びをしたりで発散しているので、

      極端に弱ったような印象は受けません。


   それでも……、

「たもつちゃん、病理検査の結果もとっても良かったんですけど」と、

      先生しきりに首を傾げています。

    前回も確かにそうでした。

 「病理検査も良かったんだけど、うーん……」と、

      先生の呟きが止まらなかったのを覚えています。

 
  これからどんな症状が出てくるのかを訊いてみると、

・咳が出るようになる 
  ただ、肺の7割くらいが埋まってからになるだろう

・反面、肺がかなり埋まった状態でも一切咳の出ない子もいる
  (え? 先生予防線張ってる?)

・急に食欲が落ちることもある

・つい最近まで元気だったのに、急に元気消失する子もいる


   先生によると

「病院が嫌いな子だからと診察に来ない飼い主さんもいます。

 それで再発や転移を見逃すこともあるんですよね」とのことで、

たもつが病院を拒まない子で本当に良かったなと感じました。


   以前も確認したことなのですが、

 「糖や炭水化物は摂っても問題ないか?」を訊きました。

今使っているサプリメントには果糖ブドウ糖液糖が含まれているので、

    それがとても気になっていたのです。

  先生曰く

「ガンの栄養学的にそれは(ネット等に)よく出てるんですけど……。

  糖や炭水化物の代わりに油(ばかり)を摂るということになると、

 今度膵炎に罹ってしまうこともあるのでね」とのことでした。

 (そういうこともネットに出ていたなぁ)と思い出しながら、

 (結局のところ極端なことはダメで、

    あとは本人の体力次第なのかも)という気もしてきます。

     人間の場合もそうですよね。

  目の色変えてあれこれ試した人より、

 逆らわず呑気に過ごしていた人の方が結局は長生きしたりしてね。

     
   ガンの栄養学的には、

・糖や炭水化物はガンの栄養になるので摂取を控えること

・油はガンの栄養にはならないのでエネルギー源として有用

     ……そう記されていることが多いです。


   ただ、K先生の考えでは

「QOLを考慮し、好きなものを食べさせてあげて」とのことで、

  手術時から言われていたことではあるけれど、

 切除手術が成功してもやはり長寿は望めないのだなと、

   改めて思い知らされることとなってしまいました。


 夫が思わず「……年内……という感じですか?」と訊くと

    「うーん、そう……ですかねぇ」との返答が。

  まあね「2年、3年頑張れますよ!」とは、

 口が裂けても言えないですよね、獣医師の立場からは。

   以前も先生口にしていたけれど、

 「大金叩いて手術したのに、もうダメになるのか!」と

    立腹される飼い主さんは少なくないようで、

(先生だって、自己防衛したいよねぇ)とつい冷めた気持ちになり、

   私は診察時間が流れていくのをただ佇んで

         見つめていたのです。


  影が大きくなった……とはいえ、

   今回もやはり新たな治療は示されませんでした。

 「今後は対処療法ということになります」とのことで、

  呼吸が苦しくなったら酸素吸入をしたり……と、

       そういうことになるのでしょう。

  今回のレントゲン撮影の結果を受け、

 K先生からは「腫瘍を示唆するものです」との診断を受けました。


   積極的治療はないと知った今、

 私たちは私たちなりにできることを探すより他ありません。

  帰宅後狂ったようにネット検索し、

 試してみる価値あるかも……というものも見付けました。

   誤った情報を載せたくないので、

    これについては改めて書きます。



  翌週月曜日、耳洗浄の為かかりつけの病院へ。



   21-08-23_1619.jpg


  爆睡してるところを叩き起こしてバギーに乗せたので、

       道中もボンヤリしています。



 実は7月のレントゲン検査結果を伝えられずに

    この日まできてしまっていたのですが、

  今回「肺の影が少し大きくなってしまった」と伝えると、

   先生絶句し表情を強張らせてしまいました。

 「手術は成功、病理検査結果も良好」と話していたので、

  思いの外早く影が現れてしまったことに、

   先生も戸惑いが隠せない様子でした。

 それでも先生はすぐさまたもつの胸に聴診器を当て、

     丁寧に音を聞き続けています。

「音は綺麗、呼吸が苦しいということはないでしょう」とのことで、

          安堵しました。

   レントゲン検査の結果がどうなのかより、

 たもつが今不快感なく過ごせているかどうかが何より大切なこと。

     丁寧に聴診器を当て続ける先生の姿を見て、

   やはり赤ちゃんの頃から診てくれている先生が、

たもつにとっては一番大切な先生なんだなと改めて実感しました。

   勿論高度医療センターの先生方のことも信頼していますが、

 やはり触れ合ってきた時間の違いを思うとそう感じざるを得ません。


  画像診断の話をしながら、

 「どの影がダメでどの影が良いのかも分からないし、

前からあった影では?と思うと素人にはよく分からない」と嘆くと、

   先生こんな話をしてくれました。

・実際のところ影だけでそれが腫瘍か否か判断するのは難しい。
 胸を開けた訳ではないし細胞を取って病理検査した訳でもないので。

・CTのように小さい段階から写る訳ではないのでそれは尚更。

・「結節」といって腫瘍ではない塊が写り込むこともある(結節影)
 ※ネット検索したところ、肺がんの診断を受けたものの「結節」であったという事例はあるようです。

・ただ、CT検査時に写っていなかったものが新たに写り込んでいるとなると腫瘍である可能性も高い。


   まあ「腫瘍を示唆するもの」に間違いはないのでしょう。

 余談ですが、犬のフィラリアが人間に感染り、

   そのような影が写り込んだという症例もあるそうです。



  
    21-08-23_1656.jpg


     病院からの帰り道は、

  いつでも飛び出せる体勢をキープする坊ちゃん。

 あのさ、行きも帰りもフツーに座ってほしいんだよね。
  



    21-08-23_841.jpg


     お陰さまでたもつは毎日元気です。

  涼しい日には朝散歩に1時間半くらい費やすこともあります。

 まあ「歩くの遅いんでしょ?」って言われればそれまでなんだけど。




   21-08-23_1020.jpg


   バリカン脱毛で酷かった場所も、

     この通りかなり生えました。




    先日会ったワンコ友達からは、

 「うちの子も影があったけど、最後は消えてたよ」と、

    勇気の湧いてくる話を聞かせてもらいました。

  そして「影があったって症状が出なければ良いんだから」

「呼吸も苦しくなさそうだし、キープできてればそれで良いんだよ」と

        励ましてもくれました。

  「たもつはもう歳だから、腫瘍だって成長しないよ」と

     勇気づけてくれた友達もいます。

  ラインで「回復力玉」を送ってくれた友達や、

 「ブログの更新がないぞー」と心配してくれた友達や、

    病院を紹介してくれた友達もいます。

   たもつはつくづく素敵な縁に恵まれているなぁと、

      感謝の気持ちでいっぱいです。



  今は腫瘍の成長を抑制すべく、

    様々探っている最中です。

  たもつには少しでも快適に少しでも長く、

   私たちと一緒に時を刻んでいってもらいたいです。




    21-08-24_739.jpg
    

   オシ○コで後ろ足上げる前に振り上げる、

      この前足が好き(笑)





プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ

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