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女子に弱い

   先日、お友達の「さくら」とお散歩していた時のこと。



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      さくら、13歳になったばかり。

        たもつより若々しく見えるよね~。





  薄暗がりの中、前方から小型犬がやってきました。

     あぁ、2~3回会ったことある子だな。

   その子はさくらより少し小さめ、

    1歳前後の比較的大人しい子です。

  まずはさくらとご挨拶。

 スンスンし合ってはみたものの、

   さくらも小さな子と遊ぶ歳でもないのでね、

  微妙な距離を取ったままです。

それでも、相手の子はエネルギーが余っているご様子、

 さくらにチョッカイを出し構ってもらおうと必死です。

   それを見た飼い主さん、

 何を思ったのかリードを落とし、我が子をフリーの状態に。

      あ! え? リード離しちゃうの?

  それでもまだたもつとは距離があったのでね、

    さくらが「良い」って言うなら別に……。

ところがその肝心のさくらが、その子と一切絡もうとせず。

  持て余した飼い主さん、

    今度はその子の身体をたもつの方へと向け、

   一度手にしたリードを再び地面の上にポトリ。

      え!? いや、ちょっと待て!

 ワンコさん、今度はたもつに絡んで良いと勘違いしたのか、

  薄ら笑いを浮かべ向かって来るではありませんか。

   いや! こっちはオッケーしてないしっ!

咄嗟にたもつを引き寄せ、間に身体を入れてはみたものの、

     ワンコさんはニタニタ笑いながら急接近。

   「ちょっ! 無理無理! うちのは無理!」

 私は叫び、引き摺られた状態のたもつは背中越しに唸り、

  慌てた飼い主さんはリードを何度も拾い損ね……。

    
     どうにか事なきを得たのだけれど、

   河原にはなんとも気まずい空気が流れていました。

  我が子を抱き上げた飼い主さんは、

    複雑な表情を浮かべ立ち尽くしています。

  え? あれ? そっちが被害者みたいになってるけど?

    いやこれ、言い訳が必要な感じ?


「うちのは何度も小さい子にやられてるから……」と私。

   するとすかさず、「そっか、そうだよね。

 たもちゃん大人しいから、やり返せないもんね」と

    さくらのママが応えてくれはしましたが……。

      
     え!? たもつが大人しい?

  そう異議を唱えようとしているそこのあなた、

      そこはスルーでお願いします!(笑)


  とにかく、親しくなってもいないのに

 不用意にリードを手離すのは勘弁して頂きたいのです。

   「柴より小さい」「柴より大人しい」というのが、

       これ、却って厄介です。

  何かあった時、こちらも責任が取れません。

 たもつは咬むことはないけれど(←思いっきり飼い主目線)

ガウガウ言っただけで「凶暴な犬」扱いされてしまうことになるし、

   こちらとしても決してオモシロイ話ではないです。


     帰宅した夫に、ワーワー愚痴を零しました。

  すると夫、

  「……なら、言えばいいじゃない、

 『リード離してんじゃねぇーぞ!』って、いつもの調子で」

      い、いつもの調子!?

    あぁ、ですね、ですね。

   そんな調子ですよね、私がキレた時って。


  でもね、相手の飼い主さん、

若くて華奢でいかにも癒し系って感じの容貌だったんですよ。

 そこへ「しっかりリード握っとけ、ク〇がっ!」とか、

         言えないですよね。

  相手がオジサンとかだったら、結構言っちゃうんですけどね、

    女の子相手だと、どうしても口籠ってしまう……。

 こう見えて、案外女子にキツク言えないタイプ。

  あの終了の仕方だと、

 オバサンが若い子苛めたみたいな感じだったよね。

    嫌だなぁ、モヤモヤしちゃう。




 
   ↑の話とはまったく関係がないのですが……。

  先日、小型犬が柴犬に咬み殺されるという事件が、

     いつもの河原で発生したようです。

目撃者から聞いたという話を顔見知りの方から伺ったのですが、

    小型犬がどこの子なのかは分からず、

 ただ、柴犬の方は、私たちも時折遭遇する子だったんですよね。

   飼い主さんが言葉が多少不自由ということもあり、

       お話をさせて頂いたことはありません。

  ただ、以前より気になっていたことが……。

   その柴犬さん、

 よその子に対しいつも激しく威嚇するような態度を取るのです。

  口を開き涎を垂らしながら接近してくるその様は、

マンガで描く「飢えた狼」のようです(←大袈裟じゃないです)

    しかも、飼い主さんは伸縮リードを伸ばしっ放し。

  いつもたもつが無関心な態度を取るので、

     幸いトラブルになったことはありませんでした。

 しかし、咬み殺してしまったというのが事実ならば、

   「無関心だから大丈夫」とも言っていられません。

  ……っていうか、その柴さん、どうなったんでしょう?

    被害者もいるし、これはただでは済まないのでは?

   「柴は咬むから」とさんざん聞かされ続け、

  「いやいや、たもつは咬まないから」と思ってきましたが、

ここ数年、この河原では柴が咬む事件が数件発生しています。

    加害者にも被害者にもならないように、

      気を引き締めなければなりませんね。






   
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  お耳へのお薬注入を回避!しようと思ったら、

      追い詰められちゃった坊主。

    「かーちゃん! 男子にも優しくして!」







手放したい

   近所に元気のいい柴ちゃんがいます。

     5歳の男の子で、

連れているのは私たち夫婦より(たぶん)年配のオジサンです。

    いつも元気が有り余っている様子で、

 たもつの姿を見つけるとすぐに「狩り」の体勢を取り

   近付いてきたところでワーッと飛び掛かってきては

  たもつからギャウギャウの反撃を受けるという……(笑)

   それでもたもつにケンカを売ってくるということはなく、

 まあ、気立ての良い子という印象の柴ちゃんなのですが。


   先日ワンコ友達から聞いた話によると、

どうもオジサンがその柴ちゃんを手放そうとしているらしいのです。

      え? なんで?

立ち話の最中、ワンコ友達はオジサンからこう言われたそうです。

   「犬を手放したいと思ってるんだよ~。

  引き取ってくれそうな人いないか、

      周りに声掛けてみてくれないかな」

        え? なにそれ?

 ワンコ友達が言うには、

   「お散歩するのが大変になってきたんじゃない?

   最近はベランダで済ませてるって言うし……」

       ん? ベランダで? 散歩を?

  いやいや、ベランダで排泄をさせているってことか。

    それってどーなの? 臭いとか、近所迷惑だし!

   あ、柴ちゃんの暮らすところは集合住宅です。

 私たちが柴ちゃんと知り合ったのは、

    彼が生後半年かもうちょっと経ったくらいの頃。

  身体は既にたもつよりも大きく、

    とにかくエネルギーの塊という感じで、

 お散歩も大変だろうな~というのが正直な感想でした。

   勿論たもつもそのような時期を経ている訳で、

  ワンコと暮らす方ならみなさんそうかと思いますが、

   「如何にしてこの怪獣を疲れさせるか!」を念頭に

     日々奮闘を続けている訳ですよね。

    ……ですが、その柴ちゃん、

      とにかくお散歩時間と距離が短い。

勿論、他人様のお散歩を毎日見張っている訳ではありませんが、
       
   「え? それだけで帰っちゃうの?」

     「ん? あそこからあそこまで……だけ?」

  高齢犬でももうちょっと歩くのでは?という運動量で、

    オジサンそそくさと引き上げていってしまうのです。

  ワンコ友達曰く

  「暴れて手が付けられないのって、

      散歩が足りないからじゃない?」と。

    オジサンの事情は分かりません。

   病気をされているのかもしれないし、

  他に何か理由があるのかもしれません。

     それでも、

 手放したいなんて思われてしまった柴ちゃんの気持ちは?

   柴犬はワンオーナードッグ、

なるべくなら途中で飼い主が変わることは避けた方が良い。

    それでも、充分な散歩も叶わない今、

 柴ちゃんは新しい家庭に引き取られた方が幸せなのかも

       そんなふうにも思います。

    うーん、なんだかモヤモヤする……。
 
  たもつを手放したいだなんて、考えたこともないし。

    寧ろ、1分でも1秒でもずーっと一緒にいたいし。

       ホント、よく分からないよ。

  
   柴ちゃんが幸せになってくれるベストな解決策を!

      そう願わずにはいられません。











     …………、なんか視線を感じる。





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   夫の帰りが遅く、何か物言いたげな坊ちゃん。







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    ……にしても、そのお手手は何なんだろうね?


     ※ 諸事情ありまたソファに乗っています(泣)






いい加減にしてほしい

 ご近所に、いつもやる気満々のワンコさんがいます。

  
  そのやる気が「元気いっぱいで良いじゃない」と

 好意的に捉えられるそれならば問題ないのですが……。

   実はその子、とにかくワンコというワンコを見るや

「ケンカ上等!」とばかりにあまり有り難くないやる気を漲らせ

   見境なくグイグイ迫ってきてしまうワンコさんなのです。

 
    身体は、たもつより一回り小さいくらい。

  犬種についてここでは伏せますが、

 一般的には「大人しい」「気が弱い」と認識され

      愛玩犬と言われる種類の子です。

  たもつより年下で元気真っ盛りというお年頃でしょうか。


   河原で初めて見掛けたのは数年前のこと。

     え? あの子、リードを付けてない?

   そこにはふわふわの毛を風になびかせ、

 足元も覚束ない様子で草の上を行く小さなワンコ。
    
      大丈夫? まだ赤ちゃんだよね。


次に見掛けた時も、その子はやはりノーリードで歩いていました。

    たもつが怖がることはないけれど、

  たもつがあの子を脅かしてしまう可能性はあるよね。

その頃たもつは、既に犬見知りをするようになっていました。
 
   初対面でむやみに急接近してくる子を受け入れる度量を

      たもつは持ち合わせてはいなかったのです。

    これは、接近される前に遠ざからねば!

      私はたもつを急かし、

 一刻も早くその子の視界から消えることだけを考えていました。

  ちょっと迷惑だなぁ、大人しそうな子ではあるけれど……。

     見ると、まだ躾も入っていないような幼い子です。

  呼び戻しはおろか、自身の名前すら分かっていないのでは?

       そう勘繰りたくなるほど、

 その子の耳に飼い主の声は届いていないように見えました。


     次に見掛けた時にもその子はノーリード。

  しつこく後ろを追われたたもつは、

 「ヴッ」と小さな声を上げささやかに抵抗してみせました。

その子はただ好奇心のままにたもつの後を追っているのであって、

     嫌がらせをする気など毛頭ないのです。

まだ幼く攻撃性など持ち合わせていないことも分かります。

    それでも私は、たもつとの相性も分からない

 ノーリードの子を受け入れるつもりは一切ありませんでした。

   飼い主は必死で呼び戻そうとしていますが、

 その子は聞く耳持たず、しつこくたもつに纏わりついてきます。



        「繋いでくださいっ!」



    堪らず、私はそう声を上げました。

 飼い主は「すいませんっ、すいませんっ」と繰り返すと、

  その子の尻を追いその場から消えて無くなろうと必死です。

     本当に困る! たもつが嫌がってるじゃん!






 それから数日後、更に困った事態が発生してしまいました。

    すっかり陽も落ちた河原、

 周囲に誰もいないことを確認し、腰を下ろしたたもつ。

      その直後のことです……。




         え???




    私たちの背後には、

  目を輝かせフラフラと歩み寄ってくる例のワンコ。



      ちょっと! おトイレ中なんですけど!




事態を把握したたもつはなんともやるせない表情を浮かべ、

    必死にウンチを絞り出しています。


      もー! 飼い主、いったいどこにいるのよ!


  辺りを見回すと、

 慌てた様子で走り寄ってくる飼い主の姿。

   そしてその飼い主が叫んでも叫んでも、

  その子は私たちの傍を離れようとはしません。


      
         「繋いでよっ!」



   前回より少しきつめに、私は飼い主に訴えました。

     「すいませんっ、すいませんっ」

  平謝りする飼い主は、

 大人しそうで控えめそう(に見える)私より小柄な女性。

   知ってる人は分かると思うけど、私は人相も良くないし

    態度もデカイし(←それは誉められるとこじゃないけど)

  事情を知らない人からしたら、

     私が苛めてるようにしか見えないじゃん!

    ホント、いい加減にしてほしい!




  
  その後暫くぶりに見掛けると、

その子はリードで繋がれるようになっていました。

   どこかでトラブルにでもなったのか……、

       その理由は分かりません。

 とにかく、私たちの散歩にも平穏が訪れました。

  飼い主が私を見てオドオドするのには閉口しましたが、

     そこには目を瞑ることにしました。




        ……長いですよ。




 それから数年後、一見気弱そうだったその子は、

   よそのワンコを見ては殺気立ってしまう

  やる気満々のワンコへと変貌を遂げていました。

   ワンコ同士の交流の作法を覚えるきっかけ、

それを飼い主が上手に作ってあげられなかったのかなと、

     勝手な想像ですがそう思ってしまいます。


 
   静かな河原、平和な散歩を楽しむ私たち、

その遠く後ろ、悲鳴にも似た「ヒーッ」という掠れ声と共に、

     その子が近付いてくるのが見えました。

    飼い主の手には伸縮リード。

そのリードを目一杯伸ばし飼い主を置き去りにするような形で、

     その子はグングン近づいてきています。

    飼い主が宥めるように声を掛けますが、

  興奮状態のその子は立ち止まるような素振りも見せず。


    だからぁ……。そこ、リードを縮めるところだよ!


   また怯えたような表情をされるのが嫌で、

     私はつい言葉を飲み込んでしまいます。



いつ遭遇してもその子は興奮が頂点に達しているような状態で、

  伸びきったリードではワンコの制御など可能な筈もありません。



   もう、いい加減にしてよっ!!!



  常軌を逸した叫び声を上げたのは、私ではありません。

 ワンコのそれより数段ヒステリックな声を上げた飼い主は、

   危険を察知し身を隠した私たちの方を一瞥すると、

  苛々の蒸気を頭のテッペンから噴き出しながら、

      闇の中へと消えていったのです。


    「いい加減にしてよ!」って……。

何がいけないのか、その子はちっとも分かってないじゃん。


   そのワンコさんのことが、

      少し気の毒になってしまいました。






   そしてこの夏、よその子が視界に入ると、

飼い主はリードをグッと引き付けて持つようになっていました。

  ワンコは相変わらず「ヒィッ」と小さな声を上げますが、

    こちらが危険を感じることは少なくなったように思います。

 見かねた誰かが、アドバイスしてくれたのかもしれません。

これで、あの子がヒステリックな声で詰られることも減るだろうし、

   たもつも周囲を警戒せず散歩を楽しむことができるだろう。


       ようやく河原に平穏が訪れました。














    昔の写真を見返していたら……。







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        坊主がこんなにデブちん。







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       どーしてまた、そんなに太ってるのよ?











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    かーちゃん……。

     「デリカシー」って言葉、知ってる?





   ※ 写真は2014年7月のものです。











おばあちゃんと柴

そのブログに巡り会ったのはもう2ヶ月も前のことなのですが……。

    相も変わらず自分の中でモヤモヤが止まらないので、

       ここで吐き出すことにしました。


   書かれていたのは、ペット屋の売れ残り柴ちゃんと、

     その子を買おうとしているおばあちゃんのこと。

    柴ちゃんは生後半年ほど。

生後1ヶ月半~2ヶ月ほどで売り場に出してしまうペット業界では、

      確かに「売れ残り」と言えます。

    買おうとしていたのは、背中の曲がったおばあちゃん。

 ブログ主さんはおばあちゃんに問い掛けたのだそうです、

        「買うの?」と。

   おばあちゃんは答えます。

    「じいさんが先に逝ってしまって淋しいから飼うの。

       番犬代わりに置いとけばいいし」

    更に話を続けてみると、

  おばあちゃんには身近にお身内もいない、

     お子さんもいらっしゃらないということが分かります。

 手押し車で歩くのがやっとのおばあちゃんが、

          柴を買おうとしている。

   堪らずブログ主さんはお店の店長代理さんに向かい

 「おばあちゃんに柴を売るのを待ってほしい」と訴えます。

    (おばあちゃんの目の届かないところで)

  歩くのがやっとのおばあちゃん、

   これから15年も20年も生きる可能性のある柴ちゃん。

      彼らを二人っきりにしたら、

        二人とも不幸になるのは目に見えています。





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     生後2ヶ月で2キロ近くある。

   生後半年だったら何キロ? 

       おうちまでどうやって運ぶのでしょう?





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        小さい時はぬいぐるみみたいだし、




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      こんなふうに寄り添ってくれたりもするし、




    動物は人間に癒しを与えてくれますよね。






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   こんな表情を見せれば、番犬の代わりにもなります。

  但し、飼い主相手にこんな顔するヤツがいるのもお忘れなく。





      14-01-26_1454_201712211433009a0.jpg


   飼い主が倒れればこうして心配もしてくれる。

 だけど、独り暮らしのおばあちゃんがもし倒れたら?

     おばあちゃんの看病は勿論、

    柴ちゃんのお世話は誰がするのでしょう?




  「柴ちゃんをおばあちゃんに売るのは止めてほしい」

    ブログ主さんの訴えは、

     至極真っ当なことであると私も思います。






        ……ですが、






   「その環境では犬を飼うのは難しい」

     ブログ主さんはなぜそのことを、

 おばあちゃんにきちんとお伝えしなかったのでしょう?

    ペット屋に「売らないで」と訴えたところで、

       おばあちゃんが「買いたい」と言えば、

 ペット屋は売るでしょう、ブログ主さんの見ていないところで。
  
動物を飼うことの大変さを知らずにおばあちゃんは柴ちゃんを迎え、

    おばあちゃんは翻弄され、

      柴ちゃんにはストレスが溜まり、

   結局みんな不幸になってしまう。

  




      14-12-29_1046.jpg


    放っておけば構ってちゃんになるし、





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       叱れば拗ねるし、


    動物と暮らすってそんなに容易くない。





  「売りたくて(稼ぎたくて)仕方ない」ペット屋に

    「売るな」と訴えるのも勇気ある行動ですが、

  「買いたい」人たちに「動物と暮らすとはどういうことか」

    それをお伝えすることも、

  それ以上に大切なことなのではないかと私は思います。


   ブログにはペットを展示するガラスケースを見つめる

    おばあちゃんの後ろ姿の写真が載せられていました。

      最もモヤモヤさせられたのは、ここです。

  「手押し車で歩くのがやっと、

     近隣に頼れる人もいない高齢者」

 これだけ書けば、おばあちゃんの写真は必要なかった筈です。

       人権を、侵害しているのでは?

    コメント欄に目を通すと、

 やはり写真についての否定的な意見が散見されました。

   そして、ブログ主さんの逆ギレ気味の返答を目にして、

     私はガッカリしてしまったんですよね。

  ※ 今はコメント欄を閉じているようです。


 ブログ主さんは多くの動物の命を救うべく

       大変尽力されている方のようです。

   賛同しブログ訪問される方も多いようでした。

     ……ですが、

   この記事とコメントへの返答を読み、

     動物を愛する者の傲慢を

    ここに見てしまったような気がしたんですよね。


   動物と暮らすことへの無知を晒され、

 弱々しい後ろ姿まで晒されたおばあちゃんのことを思うと、

      涙が出てきてしまいます。  



    たもつのお世話で精一杯、

 保護動物のお世話すらしたことのない私が、

  このブログ主さんの行動を責めるのは

    差し出がましいことなのかもしれません。

   

  それでも、

   不幸な動物を減らす為にする行動、

 多方面において思い遣りが必要なのではないかと

         感じているのです。









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     一緒に暮らすのはとても幸せなこと。

        だけど、責任も重大なんだよね。









分かり合う努力

  10日ほど前のニュースについて、今頃書きます。



   一応、Yahooニュース貼っておきます。

 《車いす客に自力でタラップ上がらせる バニラ・エア謝罪

    奄美空港での出来事です。

 格安航空会社(LCC)を利用した車いすの男性が、

階段式のタラップを腕の力で自力で上らされる事態になった

         ……というものでした。

    
    このニュースを初めて目にした時の感想は、

       なんてヒドイ(会社)!……でした。


  その後この航空会社は奄美空港で、

 アシストストレッチャー(座った状態で運ぶ担架)と、

      階段昇降機を導入することになります。

    この車いす男性の行動により、

  車いすでの生活を余儀なくされる方々に

    道が拓かれたと感じる出来事でした(ここまでは)


    ……ですがその後、この車いす男性が、

 「車いす利用であることは敢えて伏せて空港へ向かっている。

   今までもそうであったし、今後も変えるつもりはない」

     そう語っていることがクローズアップされました。

   航空会社では、

  車椅子利用の方には事前連絡をお願いしているようです。

    それでも敢えて連絡をせず空港へ向かうのは、

 この男性が飛行機利用以外に、

   「問題提起」も目的としていたからかもしれません。

     男性のこの行動、

 その後ネットでは「プロクレーマー」とまで言われるように。


    私は車いすを利用したことがありません。

   近しい人たちの中にも、車いす利用者はいません。

     行動を制限される不自由さを知らない私には、

 彼らの気持ちは到底理解できないものなのかもしれません。

   そんななか、色々なモヤモヤを解決してくれる記事を、

       ここに見付けました。


    「車いすで飛行機に乗る時は

  「いすみ鉄道 社長ブログ」に載せられた記事です。

 航空会社での勤務経験があるこのブログ主(社長)の解説は、

    実に明解、そしてとても思いやりに溢れています。

   私のモヤモヤを一気に解決してくれましたね。


 この記事を紹介していたのは、歩っちゃんちのparaさん。

   以前ブログで繋がっていた方たちは、

  もしかしたら既にTwitterで

    この記事を目にしているかもしれませんね。


   このブログを読み、

 改めて無知であることの恐ろしさを私は痛感しました。

航空会社はもっと早くから車いす利用者に寄り添うべきだったし、

  車いす男性は航空会社の示す事前連絡の本当の意味を、

     知る努力をすべきだったと、そう思います。


   自身のことを理解してもらう為には、

     まずは相手のことを理解しなければ、

  そんなことを思った今回の車いす事件だったのでした。









      カワユイ子たち。

     


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      みんな、元保護ワンです。

 タイーナ ジャズリース モニーファ ネイト アッシャーと、

    見慣れた赤毛の背中は、ポン太。

   タイーナとジャズリースは、

  たもつがグランドで一緒に走りっこしてた仲間。

    彼女の家族になった子もいれば、

      只今里親さん募集中の子もいます。

  彼女のお散歩、大概5~6頭は連れてます。

    本当にね、頭が下がりますよ。





   17-07-05_1947.jpg



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     ポン太も元保護ワンだから、

       みんなと通じ合うものがあるのかも。


   




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     みんな労り合って生きてるんだよね。

       ワンコって、本当にスゴイ。






プロフィール

たもこ

Author:たもこ
生後2ヵ月で我が家にやってきた柴犬たもつ。
日々進化を続けるたもつと彼に翻弄される犬素人夫婦の日常を綴ります。
旧名たもつ先生です。
たもつ ♂ 
2007年10月19日生まれ

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