旅の途中
バタバタしていて時間が経ってしまいましたが、
先々週の金曜日、姉と一緒に箱根へ行ってきました。
姉と一緒に泊りがけの旅行へ出るのは久しぶりのこと。
母を亡くしての傷心旅行、
……というか父励まし旅行で広島県の宮島を訪ねたのは、
もう10年も前のことになります。
今回の主たる目的は、ポーラ美術館を訪れること。
東京からだと、まあまあ遠いです。
箱根登山鉄道に乗ってケーブルカーに乗って、
更にはバスにも乗らなければならないとなると、
泊りがけじゃないと時間が足りない。
ホテルは姉が予約をしてくれました。
HPを覗いてみると、
メチャメチャ美味しそうなフランス料理の写真が。
これは期待が高まりますよ。
都内からは小田急のロマンスカーに乗るのが王道かと思いますが、
私たちは東京駅から東海道線を使い小田原へ。
まあね、旅行気分を味わうには物足りない感もありましたが、
乗り物を楽しむ本番は箱根に着いてからですからね。
箱根湯本から登山鉄道に乗車。
外国人観光客の姿も多くありました。

さっき渡ったばかりの橋がもうすぐ下に。

スイッチバックで進んで行くので景色の変化が楽しいです。

箱根登山鉄道の車両は、
足元までガラス張りの部分もありました。
これなら眼下に広がる景色がよく見えますね。

終点の強羅駅に到着。
この先の山登りはケーブルカーになります。

私たちは強羅駅近くで寄り道を。

駅も素敵ですよね。
スイスをイメージし山小屋風の駅舎になっているそうです。
駅構内にもスイスの美しい山と鉄道の写真が飾られていました。
強羅駅は神奈川県内の普通鉄道の駅としては、
最高地点に建てられているそうです。
ここから目的地までは約350メートルとのことだったので、
ぶらぶら歩いて向かうことにします。
箱根湯本に比べ気温もグッと下がっていたのでね、
歩いて身体を温めよう♪くらいに思っていたのですが……。
これ、歩いちゃダメ、絶対!
目的地は強羅公園。
最寄り駅は、ケーブルカーに乗れば、
強羅駅から1つ目の駅になります。
駅1つ分でしょ? 徒歩5分でしょ?
いやいやいや、舐めちゃダメ。
ケーブルカーじゃなきゃ登れないような
急勾配を登るってことですからね。
もうね、心臓破りどころの話じゃないですよ。

強羅公園はとても素敵な場所でした。
……とはいえ斜面に造られているので、
公園の端から端まで歩くと、
ケーブルカーを1駅分乗る勾配を歩くことになります。
勿論階段で行き来できるようにはなっています。
温室の中はクリスマスっぽい飾り付けに。

淡い色合いのポインセチアが可愛らしかったです。


お昼ご飯は、

姉が頼んだお店イチオシのカレーと、

私が頼んだナポリタン。
なんでナポリタン? まあ、夫からも言われましたけどね。
ちょうどこの頃ナポリタンにハマってたんですよね。
景色が良いからとテラス席で戴いたのですが、
メチャメチャ寒くてナポリタンが冷麺のように冷えてしまいました。
この後は工芸体験を楽しめるクラフトハウスへ。
「サンドブラスト」なるものを体験してきましたよ。
恥ずかしながら、私、サンドブラストを知りませんでした。
前々から一度「吹きガラス」を体験してみたいと思っていたのですが、
こちらは待ち時間の関係で断念。
でも、サンドブラストがとっても楽しかったので結果オーライです。
まず、ガラス(コップやお皿など数種類あります)を選びます。
その後様々準備された絵柄シールの中から好みのものを選び
貼っていくのですが、
これが意外に難しかったです。
最初の説明でスタッフさんが失敗例を様々提示してくれるのですが、
これがまあまあのトラウマになり、
手が震えてなかなか貼れない。
どんだけメンタル弱いんだって感じですが……。
……で、姉が作ったのがこちら。

イルカとかウミガメとかたくさん貼ってます。
私が作ったのがこちら。

グラスはほんのり黄色いチューリップ型です。
底の部分だけ青くなっています。
どんなシールが揃っているのか知らずに席に着いたんですけどね、
目の前に立ち耳の巻き尻尾の4本足で立つ生き物がいたら、
そりゃやっぱり外せない。
たもつを配置して(勝手にたもつと言ってる)
イチョウの葉っぱとどんぐりと足跡を配置しました。

底にもどんぐり。
秋っぽいグラスになりました。
秋生まれのたもつにピッタリ。
図らずも黄色いグラスを選んでいた不思議。
メチャメチャ不器用な私ですが、
クラフト体験はとても楽しかったです。
スタッフさんがとても親切だったのも有り難かったです。

クラフト体験を終え外に出てみると、
既に薄暗くなり始めていました。

急勾配にあるこの公園の最上部出口を出れば、
ホテルまではもう間もなくです。
……と思っていたら、
え!?
門が閉まってるやん。
姉と二人オタオタしていたら、
ひょっこり現れたスタッフさんが、
「下の門なら開いてると思いますぅ~」と。
マジかー。
このままホテルに辿り着けると思っていたのに、
結局ケーブルカー1駅分を下ることに。
上りのケーブルカーを待っています。
この時はまだ気付いていないけど、
実は乗り場は向こう側。
この後慌てて道路を駆け下り階段を駆け上がり、
目的地へ向かうホームに出ました。
ケーブルカーを降り、ホテルまでは徒歩20分ほど、
ブラブラ歩いて行けばいいやと思っていたら、
外はもう真っ暗。
暫くは他の団体さんの姿もあったのですが、
彼らは途中で道を外れ、
途中からは姉と二人きり、後にも先にも人の姿はありません。
そんな中、小さな毛むくじゃらが道路を横切るのを発見!
「キツネ!? キツネじゃない?」興奮する私。
「いや、猫でしょ」と冷静な姉。
……猫でした。
ホテルに着きました。


この日の部屋はこんな感じ。

食事が楽しみ~♪
温泉が楽しみ~♪
リュックを降ろしホッとひと息というところで、
私のスマホの鳴る音が……。
え?
ここで、旅を中止し急遽帰ることとなりました。
理由はですね、
ざっくり言うと「父が体調を崩したから」です。
こんなことってある?
姉は慌ててフロントに電話を入れ、
私は降ろしたばかりのリュックをまた背負い。
冷えた身体を温める間もなく、
私たちはホテルを発つことに。
強羅駅まではホテルのバスで送って頂きました。
登山鉄道に乗った後は、姉も私ももう放心状態。
真っ暗な窓外に目を遣るばかりで、
お互い言葉少なに到着を待ちます。
そんな中、またしても電話が。
「父の体調が回復した」とのことでした。
「もー、人騒がせなんだからー」
そう笑いながら、なんとも言い難い複雑な気持ちに。
小田原からは新幹線に乗り東京へ。
千葉にいる父のところに着いたのは午後8時半過ぎ。
コロナ禍ということで面会はできず、
体調が落ち着いたとのことでこのまま帰ることに。
都内の自宅に戻ったのはもう真夜中。
あれ? この時間、ホントは箱根に泊ってる筈だったよね?
途中で切り上げた、ドタバタの箱根旅になりました。
こんなのってあるー!?
あ、幸いその後父の体調は落ち着いています。
先々週の金曜日、姉と一緒に箱根へ行ってきました。
姉と一緒に泊りがけの旅行へ出るのは久しぶりのこと。
母を亡くしての傷心旅行、
……というか父励まし旅行で広島県の宮島を訪ねたのは、
もう10年も前のことになります。
今回の主たる目的は、ポーラ美術館を訪れること。
東京からだと、まあまあ遠いです。
箱根登山鉄道に乗ってケーブルカーに乗って、
更にはバスにも乗らなければならないとなると、
泊りがけじゃないと時間が足りない。
ホテルは姉が予約をしてくれました。
HPを覗いてみると、
メチャメチャ美味しそうなフランス料理の写真が。
これは期待が高まりますよ。
都内からは小田急のロマンスカーに乗るのが王道かと思いますが、
私たちは東京駅から東海道線を使い小田原へ。
まあね、旅行気分を味わうには物足りない感もありましたが、
乗り物を楽しむ本番は箱根に着いてからですからね。
箱根湯本から登山鉄道に乗車。
外国人観光客の姿も多くありました。

さっき渡ったばかりの橋がもうすぐ下に。

スイッチバックで進んで行くので景色の変化が楽しいです。

箱根登山鉄道の車両は、
足元までガラス張りの部分もありました。
これなら眼下に広がる景色がよく見えますね。

終点の強羅駅に到着。
この先の山登りはケーブルカーになります。

私たちは強羅駅近くで寄り道を。

駅も素敵ですよね。
スイスをイメージし山小屋風の駅舎になっているそうです。
駅構内にもスイスの美しい山と鉄道の写真が飾られていました。
強羅駅は神奈川県内の普通鉄道の駅としては、
最高地点に建てられているそうです。
ここから目的地までは約350メートルとのことだったので、
ぶらぶら歩いて向かうことにします。
箱根湯本に比べ気温もグッと下がっていたのでね、
歩いて身体を温めよう♪くらいに思っていたのですが……。
これ、歩いちゃダメ、絶対!
目的地は強羅公園。
最寄り駅は、ケーブルカーに乗れば、
強羅駅から1つ目の駅になります。
駅1つ分でしょ? 徒歩5分でしょ?
いやいやいや、舐めちゃダメ。
ケーブルカーじゃなきゃ登れないような
急勾配を登るってことですからね。
もうね、心臓破りどころの話じゃないですよ。

強羅公園はとても素敵な場所でした。
……とはいえ斜面に造られているので、
公園の端から端まで歩くと、
ケーブルカーを1駅分乗る勾配を歩くことになります。
勿論階段で行き来できるようにはなっています。
温室の中はクリスマスっぽい飾り付けに。

淡い色合いのポインセチアが可愛らしかったです。


お昼ご飯は、

姉が頼んだお店イチオシのカレーと、

私が頼んだナポリタン。
なんでナポリタン? まあ、夫からも言われましたけどね。
ちょうどこの頃ナポリタンにハマってたんですよね。
景色が良いからとテラス席で戴いたのですが、
メチャメチャ寒くてナポリタンが冷麺のように冷えてしまいました。
この後は工芸体験を楽しめるクラフトハウスへ。
「サンドブラスト」なるものを体験してきましたよ。
恥ずかしながら、私、サンドブラストを知りませんでした。
前々から一度「吹きガラス」を体験してみたいと思っていたのですが、
こちらは待ち時間の関係で断念。
でも、サンドブラストがとっても楽しかったので結果オーライです。
まず、ガラス(コップやお皿など数種類あります)を選びます。
その後様々準備された絵柄シールの中から好みのものを選び
貼っていくのですが、
これが意外に難しかったです。
最初の説明でスタッフさんが失敗例を様々提示してくれるのですが、
これがまあまあのトラウマになり、
手が震えてなかなか貼れない。
どんだけメンタル弱いんだって感じですが……。
……で、姉が作ったのがこちら。

イルカとかウミガメとかたくさん貼ってます。
私が作ったのがこちら。

グラスはほんのり黄色いチューリップ型です。
底の部分だけ青くなっています。
どんなシールが揃っているのか知らずに席に着いたんですけどね、
目の前に立ち耳の巻き尻尾の4本足で立つ生き物がいたら、
そりゃやっぱり外せない。
たもつを配置して(勝手にたもつと言ってる)
イチョウの葉っぱとどんぐりと足跡を配置しました。

底にもどんぐり。
秋っぽいグラスになりました。
秋生まれのたもつにピッタリ。
図らずも黄色いグラスを選んでいた不思議。
メチャメチャ不器用な私ですが、
クラフト体験はとても楽しかったです。
スタッフさんがとても親切だったのも有り難かったです。

クラフト体験を終え外に出てみると、
既に薄暗くなり始めていました。

急勾配にあるこの公園の最上部出口を出れば、
ホテルまではもう間もなくです。
……と思っていたら、
え!?
門が閉まってるやん。
姉と二人オタオタしていたら、
ひょっこり現れたスタッフさんが、
「下の門なら開いてると思いますぅ~」と。
マジかー。
このままホテルに辿り着けると思っていたのに、
結局ケーブルカー1駅分を下ることに。
上りのケーブルカーを待っています。
この時はまだ気付いていないけど、
実は乗り場は向こう側。
この後慌てて道路を駆け下り階段を駆け上がり、
目的地へ向かうホームに出ました。
ケーブルカーを降り、ホテルまでは徒歩20分ほど、
ブラブラ歩いて行けばいいやと思っていたら、
外はもう真っ暗。
暫くは他の団体さんの姿もあったのですが、
彼らは途中で道を外れ、
途中からは姉と二人きり、後にも先にも人の姿はありません。
そんな中、小さな毛むくじゃらが道路を横切るのを発見!
「キツネ!? キツネじゃない?」興奮する私。
「いや、猫でしょ」と冷静な姉。
……猫でした。
ホテルに着きました。


この日の部屋はこんな感じ。

食事が楽しみ~♪
温泉が楽しみ~♪
リュックを降ろしホッとひと息というところで、
私のスマホの鳴る音が……。
え?
ここで、旅を中止し急遽帰ることとなりました。
理由はですね、
ざっくり言うと「父が体調を崩したから」です。
こんなことってある?
姉は慌ててフロントに電話を入れ、
私は降ろしたばかりのリュックをまた背負い。
冷えた身体を温める間もなく、
私たちはホテルを発つことに。
強羅駅まではホテルのバスで送って頂きました。
登山鉄道に乗った後は、姉も私ももう放心状態。
真っ暗な窓外に目を遣るばかりで、
お互い言葉少なに到着を待ちます。
そんな中、またしても電話が。
「父の体調が回復した」とのことでした。
「もー、人騒がせなんだからー」
そう笑いながら、なんとも言い難い複雑な気持ちに。
小田原からは新幹線に乗り東京へ。
千葉にいる父のところに着いたのは午後8時半過ぎ。
コロナ禍ということで面会はできず、
体調が落ち着いたとのことでこのまま帰ることに。
都内の自宅に戻ったのはもう真夜中。
あれ? この時間、ホントは箱根に泊ってる筈だったよね?
途中で切り上げた、ドタバタの箱根旅になりました。
こんなのってあるー!?
あ、幸いその後父の体調は落ち着いています。
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